誰しも現実を直面すれば見えるものも見えなくなることがある。通り過ぎた出来事を振り返るとその時の辛さを苦笑い、かと言って目をつぶるとか飛び越して先々を覗くのも怖いものがある。夢や空想ならまだしも、どうにもできない現実をどう捉えていくかが問題なのだ。
『一歩下がってみれば、視野が広がり、「なんだ、結局のところ、たいしたことではなさそうだ」と思えるようになる。』 (W・ミッチェル)
斜め・逆様・裏側といろんな見方を試すが、もうひとつのやり方、立つ位置を移動し目の前の現実から一歩下がって覗くとどうだろう。意外と全体像が広がり気づきや新たな発見にぶち当たるものだ。発想を捻出するには頭を抱え込まず単に視点距離を変えるだけでも面白いと思うよ。