ベネズエラのチャベス大統領「呼吸困難」 病状を初公表
【サンパウロ=岩田誠司】キューバでがんの手術を受けたベネズエラのチャベス大統領(58)について、ビジェガス通信情報相は3日夜、地元テレビなどを通じて声明を出し、「肺の感染症で呼吸困難な状態にある」と初めて具体的な病状を明らかにした。「厳格な治療が求められている」として、予断を許さない状態にあることを認めた。
現地ハバナには昨年12月29日以降、チャベス氏から後継指名されたマドゥロ副大統領や、長年の側近のカベージョ国会議長、チャベス氏の実兄でバリーナス州知事のアダン氏らが相次いで訪問。「権力委譲に関する合意形成が進められている」と報じられた。
マドゥロ氏は1日のテレビ放送で、チャベス氏と面会し病状などを話したと語り、「本人も困難な状況を認識している。(病状について)常に正しい情報を国民に公表するよう求められた」と述べた。
「チャベス大統領は順調に回復」 ベネズエラ政府
ベネズエラ政府は13日、キューバでのがん手術後、肺の感染症で呼吸困難に陥ったチャベス大統領(58)について、治療の効果が出て順調に回復していることを明らかにした。意識もあるという。
国営テレビで声明を読み上げたビジェガス情報相は「感染症はコントロール下にある」と強調。チャベス氏は家族や政権幹部、医師とコミュニケーションを取っているという。
チャベス氏は先月11日に手術を受けた後、公の場に姿を見せておらず、今月10日の4期目の就任式も欠席した。(共同)
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