明日の資料作りに大わらわの最中、今年も障害者職業能力開発校から技能指導の依頼がある。せめてもの社会への恩返しと思い毎年教室を引き受けているのだが、今年はコロナ禍の影響で中止だろうと読んでいた。例年よりひと月遅れのオファー?出張も2ヶ月ほど取り止めた経過もあり引き受けるべきか悩んでいる。
感染第二波も囁かれる北九州地域にある開発校、実はすぐ隣の駅にも顧問先があってこの状況下で訪ねるのを遠慮していた。強っての依頼は有り難いことだがクラスターの病院や混み合うバス路線とくれば感染リスクは増加、まして高齢者の講師となれば尚更危険度は高いという訳だ。それ以上に心配なのは地方のクライアント先への感染拡大、仮に無症状でも感染持ち込む危険性が懸念される。これでは恩返しどころか恩を仇で返すことにもなりかねない。
ただ、知的障害を持つ生徒達の他愛無い顔を思い浮かべると一方的に断る訳にもいかず、担当職員と何度かやり取りをした。結局はJR駅までの送迎で回数も半分ということで了承。本業合間の日程を調整して伝えることにした。長年培ってきたスーパーマーケットの実務、言葉ではなくボディランケージで伝えるのは並大抵ではないがこれも自分にしかできない役割りと思うと遣り甲斐も湧いてくるようだ。