宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2009/03/03
(続き)
柳家を出て、雨の降る小田原の街をてくてくと。地元の泥酔院さんに引率してもらって、次に向かったのはこちらも泥酔院さんのいきつけ「きらり」です。



泥酔院さんが、昨年100回以上通ったというこのお店。近々閉店してしまうとお聞きして、無くなる前に是非1度お邪魔したいと思っていたのでした。2階に上がる階段の上には渋い提灯が、そして入り口脇には緑色のちょっとポップな立て看が待ち受けてくれています。



こちらは若くてお美しい女将さんが、ひとりで切り盛りするお店。小料理屋を思わせるお店の入り口を入ると、カウンター5席と、小上がりの1席の小さなお店です。カウンターの中から「●さん、いらっしゃいませ」と女将さんが、そしてカウンターにいらっしゃる先客のおふたりさんも泥酔院さんと親しげに挨拶をされてます。カウンターにお邪魔し、注文はこちらでも泥酔院さんにお任せ。飲み物は泥酔院さんのキープキンミヤのご相伴にあずかり、炭酸とレモンでいただきます。



このレモン、ミカンのような味わいで酸っぱくないのです。キンカンサワーのような味わいですね。すいすいと呑めちゃいます。カウンターの中では、女将さんがテキパキとわれわれのお通しを用意してくれています。



立派なお通しです。朝採れのブロッコリは濃厚な味わい。衣かつぎに、すき焼きの小さいお皿も美味しいです。途中、もうひとり常連さんがいらっしゃって、カウンターが満席に。女将さんを中心に、楽しい話題で盛り上がります。こちらのお店を閉めてしまうのは、はす向かいで営業するお店の店主さんと一緒に、茅ヶ崎で新しいお店を開くからということ。女将さん目当てに通った常連さんも、恋破れてなおエールを送るといった感じです。



追加したアテは、立派なふきのとうとアシタバの天ぷらです。これがまた揚げたてうまうま。素材にこだわって、愛情を注いで作られた料理はどれも美味しいですね。



小上がりには昔ながらの石油ストーブが。燗酒はこのストーブのヤカンで湯煎されます。なんだかのんびりした時間が過ぎていく中、酎ハイを3杯いただいてごちそうさま。1時間20分ほどの滞在で、お会計は2人で3,000円ちょうどでした。茅ヶ崎のお店にも是非お邪魔します、と女将さんに挨拶をして、お店をあとにしたのでした。
(つづく)

コメント ( 6 ) | Trackback ( )




2009/03/03
静岡での所用を終え東京に戻るこの日、小田原通過は午後16時頃の見込み。それではと小田原在住の酒友、泥酔院さんに小田原をご案内いただくことになりました。用事が思ったより早めに終わり、小田原到着が15時過ぎに。すると泥酔院さん、午後のお仕事をお休みして駆けつけてくれました。申し訳ございません。雨がしょぼしょぼと降る中、1軒目のお店へ小田原駅から歩いて向かいます。お店への到着は16:15。排気口から煙が濛々と上がってます。



こちらのお店は、焼き物が16時からとのこと。ちょうどいい時間に到着です。お店に入ると、先客のお客さんがカウンターの奥に1名。われわれは左手前のテーブル席に着席し、まずはホッピーをいただきます。



カウンターの中では店主が黙々と焼き物を焼いています。味わいのある店内を見回すと、カウンターと細長いテーブル席が4つほど、それに奥には小上がりと、思っていたより大箱な感じです。カウンターにはゆで落花生の文字もありますね。ここは泥酔院さんに注文をお任せして、ホッピーで乾杯です。



ホッピービバレッジの社長さんが赤坂から小田原まで飲みに通ったという、伝説のホッピー。旨いです。何となく横須賀の銀次でいただいたホッピーを思い出しました。ジョッキに付く泡は河本のホッピーに通ずるところもあるかと。泥酔院さんによると、こちらの焼酎はキンミヤとのことなのですが、どうやら25度と20度を混ぜているのではないか、とのこと。なるほど、フクザツですね。お店の奥から女将さんも出てきて、最初のおかずがやってきました。



メニューには「ハイヒール」と。なるほど、豚足ですね。ニンニクの効いた味噌だれも旨いです。ごりごりと豚足をかぶりつきながら、ホッピーをぐびり。旨い。



お次は特製カシラニンニクです。ほろほろのカシラ肉は、串を打たずに焼いてあります。これまた旨い。ホッピーが進みます。もう1杯いきましょう。



カシラに添えられたキャベツは、味噌を付けていただきます。カシラに味噌を付けても美味しいですが、特製ニンニクダレが美味しくて付けなくても美味しいですね。まさにホッピーにぴったりのアテです。



テレビではこの日の夕方から雪になると。電車が止まったら大変ですね、何て話をしながらホッピーを呑み干してごちそうさま。45分ほどの滞在で、お会計は2人で3,000円でした。



念願の小田原の名店柳屋に来ることができて、満足満足。雨の降る中、お店をあとにしたのでした。
(つづく)

コメント ( 2 ) | Trackback ( )