全国の検察庁や裁判所、弁護士会が来年5月に始まる裁判員制度に向け、計60を超すマスコットキャラクターを独自に考案して、広報イベントやポスターに登場させている。
法律家の堅いイメージからの脱皮に懸命だが、PRの専門家は「裁判員制度に結びつかないキャラクターも多く、国民の理解につながらないのでは」と首をかしげている。
23日、東京・霞が関の法務省で、緑のインコの「サイバンインコ」、シカの「なっち」、桜島の形の「かちけん君」が鳩山法相を表敬訪問した。福岡 高検、奈良地検、鹿児島地検がそれぞれ裁判員制度のPR用に作製したものだ。法相はサイバンインコの着ぐるみに入ってみせたが、「統一したキャラクターを 作る必要はないの?」とも話した。
キャラクターに最も熱心なのは検察庁。落花生をモチーフにした「らっか正義君」(千葉地検)、新選組の隊士に似せた「まこと君!」(京都地検)など、40の地検・高検で計60のキャラクターが「乱立」する。
イチゴの形の「べりぃちゃん」(宇都宮地検)、「浪花のたこべぇ」(大阪地検)などは特産品の宣伝と間違えそう。「わらなっちゃん」(水戸地検) は「納豆のように粘り気があり、裁判で議論したら納得するまで引かない」、雪だるまの「ユーキー」(札幌地検)は「YOU KEYという英語で、裁判員制 度はあなたが鍵という意味を込めた」というが、果たしてどこまで真意が伝わるか。
千葉地裁は地検に対抗するように、落花生に法服を着せた「ピー太くん」「ナツ実ちゃん」を登場させた。長野地裁もライチョウの「トライくん」「ライムちゃん」を携帯電話のストラップにして配っている。
一方、日本弁護士連合会は今月21日、統一キャラクターとして、サイにてんびんを持たせたデザインの「サイサイ」を発表。「信念を曲げない強さでサイ判員制度に臨む」(広報室)と説明する。
この中から、流行の「ゆるキャラ」のような人気者が出現する可能性もあるが、「宣伝会議」編集室長の田中里沙さんは「各地でバラバラにキャラク ターを作るのは、広報する側の都合を優先している感じがする。『これがどうして裁判員制度?』と思うものも少なくない」と手厳しい。「法曹三者が統一した PR事務局を作るなどし、優れたキャラクターを有効に使って制度の意義を国民に広く伝える工夫をしたら」と提案している。
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