TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

5月下旬、大阪城公園で咲いていた花々とキビタキ

2023年05月27日 | ひとりごと

5月下旬、大阪城公園で散歩していた時、市民の森の一角で、キビタキがきれいな声でさえずっていたのが聞こえてきました。どこかにいるのかなとベンチに座って探してみたら近くの枝に一瞬だけ止まりました。なんとか撮影できてました。キビタキに会えたのも今春はこれで最後かもしれないなあと思いました。公園内の野鳥の数も少しずつ減ってきたように感じます。5月も後少しになってきた公園内で咲いていた花々を撮影してきました。

アジサイ園で七段花

イワガラミ

白色のシモツケ

ピンク色のシモツケ

蜂が蜜を求めて飛び交っていました。

スズメが集団で砂浴びしてたのを初めて見掛けました。

砂浴びするのは羽毛に付いた汚れやダニやシラミなどの寄生虫を取り除くために行っているそうです。スズメは水浴びもするし、砂浴びもする二刀流なのですね。

公園内のあちらこちらでタイサンボクの白い花が咲き始めてきました。今年はタイサンボクの花が咲く時期が昨年より早いです。

ヒペリカリカリシナム

28日に公園内で開催されるトライアスロンの大会の準備が東外堀や太陽の広場などで行われていました。

たくさんのコーンが積まれてました。

あくる日同じ場所を通ったら準備が着々と進んでいたのを見掛けました。

天守閣前の本丸広場のミライザ前の花壇

本丸広場の日本庭園ではサツキが咲いていました。

平日でも外国から来られた団体さんや学校の遠足の子供たちや修学旅行で来られていたように見えた学生さんたちで本丸広場は特に混雑していました。

 

 

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百花

2023年05月27日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『百花』の感想です。レコード会社に勤める葛西泉(菅田将暉さん)とその母百合子(原田美枝子さん)の家族のお話でした。原作は川村元気さんでこの映画の監督をされていました。原作は読んでいませんでした。泉が子供の頃、百合子は泉をたった一人残して1年間戻って来ず、神戸で浅葉(永瀬正敏さん)という男性と暮らしていたという過去がありました。母親に置いてけぼりにされた泉はこのことをずっと胸に秘めながらも大人になって行くのですが、ある日、百合子が認知症になっていたのを知り、百合子と向き合うようになります。泉の妻の香織(長澤まさみさん)との間に子どもができたことと絡ませながら、泉の心の変化と母親の過去の陰の部分を解き明かすような日記や記憶が遠のいて行く母親百合子とは対照的に置いてけぼりにされた少年だった頃の幼い頃の母親とのかすかな思い出や母親の愛情を思い出して行く過程が切ないようなシーンを盛り込みながら描かれていた映画でした。この映画の中で、百合子が半分の花火が見たいと言い張るシーンがありました。どんどん遠のいて行く記憶、息子の顔や名前もどんどん忘れて行く中で、唯一忘れていなかった半分の花火の思い出が繋ぐ母親と息子のたったひとつの忘れない繋がりが切なくもあり寂しくもあり温かさも感じたシーンでした。

誰でもなりたくてならない認知症の症状やその家族の寄り添い方や認知症になっても全部は忘れてしまうわけではないという事実とその向き合い方についての考え方を投げ掛けていたようにも思った作品でした。認知症についての諸々を深く掘り下げてまで描いていた映画ではなかったけれど、大切な人が自分の名前や顔や自分との記憶を忘れてしまうほど悲しくて切なくて寂しいということをしみじみ感じた映画だった気がします。

いろいろなシーンが交錯していくような撮り方の映画だったので回想シーンと現在の繋がり方が咄嗟に理解できなかったシーンもありましたが、最後まで見終えると半分の花火が描いていたシーンの意味合いやとぎれとぎれの回想シーンが挿入されていたシーンの意味がよく伝わってきた映画でした。

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