TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

お母さんのワカメスープ

2008年02月09日 | 読書日記
お母さんのワカメスープ コ・ヘジョン著 新潮社
お母さんというものはどこの国でも子どものことをいつも考えているお母さんなのだ。
お母さんにつらく当たるときもうるさく思うときもあるだろうが
誰でもお母さんはいつかいなくなるのに気付く。
この本を読んだら気付くのが遅くなる前にお母さんに心を伝えなくてはと思うだろう。
著者は韓国の人気脚本家。
親になって初めて知った母の心を娘として母を思い、
お母さんへの感謝の言葉が1冊の本に収まっている。

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笑う中国人

2008年02月08日 | 読書日記
笑う中国人 相原茂 著 文春新書
世界の日本人ジョーク集という本が少し前に流行っていたが、
この本はその中国バージョンのようでもあり、中国人観が書かれていた。
これを読むと中国人の事情がよくわかる。
北京オリンピック開催年でもあり、最近は毒餃子事件で中国が話題に上がっている。
副書名に「毒入り中国ジョーク集」と書かれていたから餃子の毒のことかと思ったら反骨精神の毒だった。
いろいろなジョークが紹介されていたが、この中でも一人っ子政策のジョークがおもしろかった。
中国人の反日感情がわかるジョークも印象的だった。
この本の中で中国産の「品質、偽物、安全」の問題は三十年ほど前から存在していたと書かれていた。
近年では食の安全のため、内部通報や告げ口を奨励し、賞金もあるという。
北京オリンピックがあることだし、しっかりと改善してもらいたいとつくづく思った。
最後の章で「汽車」は中国では自動車のこと、「手紙」はトイレットペーパー、
「湯」はスープのこととかいろいろの中国語と日本語の漢字の意味の違いにまつわるジョークが紹介されていた。
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大安吉日

2008年02月07日 | ひとりごと
昨日は大安吉日のせいかいろいろな出来事があった。
赤福が営業を再開し、早朝から大変な行列で繁盛している様子が報道されていた。
赤福や吉兆はまだ被害者が出ていないので
最近は赤福や吉兆の一連の騒動が中国の毒入り餃子に比べればまだいいほうに見えてくる。
橋下新知事が大阪府知事に今日付けで就任した。
就任前には図書館以外の府の施設を民営化・売却する方針を打ち出して
早速物議を醸し出している。
ドーンセンターもワッハ上方も個人的には公共の施設として残して欲しいと思う。
就任後、順次、視察して民営化・売却する施設を選別するとか。
出演した数々のテレビで発言していたときのように
そのときの雰囲気でコロコロ意見を変えるのだけはやめてもらいたいと思う。
昨日の就任会見では「財政非常事態宣言」を出したり、
大阪府庁内を回って大阪府職員に一緒に死んでくださいと言ったり、
大阪府政再建に向けていよいよ動き出した。
一緒に死んでくださいって変な言い方。
大阪府が再生するためにもがんばって欲しいけれど・・・・・なんか変な感じがした。
東国原知事を超えられるかという見出しで昨日の夕方のニュースでやっていたけれど、
メディアに取り上げられる回数は東国原知事に負けないくらい確実に多くなるのだろう。
今日の知事のコーナーができるかもしれない。

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母べえ

2008年02月06日 | 映画鑑賞日記
「母べえ」の映画鑑賞の券が当たったので梅田まで見に行った。
指定席なので窓口で人のいない前の座席と言って指定券と引き換えた。
観客は年配の人が多かった。午前中にしてはたくさんの人だった。
戦争はささいな家族の幸せをも踏み躙るものだったのだということと
平和ということの大切さを改めて感じた映画だった。
吉永小百合さんの優しいけれどたくましい母親像は
戦争中の日本の母親だけでなく日本人に受け継がれてきた母親像を映し出していた。
治安維持法のため、父べえは結束されてしまう。
残された吉永小百合さん演じる母べえとその子供の初べえ、照べえ。
戦争という混沌とした時代を懸命に生き抜く一家族の姿を通して考えることも多かった。
あの当時の人々のいろいろな思いも今の時代に通じるものがあるなあと感じた。
背景が戦争という時代にもかかわらず、しっかりものの初べえ、かわいい照べえ、
文学青年山ちゃんの人の良さそうな人柄や
鶴瓶が演じる奈良のおもしろいおじさんなど、
楽しく、優しく、暖かく、微笑ましい場面も多かった。
卓袱台を囲んだ家族の姿をいつも見せてくれる山田洋次監督ならではの映画だった。



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あのころ、先生がいた。

2008年02月05日 | 読書日記
あのころ、先生がいた。 伊藤比呂美 著 理論社
理論社のYAシリーズである「よりみちパン!セ」のシリーズのうちの1冊。
一言で言うと詩人である著者の子どもの頃の先生談だった。
子どもの頃、学生の頃はわからなかったけれど、50歳を過ぎた著者が
今されている仕事はむかし、学校で教わったまんまじゃないかと
感じておられると前書きに詳しく書いてあった。
もちろん、好きな先生ばかりじゃなかったけれど、
そばにいた先生たちが教えてくれたことや見せてくれた生きざまが
今になってずっしりと著者の中に存在していると書かれていた。
先生をうっとおしい大人の一人としか思っていない若い人たち、
あるいは学校の授業をつまらないと思っている若い人たちに
若いうちにこの本を読むことで気が付いてくれたらなあという
著者の親心が伝わる本だった。
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禁煙の温度差

2008年02月04日 | ひとりごと
東京と大阪では飲食店など公の場での禁煙対策に温度差があるとニュースで言っていた。
東京はタクシーや私鉄ホームが全面禁煙となっているそうだが、
確かに大阪は全面禁煙でなくて喫煙場所を限定した分煙制をとっているところが多い。
大阪の学校も敷地内全面禁煙にするとか全面禁煙化も一部では進んでいる。
公共の場所で煙草を閉め出す傾向にあるので路上で煙草を吸う人が昔より増えたと思う。
路上で煙草を吸っている人が路上で火がついたままの煙草をポイ捨てをする光景を
よく見かけるようになった。
家の前も煙草の吸殻がたくさん落ちている。
車の中から路上に捨てたと見られるような煙草の吸殻のかたまりもよく落ちている。
公共の場所から全面禁煙で閉め出しても路上や他の場所で被害が増えるので
ある程度、分煙制にするほうががいいのじゃないだろうかとも思う。




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脱落者

2008年02月03日 | 読書日記
脱落者 織田裕二 著 朝日新書 
映画『踊る大捜査線』『東京ラブストーリー』などの数多くの映画やドラマで
活躍してきた著者が特に悩める人たちへ贈るメッセージがたくさん詰まった本だった。
「高校1年生のときに自殺を考えたことがある」と衝撃的な文章で始まるこの本は
著者の言葉で素直に語りかけていて好感がもてた。
テレビを通してしか聞いたことがなかった著者の発言だけではわからない
俳優としてのこだわりやポリシーなどがこの本ではわかりやすく書かれていた。
高校のときにテニスに没頭していた著者が膝を痛めて
テニスをあきらめなければならなくなったそうだ。
テニスの世界にしか生きられないと思い込んで自殺まで考えたという。
けれど、開き直ってバンドを組んだりして模索しながら青春時代を過ごしたという。
その結果、著者はやりたいことがなくなったのではなく、
ただ何もしたくない状態をそう錯覚していることに気が付いたという。
そして、立ち向かっていくしかないと自覚したそうだ。
「人生のレールはひとつではない。道なき道を、ときには走って、
ときには歩いて、とにかく前に向かって行く。」
それを著者は脱落者と呼んでいる。
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中国製餃子中毒事件

2008年02月02日 | ひとりごと
3家族10人が被害に遭った中国製ギョーザ中毒事件で全都道府県で
500人近い人々が何らかの健康被害を受けたとニュースで報道されていた。
今も入院している人々がいたり、完全に快復していない人々もいるとか。
最近の中国で製造、加工された製品について、健康上好ましくないことも多いと
何度か報道されていたし、中国産の安全性について疑問を持つ人々がこれでまた増えそうだ。
かといってコストの面とかで中国製のものを輸入しないと日本の食生活が成り立たないそうだ。
この前、中国製の乾燥ワカメを味噌汁に入れて食べたらワカメが硬いのと苦い。
また、味噌汁の味も苦くなっていたのでほとんど食べずに捨てた。
これからは苦いとかは食べないほうが無難だとこのニュースを聞いてからはそう思った。
食べ物の中毒は本当にこわい。はっきりと原因究明して欲しい。
中国産の野菜は購入しないようにとかメイドインチャイナと書かれた食べものは
なるべく購入しないようにしてきたが自己防衛策にも限界があるのでこわいと思う。
小売店の表示も国産と書いていても中国産かもしれないし、
自分である程度見分けるようなノウハウをこれからは知っておくのがいいのかもしれない。
中国製や中国産がすべて悪いものとは言えないだろうが靴下とかで
メイドインチャイナと書かれたものは洗濯したらすぐに穴があくので
最近はメイドインジャパンのものを購入している。
100均で扱っている電気製品は火事になりそうでこわいので買わないことにしている。
日本にはメイドインチャイナのものがたくさんあるのでこれからも取捨選択しながら
安全性の高いものや健康にいいものを購入するようにしないといけないなあと実感した。
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はじめての文学 重松清

2008年02月01日 | 読書日記
はじめての文学 重松清 重松清 著 文芸春秋
短編小説ばかりの読みやすい本。
この中でも「あいつの年賀状」という短編がなんとなくよかった。
小学5年生の親友同士がケンカをして絶交する。
冬休みをはさんでの絶好期間になってしまったが主人公の少年は
親友裕太には絶交中ということもあって年賀状を出さなかった。
年末に裕太は両親の仕事の関係で札幌に行ってしまうということを知る。
遠くに行ってしまう裕太に謝りたいけれど謝まれないまま新年になってしまう。
裕太からは年賀状が送られてきた。
裕太からの年賀状には「あけまして ごめん」と書いてあった。
主人公の少年もあわてて[A HAPPY NEW こっちもごめん」と書いて
投函したら時間がかかるので直接、裕太の家に年賀状を持って行く。
言葉ではなかなか言えないことが一枚の年賀状が二人の心にあったわだかまりを
あっさり溶かしてくれたというお話。

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