昨日、明浜で社協のサロンでお年寄り対象の健康体操があったので、飛び入りで参加。2倍速ならぬ2倍遅のラジオ体操、疲れました。兄ちゃん体力ないな~と冷やかされ・・・。
大本です。
今日は迷路絵本作家の香川元太郎さんと4月からの特別展「時の迷路」の打ち合わせでした。香川さんお疲れ様でした!
さて、今日、宇和島の和霊神社の歴史について問い合わせあり。いろいろ文献を紹介したが、こちらを紹介し忘れていた。江戸時代の怪談集との関係。
怪談集「怪談藻塩草(もしおぐさ)」という史料がある。愛媛では今治市河野美術館が所蔵している。寛政十三(一八〇一)年に出され、版を重ねるほど庶民に普及していた。当時人気のあった絵師の速水春暁斎が挿絵を描くなど、江戸時代後期を代表する怪談集である。
この巻頭に紹介されている話は伊予に関係している。「矢部が霊、神に崇る話」という題で、宇和島藩の矢部(山家)清兵衛(やんべせいべえ)が不慮の死を遂げて、祟りをなし、和霊神社(宇和島市)にまつられる話が紹介されている。
和霊神社は、江戸時代から漁業神や商売の神として知られ、現在でも西日本各地に清兵衛をまつる和霊社が見られる。
江戸時代、この「怪談藻塩草」のような出版物の普及も手伝って、和霊社のご利益は広範囲に知られるようになり、各地に和霊社が勧請されたと考えられる。