G20 警察官3万人余が大阪集結 最高レベルの態勢で警戒
2019年6月24日 16時54分
今月28日から開催される「G20大阪サミット」は、37の国や国際機関などの代表が参加し、大阪には関係者や報道陣を含めて約3万人が集まる見通しで、警察は最高レベルの態勢で警戒や警備にあたっています。
大阪では、会議が行われる大阪住之江区咲洲の施設や各国の首脳が利用するホテルや空港などの警備に、最大でおよそ3万2000人の警察官を動員し、3年前の「伊勢志摩サミット」の2万3000人を大幅に上回る見通しです。
会場の周辺などではすでに車両の検問などが実施されテロなどの警戒にあたるため、警視庁をはじめ全国から応援の部隊が派遣されています。
また、不審なドローンの対策として最新の機材などを備えた専門の部隊も配置されます。
世界各国では比較的警備が緩く、大勢の人が集まる「ソフトターゲット」がたびたびテロの標的となっていることから、警察は大阪以外でも繁華街や駅などに制服姿の警察官を多数配置し不審者などの警戒にあたっています。
海外では大規模なイベントをねらったテロも
2005年にイギリスで開かれたサミットの期間中、首都ロンドンの地下鉄とバスがイスラム教徒の若者らによって相次いで爆破され、50人以上が死亡しました。
また、ロシアでは、ソチオリンピック開催を控えた2013年、路線バスや鉄道の駅をねらった自爆テロが相次いで発生し、合わせて40人が死亡しました。
大勢の人が集まり、比較的警備の緩い「ソフトターゲット」がテロの標的とされる傾向があり、最近は、特定の組織と直接のつながりを持たない「ローン・ウルフ」と呼ばれる一匹おおかみ型の人物によるテロ事件が多いのが特徴です。
日本の警察は、各国の治安、情報機関とも連携して海外のテロリストの入国を防ぐ対策を進めているほか、インターネットなどを通じて過激な思想に影響を受けた国内の人物がテロを起こす可能性も否定できないとして、警戒を強めています。
官房長官「安全確保に万全を期す」
G20の初日 大阪城エリアの立ち入りを禁止
2019年6月24日 15時25分
大阪市は、サミット初日の28日に大阪城公園で関連行事が予定されていることを受けて公園内の警備を強化するため、この日の午前9時から午後11時までの間、本丸地区、二の丸地区西側大手前地区への立ち入りを禁止することを決めました。
このほか大阪城天守閣が27日と28日の2日間、西の丸庭園と庭園内にある茶室の「豊松庵」を25日から29日までの5日間、それぞれ入場を休止することが決まっています。
G20を前にロッカーやゴミ箱を封鎖 関西の主要駅で
2019年6月24日 14時42分
G20大阪サミットに向けた警備強化の一環として、24日から大阪府内を中心にJRや私鉄の主要な駅でコインロッカーやゴミ箱が使用できなくなっています。
鉄道各社は今月28日と29日に開かれるG20大阪サミットに伴う警備の強化に合わせて、24日から29日にかけて大阪府内を中心に関西の主要な駅にあるコインロッカーとゴミ箱を完全に封鎖しました。
このうちJR西日本では、主要な駅にあるコインロッカーがすでに預け入れていた荷物の取り出しも含め、全面的に利用ができなくなりました。
JR大阪駅では大きな荷物を持って戸惑う人の姿も見られ、富山県から訪れた男性は「サミットが開催されることは知っていましたが、ロッカーのことは知らず、びっくりしています。キャリーケースを持ち歩くのは大変ですがしかたがないです」と話していました。
駅のホームなどのゴミ箱もサミットが終わるまで使えなくなるため、鉄道各社は、利用者にゴミを持ち帰ってもらうなど協力を呼びかけています。
関空でも警戒進む
24日からは、ターミナルビルなど10か所にあるコインロッカーが使用ができなくなったほか、トイレなどにあるごみ箱の一部が撤去されました。
また、ビルの入り口には、利用客の航空券の確認や手荷物検査を行うための臨時のゲートが設けられ、27日からの運用開始に向けて準備や確認が進められています。
関西空港では、このほか高速道路での大規模な交通規制に合わせて、27日から30日まで空港と関西各地を結ぶリムジンバスで運休やダイヤの変更が行われる予定で、バスの停留所には、注意を呼びかける紙も貼られています。
空港を運営する会社は、空港へは鉄道を利用し、十分な時間の余裕を持って訪れるよう呼びかけています。
関空で交通規制など QRコード入りカードを外国人旅行者に
2019年6月24日 18時46分
G20大阪サミットを前に外国人の旅行客が交通規制などの情報サイトに簡単にアクセスできるQRコードが記載されたカードが24日、関西空港で配布されました。
関西空港の国際線の到着ロビーでは24日、関西エアポートの担当者らが到着した外国人旅行者にこのカードを配りました。
カードは名刺ほどの大きさで、表面には交通規制や空港、鉄道、バスなどを意味するロゴが英語、中国語、韓国語の3か国語とともに記されています。
裏面には警察や鉄道会社など9つの関係機関のホームページにつながるQRコードが記載されていて、外国人旅行者がG20大阪サミットの期間中に必要な情報に簡単にアクセスできるようになっています。
アメリカから観光に訪れた女性は「G20が大阪で開かれるのは知っていたが、交通規制が行われることまでは知らなかった。カードは便利だと思うので使いたいです」と話していました。
関西エアポートの西尾裕専務執行役員は「外国から来た人たちが不便を感じないように、情報をコンパクトに伝えられるようにつくりました」と話していました。
阪神高速マジで何も走ってない、すげぇ。#サミット #G20 #大阪 #阪神高速 #環状線 pic.twitter.com/izaPekN01i
— えーちゃん (@a1chanZ) 2019年6月26日
出勤路で帝国ホテル前を通ったんだけど、
— マイマイ (@hitomaimai) 2019年6月26日
ホテル周辺の道路を3重にゲート作ってて、
背後は大川だし、立地は湾だし「インスタント城郭」って感じで、朝からちょっと感動した。
噂ではアメリカの大統領が来るってもっぱらだけど、これみると根拠を感じる。#交通規制 #G20 pic.twitter.com/5evX8yYaV9
阪神高速から車居なくなるなんて次撮れるか分からないので、出勤前に法円坂で向かったら、阪高どころか下道も交通量激減してて、非日常感が半端ない絵になってしまった。 pic.twitter.com/dwpIocHKZg
— わだみせ (@Wadamise) 2019年6月27日
G20 交通規制で人工透析患者が送迎受けられず
2019年6月29日 4時53分
G20大阪サミットに伴う交通規制のため、人工透析が必要な患者が病院までの送迎サービスを利用できなくなっていることがNHKの取材で分かりました。中には透析のために入院せざるをえなくなった人もいて、患者などで作る団体からは、「事前に対策を考えられたのではないか」との声が上がっています。
人工透析が必要な患者などで作る「大阪腎臓病患者協議会」によりますと、G20大阪サミットの会場がある大阪・咲洲地区には、人工透析が可能な医療機関がなく、地区に住む高齢の患者などは、周辺の医療機関が行う車での送迎サービスを利用して通院しているということです。
これについて咲洲地区の患者が通院する5つの医療機関にNHKが取材したところ、サミットに伴う交通規制で時間の見通しが立たなくなり、他の地域の患者の送迎に影響が出かねないとして4つの医療機関が送迎を中止し、少なくとも18人の患者がサービスを利用できなくなっていることが分かりました。
中には、透析のために1日数千円の自己負担で入院せざるをえなくなった人がいるほか、家族が休日を取って送迎したケースもあるということです。
これについて、協議会の西本幸造会長は、「週に数回の人工透析は命に関わることで、国は事前に対策を考えられたのではないか」と話しています。
「自分たちは無視されているのでは」
咲洲地区の老人ホームに入所している傳寶健二さん(82)は、サミットの期間中、ふだん通院している大阪・住之江区のクリニックの送迎サービスを利用できなくなり、クリニックが手配した大阪・都島区の病院に入院することになりました。
傳寶さんは、「会場の周辺に住んでいるというだけでこんな目にあって納得できません。命に関わることなのに、自分たちが無視されているのではないかと思ってしまいます」と話していました。
G20 女性用トイレのサニタリーボックス撤去に困惑の声
2019年6月29日 4時19分
G20大阪サミットに伴うテロ対策の一環として、一部の鉄道会社が駅の女性用トイレの個室に設置されているサニタリーボックスを撤去したことについて、ネット上では困惑する声が広がっています。
G20大阪サミットに伴うテロ対策の一環として、関西や首都圏の鉄道会社では、駅構内のごみ箱を撤去したりコインロッカーを閉鎖したりといった対応をとっています。
こうした中、女性用トイレに設置されている使用済みの生理用品などを捨てるためのサニタリーボックスも撤去するところも出ていて、「阪急電鉄」は大阪の梅田駅など一部の駅で女性用トイレのサニタリーボックスを撤去しました。阪急電鉄は「ごみ箱と同様の対応をした」と話しています。また首都圏でも、「西武鉄道」や「都営地下鉄」が一部の駅で撤去しました。
これについてネット上では「なんの予告もなく撤去されていました。事前に貼り紙などしてほしい」「お手洗いに入って急に使えませんとなっても簡単に持ち帰れない。生理のことを知らない人が決めたから代替案がないのだと思う」「東京五輪でも都内からサニタリーボックスが消えるんだろうか」などと困惑する声が相次いでいます。
一方、「JR西日本」や「近鉄」などの複数の鉄道会社では、「普通のごみ箱と同じ扱いはできない」などとして撤去しませんでした。
生理用品の歴史などについての著書がある歴史社会学者の田中ひかるさんは「テロ対策は避けられないが、女性への配慮とのバランスが重要だ。撤去する場合には、代わりに使える袋を用意するなどの対応が必要なのではないか」と話しています。
八尾アリオにアルゼンチンの大統領来た
握手してもろた pic.twitter.com/n5yxn8EDcp
— まなたん (@527manami) 2019年6月27日
G20応援の警察官 トイレに拳銃置き忘れ すぐに回収
2019年6月28日 23時24分
G20大阪サミットの応援に来ていた島根県警察本部の20代の警察官が、弾の入った拳銃を一時トイレに置き忘れていたことが分かりました。警察によりますと、拳銃はすぐに回収され、使われた形跡もありませんでした。
28日午後1時半すぎ、大阪・池田市の大阪空港近くのビルにある男性用トイレの個室の中に、拳銃や手錠などが置いてあるのを管理会社の社員が見つけ、警察に届け出ました。
警察が調べたところ、G20サミットの応援で大阪空港の警備にあたっていた島根県警察本部の20代の男性巡査が、数分前にトイレに入り、拳銃などが付いたベルトを外してトイレの棚に置き忘れていたことが分かったということです。
拳銃には弾が入っていましたが、使われた形跡はありませんでした。
警察によりますと、現場のビルは大阪空港の警備にあたる警察官の待機場所として使われていて、一般の人の出入りはなかったということです。
島根県警察本部の増野利夫警備課長は「G20の警戒中に、短時間とはいえ拳銃をなくしてしまい、大変申し訳なく思っています。今後指導を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。
これは会場名といい、アベの陰謀に違いないですよね?
— 二度寝 (@sleeping_twice) 2019年6月26日
G20に合わせるように会期も終了しますが、キンペーの命運はG20で終わるという隠喩でしょうか。https://t.co/iERnmVihZo
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