吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

ちゃんとした会社

2006-09-05 10:48:22 | Weblog
吾輩の昔の話で恐縮であるが
吾輩が23歳で入社した設備設計事務所の名は ㈱設備連合設計事務所 社長は池田勝義氏(故人) 営業に長けた人で 住宅公団、文部省関係、その他役所に大変強かった 専売公社の九州工場の改築のときは大蔵省の秘書から当時の専売の営繕部長に電話が入ったり(僕も当時の専売担当としてありがた迷惑な面もあった)
一時は監理の人間も含め 50人のマンモス設計だった
しかしである 仕事は多い 徹夜残業は当たり前 でも給料の遅配はいつものこと
一時はこの会社をささえる人間になろうとした時期もあったが こんなではと、30歳で独立することに決めていた
仕事はいっぱい、しかも大型で率はいいはず、何故経営はうまく行かないの・・・
若い自分は疑問だらけ
あるとき自分より仕事の出来ない、しかしどこか有力者の紹介の同僚の給料を見て  ”が~ん”ときた 自分より1万円も高い
悩んだ 落ち込んだ ついに社長室をノックした ”どうしてあいつのほうが僕より高いんですか”  ”しょんなかったい 最近は初任給の相場も高うなっとるもんじゃけんな” 2日後また呼ばれた メモを見せながら ”お前んとはこげんするけん、よかな?” なんと3割もアップである
そのとき 行き当たりバッタリを感じながらも 傷ついた自分のプライドは解消した
独立したら社員の給料は大企業なみにするぞ と決意していった
でも皆さんご存知のように全く実現していない
でも営業ではなく仕事の質で勝負できているのは理想どうり
でも営業できなければやはりこのテイタラクなのだ
では設計事務所の営業ってなんなのか
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