あのゲーテの言葉、「人生は全て次の二つから成り立っている!」のふたつって、「何」と「何」だと思いますか?ふたつとは、「したいけど、できない」と「できるけど、したくない」なんですね。
サラッと聞く分には、何となく分かったような分からないような感じ?に聞こえるかもしれませんが、この格言、ものすごく端的に真理を突いている絶妙な言葉なのです。まず、「したいけど、できないこと」。これは「本当はできる可能性があっても、自らできないと諦めてしまっていること」とも取れます。次に、「できるけど、したくないこと」。こちらは、「本当はもっと素晴らしい結果が得られるのに、自らその機会を逃している」と取れます。
つまり、「したい・したくない」を決めるのは、もちろん自分自身な訳で「できる・できない」を決めているのも結局は周りではなく自分自身なんですよね。
経営の現場でもよくこういう言い回しを聞くことがあります。「したいけど、時間がない、人がいない、忙し過ぎる」或いは、「やればやれるけど、やる意味を感じない」要は裏を返せばやらないといういずれも逃げ口上ですよね。何事も「できる・できないじゃなく、やるか・やらないか」誰もができることを、誰もやらないくらいに一所懸命やれ!という、行動あるのみという教訓でした。