二度とない人生だとわかっていても、ついつい気を抜き忘れたり通り過ぎてしまうことがある。また引返せる、やり直せると思ってる訳ではないがそこまで真剣に考えたこともない。ジャン・パウルはこんな言葉を残している。
「人生は一冊の書物に似ている。馬鹿者たちはそれをパラパラとめくっているが、賢い人間はそれを念入りに読む。なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことが出来ないのを知っているから。」
人生の長さが大差ないなら自分以外の人の思いや考え、生き様など知った方が得するものだ。他人の人生体験談をじっくり読んでいろんな人生観を覗くのも面白い。彼岸の中日、仏壇の父母に声掛けても応えはない、ただ感謝の気持ちを口にするだけだ。