いやはや驚いた。木材の品質管理、等級を決めるのに測定機は数は少ないし、超高価。これが、これからは自分のパソコンにソフトを入れて、マイクをつなげて、ハンマーで木材の小口を叩いた音で品質が判断できるという。動的ヤング係数が出るのだ。その実演を見た。製材所さんもビックリ。これ、素人の自分にもできるんじゃない?とも思ってしまったよ。流通や木材管理の革命がおこる?
いま、宇和島で和田耕一先生の「近代建築の保存について」の講演が終わった。和田先生の話はいつ聞いても感動、感心、目からウロコである。
4、5年前に岡崎直司さんが宇和で和田さんの講座を設定していただいて、拝聴して以来、私の心の中での建築文化財のカリスマである。
いゃ~、今日の講演も良かった!
日土小学校の改修のこと、四国鉄道文化館の建築、設計の流れ、林業と建築の連携などなど。
印象深かったのは、大洲の懸造りのこと。少名彦命神社、如法寺、臥龍山荘。
この懸造り、これまでは臥龍山荘は知られていたが、去年の春に岡崎直司さんが他にも現地にあることを確認して、和田さんに報告。なんで早く教えんかったん!と和田さんもビックリの貴重な近代建築遺産。
懸造りといえば、京都清水寺、鳥取三仏寺が有名。山の急斜面に建てる方法。
岡崎さんも興奮ぎみにこの発見のことを話してくれたが、和田さんも負けじと興奮ぎみだった。
なにせ、この懸造り、新たに造ろうとしても建築基準法に引っかかる。この工法は後世に伝えにくい。しかも、清水寺や臥龍山荘は、縁側部分が懸造り。しかし、少名彦命神社や如法寺は三方、つまり建物体躯の大部分が崖にせり出している。これは貴重だということ。
このことは、あまり地元大洲でも知られていない。
建物の痛みも激しく、保存はここ数年の勝負だという。
このほかにもいろいろ学ばせていただきましました。感謝。
企画した地元建築士会や四電の皆様、ありがとうございました。
4、5年前に岡崎直司さんが宇和で和田さんの講座を設定していただいて、拝聴して以来、私の心の中での建築文化財のカリスマである。
いゃ~、今日の講演も良かった!
日土小学校の改修のこと、四国鉄道文化館の建築、設計の流れ、林業と建築の連携などなど。
印象深かったのは、大洲の懸造りのこと。少名彦命神社、如法寺、臥龍山荘。
この懸造り、これまでは臥龍山荘は知られていたが、去年の春に岡崎直司さんが他にも現地にあることを確認して、和田さんに報告。なんで早く教えんかったん!と和田さんもビックリの貴重な近代建築遺産。
懸造りといえば、京都清水寺、鳥取三仏寺が有名。山の急斜面に建てる方法。
岡崎さんも興奮ぎみにこの発見のことを話してくれたが、和田さんも負けじと興奮ぎみだった。
なにせ、この懸造り、新たに造ろうとしても建築基準法に引っかかる。この工法は後世に伝えにくい。しかも、清水寺や臥龍山荘は、縁側部分が懸造り。しかし、少名彦命神社や如法寺は三方、つまり建物体躯の大部分が崖にせり出している。これは貴重だということ。
このことは、あまり地元大洲でも知られていない。
建物の痛みも激しく、保存はここ数年の勝負だという。
このほかにもいろいろ学ばせていただきましました。感謝。
企画した地元建築士会や四電の皆様、ありがとうございました。