ロシア、グルジアからの軍撤退を18日に開始と表明・完了時期は示さず
一方、グルジアのサーカシビリ大統領は、トビリシでドイツのメルケル首相と共同記者会見し、ロシア軍撤退の国際的な監視を訴えた。メルケル首相は、フランスがまとめた和平の「6原則」に基づいてロシア軍が迅速に撤退するかどうか、世界は見守るだろう、と述べた。
米国もロシアのメドベージェフ大統領に対し迅速な撤退を求めた。ライス米国務長官はNBCに出演し「ロシア大統領の言葉はその軍によって実行に移される必要がある。もしそうでなければ、ロシアが信頼できるのかどうか、懐疑的な見方が広がることになる」と述べた。
ただロシア政府は、撤退の完了時期は明確には示していない。ロシア大統領府が発表した声明では「グルジアによる南オセチアに対する軍事行動を受け、ロシアの平和維持部隊を補強するために動員していた軍について、あす(18日)から撤退を開始する」とされている。
フランスのサルコジ大統領は、ロシアは「遅滞なく」撤退しなければならないとしたほか、和平原則が「迅速かつ完全に」順守されなければ、欧州連合(EU)首脳会議を緊急に招集すると述べた。
【トビリシ19日共同】グルジア・南オセチア情勢で、ロシア軍は18日、同軍のグルジア撤退開始を発表したが、ロイター通信によると、グルジアのボケリア外務次官は同日、「撤退どころか(中部ゴリ以外の)ほかの地域へ侵攻を拡大している」と批判した。
グルジアの民間テレビは、首都トビリシ西方約40キロのイゴエティ付近で、ロシア軍戦車が侵攻を止めようとしたグルジア警察車両と接触、踏みつぶしたと伝えた。けが人はなかった。
一方、グルジアのサーカシビリ大統領は、ロシア軍が撤退すれば、ロシアとの間で「真剣な議論」を行いたいと述べ、対話を模索する考えを表明したが、ロシアは同大統領を「交渉相手とは考えない」(ラブロフ外相)としており、提案に即座に応じる状況にない。
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