これで4年目となる障害者教室が始まった。生徒さん達は中年から若者・女性もいて年齢もマチマチ、共通するのは知的障害者の軽度、いろいろな個人的病状や持病は触れてはいけない。とにかく接し方やその他センチメンタルな面に一番気を遣う。
最初はオリエンテーションでそれぞれに自己紹介とやってみたい仕事などを発表。仕事に興味を持つ意味からゲーム感覚で近所の店や行ったことのある店を紙に書き出してもらう。周りに働ける職場がこんなにあるのかと気付いてほしいのだ。
授業はまず働く心構え、権利(給料)と義務(仕事)のどちらを優先すべきか理解してもらうことから。続いて職場における決め事を基本的なロールプレイングで学ぶ。喋り方は新入研修とほぼ一緒、但し障害者と言えどプライドは人一倍、それと決して怒らず褒めに徹することは経験から得たもの。延べ10回の教室、愉しまないことには生徒さんに見透かされてしまう。