『気くばりがうまい人のものの言い方』 山崎武也 著 三笠書房王様文庫
何気ない一言、表現の仕方次第で、人間関係をスムーズに構築していくためのものの言い方あれこれが書かれていた本でした。前書きに「言葉は生き物。だから気をつけたいことがある」と書かれていて、作者が伝えたかったことが一番的確に表現されていた文章かなあと読み終えてからそう思いました。この本では、気のきいた「一言」、とっさの「一言」、知らずにいってしまう「一言」、口に出さない「一言」、心に残る「一言」の5章に分かれていて、言葉を通して伝わる気持ちや印象をそれぞれのシチュエーションを例を挙げて紹介されていました。また日常何気なく使っている言葉を挙げながら、その言葉の奥に潜むいろいろなニュアンスを考える機会を与えてくれました。人と人とのコミュニュケーションのコツになるようなヒントが書かれていたエッセイでした。駅の書店で偶然見かけて買って読んだ本でした。