TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

「阪急電車」を読んで思ったこと

2008年02月19日 | ひとりごと
「阪急電車」の小説を読んで、通勤電車の中でもこの小説の中に出てくるような
ことも何万分の一かの確率でもしかしたらあるかもしれないなあなんて思った。
2年前までは勤務先の関係で環状線とJR東海道線で1時間以上かけて通っていた。
阪急電車はこのJR東海道線と平行で走っていた。
ここの阪急京都線は住宅街のなかを結構ゆっくりと走り、のどかな風景が広がる。
乗客の人たちも結構静かにひっそりと乗っている上品な電車だ。
一度、この阪急電車で通勤したが、阪急電車は駅が多いのと時速が遅いので
1時間40分くらいかかった。
阪急電車ははんなりというイメージが、
JRは鈍行でも何が何でも早く走らないとというイメージだった。
阪急は時間がかかり過ぎたので1時間で行けるJRをずっと利用してきた。
自宅の最寄駅からいつもJR東海道線の同じ駅で降りる人がいた。
1時間もかけて同じ行程で通勤している人を発見したときは新鮮な驚きだったなあ。
今もあの駅まで通っているのだろうか。
環状線でいつも同じ電車に乗っていた人たちも今も同じ電車に乗っているのだろうか。
自転車道をいつも鞄を片手に持って猫背で歩いていた定年真近に見えた叔父さんは
今もあの自転車道を歩いているのだろうか。
自転車で追い越したら叔父さんのほうもいつも今日は追い越されるか
結構意識していた様子だった。
あれから行かなくなった町のパン屋さんのパンが食べたいなあ。
あの道の木蓮は今頃咲いているのだろうか。
今年は寒いから川にかかる橋の上は凍結しているのだろなあ。
それを知らない高校生が同じ速度で自転車で走っていてよく転んでいたなあ。
もう一度あの自転車道を自転車で走ってみたい。
冬は六甲山から吹く強い風で自転車をこぐのも精一杯だったよなあ。
自転車がパンクしたときにはいつも直してもらった親切な自転車屋さんはまだ店を
開いておられるのだろうか。
この小説を読んでからノスタルジックに浸ってしまった。
せわしい大阪の地下鉄からはイメージできない郊外の電車ののどかさが今は懐かしい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阪急電車

2008年02月18日 | 読書日記
阪急電車 有川浩 著 
阪急今津線を背景にした乗り降りする乗客たちのほんわかする物語。
電車の中でこの小説のように見ず知らずの人々がこんなに会話を交わすのは
実際ではほとんどないことで小説ならではのことだろうが、
小説でないようなリアル感がしてとてもいい。すらすら読めた。
ここに出てくる乗客の中でも犬を飼う孫を連れたおばあさんは
凛としていてさすが阪急沿線の人っぽいと思った。
この沿線に住み、この電車で乗客をいつも観察していたのだろうなあ。
著者の観察眼がとても鋭いと感じた。
阪急線は関西地方でも洗練されたイメージがあるというかお上品な路線だと思う。
阪急今津線の風景がこの小説を読んでいるといかにものどかである様子が伝わってくる。
若いカップルたちの話もたくさん出てきたが若いってやっぱりいいなあと思った。
この小説を読むと楽しく、元気になれたように思う。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年は寒い!

2008年02月17日 | ひとりごと
今年は寒い!
昨日も雪がちらついたし、
今日も天気予報では昼頃から夕方にかけて雪マークがついていた。
早くもう少し、ぬくくなって欲しい。
もうこのへんで寒いのはいいや。
来週半ばになるとこの寒さも少しゆるむとか。
雪国が春を待ち望む気持ちが少しわかったような気がした。
プロ野球キャンプ地の沖縄は例年になく今年は大分寒かったそうだ。
それにしても日本ハムの中田君はよく打つなあ。すごいよ。
花屋の店先に春の花が少しずつ増えてきた。
好きなチューリップの花もよく見かけるようになった。
早く春の花がたくさん咲く時期になって欲しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天王寺堂のみたらしだんご

2008年02月16日 | ひとりごと
大阪前田製菓の天王寺堂のみたらしだんごを買いに
上本町の近鉄まで行った。
ここのみたらしだんごはおいしい。
一本、65円だ。一本でも売ってくれる。
今回は6本買ってきた。
何年か前までは、大阪梅田の阪神百貨店にもあった。
子供の頃、会社の帰りに父がよく買ってきてくれた懐かしい味は
昔と変わっていない。
おはぎや桜餅や草餅もおいしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族ってなんだろう

2008年02月15日 | 読書日記
家族ってなんだろう ポプラ社
アグネス・チャン、立松和平、三宮麻由子、星野哲郎、古東哲明が
それぞれ、家族についての思いや家族とは何かについて語った本。
アグネス・チャンは子供とのコミュニケーションを大切にしているという。
子どもに負けたくないという気持ちもあって
子どもが聴いている音楽よりも進んでいる音楽を作りたいし、
子どもが想像できないような活動もしたい。
子どもが聴いている音楽はすべて聴き、読んでいる本も必ず読むという。
日本ユニセフ協会大使としても地球上の子どもたちを支援するという仕事を
精力的にこなし、世界中の子どもたちが楽しく生きていけるような世界にしたいと
いう強い信念をもつ。
星野哲郎さんは多くの歌をこの世に送り出しきた方だ。
小さい頃からお母さんと祖母の三人暮らしだったという。
そんな星野さんも結婚され子どもに恵まれ、孫もできと
家族が星野さんにとってかけがいのないものであると語っている。
エッセイストである三宮さんは盲目なのは家にお金がないから治せないと
小学生のときに思っていたらしい。
自分のことをちゃんと精一杯考えてくれていると思ってからは
その気持ちもほぐれてきたという。
作家の立松和平さんは愚直で平和に生きる日本人の庶民の典型だったという
両親に育てられたと書いてあった。
とくに野心もなく、平凡で愚直で家族の幸せをかみしめていくような生き方、
家族のために一生懸命働くことのできる時代をよろこぶ人たちがつくった国が
敗戦後の日本だと思っておられるという。
平凡な庶民である父母がを誇りに思っておられるという。
ご自身にも家族ができ、初めての子どもが奥さんに出来たときも
インドにしばらく行っていたとか。
けれど、最後には家族の元に必ず帰ってきたという。
家族とはつかず離れずの、たしかな絆で結ばれているという関係がいいという。
哲学者の古東さんはインドに行ったときに出会った少女ルーナに
教えられたという。
インドの貧困は半端じゃない。
ルーナは両親も家もなくし、貧困にあえぐ13歳の少女であった。
何気なく見上げた菩提樹のキラキラ輝いているのを見て、
これほど美しいものを見たことがなかったそうだ。
木々ばかりか汚れた町角も貧困のきわみで生きている人たちも
何もかもがとても大切で貴重なものに想えたという。
それは「歓待」というふつうなら望ましくないこと、不利益なこと、異様なこと、
嫌なこと、そんなさまざまな悪をそれでも受け入れる態度のことだそうだ。
家族という単位を超越した「歓待」という態度を少女ルーナの生き様で
実証されたという。
そこに在るということが至高の状態なのだ。
それぞれの文化人が語る家族像をトータルすると家族とは何かが感じられる本だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザッハトルテ

2008年02月14日 | ひとりごと
今日はバレンタインデー。
バレンタインデーの2週間前からどこのデパートでも
チョコレートの特設売り場ができる。
この前、ザッハトルテが食べたいなあと思って近くの百貨店まで買いに行ったけれど、
まるまる1個しか売ってなくて値段が高かったので買うのをやめた。
ザッハトルテの本場、オーストリアでトイレを借りるためにザッハトルテを
注文して食べたことがある。そのときからザッハトルテを食べたことがなかった。
オーストリアではそんなに高くなかったような気がしたけれど、
あんなに値段が高いとは思わなかった。
そこまでして食べたいというほどでもなかったので今回は見送った。
この頃はバレンタインデーで日頃売っていないチョコレートを
誰かにあげるのではなくて自分のために買って食べる人が多いとか。
確かに普段売ってないチョコレートがこの日に向けて売り出されていたものなあ。
薬仕立てのチョコレートとか変わったチョコレートもあった。
今日はチョコレートケーキでも買って帰ろうかなあ。
そのときはチョコレート売り場を横目に見送って、書店とCD売り場に行った。
たまたま見つけた本と「きせつのうたベスト」というCDを買う。
このCDは「どこかで春が」とか「おばけなんてにないさ」とか「北風小僧の寒太郎」とかの
子供のころに聞いた懐かしい歌が30曲入っていた。
なぜかこのCDを聞くと神経が休まるというかほっとしている。
たまに童謡とか唱歌を聴くと神経が休まるのだ。
デパート券があったのでそれで買おうと思ったけれど
なぜか商品券では後にずっと残るものをという変な習慣があるので
せっかく持って行った商品券で何も使わず、現金で買って帰ってきてしまった。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレビ寺子屋

2008年02月13日 | ひとりごと
テレビ寺子屋を見た。
お母さんを前にして毎回、ゲストの講師が教育について講演する番組。
今回のゲストは臨床心理士の長谷川博一氏。
SMAPの「世界に一つだけの花」を取り上げて
この歌を好きではない理由をまず述べておられた。
どこが嫌いだという理由は花屋に並んだ花は
どれもしゃんと背筋を伸ばしているというところだという。
それは選ばれた花だけであって、背筋を伸ばしているのも
それはそうするようにさせられているから嫌いなのだという。
それを子育て論にたとえて、
2番の歌詞に出てくる名もなき花にもちゃんと光を当てている歌詞を取り上げて
作詞者の槙原君をさすがと褒めていた。
子供のいいところばかりをみつけて褒める教育のありかたについて、
何も褒めるところがない子もなかには絶対にいるのだという。
そんな場合もそこに今いることだけが価値があることなのだと
言葉に表して子供に言うことが大切なのだと述べておられた。
家庭においては母親がだめだだめだと自分を否定するのではなくて
だめな自分をも肯定し、子供がだめでもそこにいるだけで価値があるのだと
肯定できる家庭に子供が育つことがその子にとって幸せへの第一歩なのだと述べておられた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

左利きの日

2008年02月12日 | ひとりごと
2月10日は左利きの日だったそうだ。
地下鉄の車内の広告に書いてあったので初めて知った。
世界的には8月13日だそうだが、日本ではお盆の時期と重なるからこの日に制定したとか。
左利きは最近では市民権を得ているので暮らしやすくなった。
両利きではあるが、包丁でのカット、ボールを投げるとき、針を持つとき、
カン切りを切るときなどは左手だ。
右手ではできないこととどちらの手でもできることと分かれる。
包丁で切るときは左手しかできないが皮をむくときは右手しかできない。
ユニバーサルデザインという発想が定着しだしてからは左利きの人にも
不自由しないことが増えたことも多くなったと思う。
ハサミは昔は右利き用しかなかったがこの頃はどちらの手でもいけるものが
ほとんどだし、いろいろなものに工夫されてきたように思う。
けれど、駅の自動改札は右利きの人用しかない。
カメラのシャッターやビデオカメラのシャッターも右についているよなあ。
左利きの人が右利きの人と全く同じようになるまでは
まだまだこれから進化していく必要があるのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪の大阪城の梅園

2008年02月11日 | 
昨日の午前10時頃、雪景色の大阪城の梅園に行ってきた。
一昨日の雪はおろし状態、梅園の土の道は雪が凍って
すべりそうなところもあった。
梅は例年よりは遅れているみたい。まだ、1割も咲いていない。
今年は寒いのでなかなか咲かないのだろう。
この寒さがこのまま続けばあと2週間くらいはかかるだろうか。
今年は3月の初旬から中旬くらいが見頃になるのかもしれない。
こんなお天気でも団体の観光客の方々がたくさん梅園を訪れていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪市内にも久々の雪が降った

2008年02月10日 | ひとりごと
2年ぶりくらいになるだろうか。
昨日は大阪市内にも雪が夕方までずっと降り続き、大分積もった。
5センチ積もったとかニュースで言っていた。
今日の朝もまだ歩道や屋根の上などに雪が残っている。
道路は凍結しているところもある。
今日でも雪だるまが何個も作れるくらいだ。
天気予報ではそんなに積もるほど降らないといっていたのに
午前中、自転車で出かけたら帰りはぼた雪かみぞれのような雪が降っていて
雪が大分積もっていた。
何年か前に雪が降ったときに、自転車で帰る途中に点字ブロックの上を通った。
そのときにそんなにスピードを出していなかったにもかかわらず自転車が滑って
転んだことがある。転んだときに手をついてしばらく手を使えなかったことを思い出した。
昨日は上本町まで行ったので上町台地を下るときに坂が続くので雪道は滑りそうで
こわかったのでいつもよりスピードをゆるめて帰ってきた。
雪が降るといつもより歩道を歩いている人も少なくなるようだ。
難波に行った家族が難波の周辺は道に雪が少しも積もってなかったよと言っていた。
夏に難波を歩いていたら地面からの熱気が生ぬるくて同じ大阪市内でもすごく暑かった。
飲食店や高層ビルが乱立する繁華街はそれだけ熱を持っているから
雪も積もらないのだろうか。
屋根に積もった雪でめがめ雪だるまを作った。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする