「三池」
山梨県立文学館でのドキュメンタリー上映を観た。
主催はまちづくり時習塾、尊敬する名執ご夫妻にご案内いただいた。
先日の試写会にもうががい、知らなかった「炭鉱」の歴史と人が生きる姿、「人間」が映されていた。
先日は、熊谷博子監督と数名の座談会にも参加させていただき、監督の人柄に興味と共感を強く持った。
大牟田市にある三池炭鉱の今に続く歴史を「負の遺産」「過去」とせず、今を知り人間の生き様を描いたドキュメンタリー映画。
三池炭鉱の歴史
朝鮮人強制連行
争議
CO患者
炭鉱の町のたくましい女性たち
知らなかった事ばかり。
炭鉱は男の世界だと思っていた。
そこで毎日を生きることは闘い。
母であり女性たちのたくましさが「生きぬく」こと、「夫を支える」「子どもを育てる」ということをリアルに映しだされていた。
今もつづくCO中毒患者の言葉では言い尽くせない苦労、どの場面も背中が緊張する。
これを製作した熊谷監督、映像ジャーナリスト。
印象は鋼のような「直線」。
その目は強い。
人の悲しみを知る強さだ。
三池の映画にも感動したが、出来上がるまでの7年間の製作話を本人やパンフで知り、やり遂げる事の意味や信念を貫く事、いい出会い、自分の原点となる場所を持つこと、監督の生き方がすべてメッセージに思えた。
自分を信じ動き続ける。
行動する人に勝てる者なし。
ちゃんと助けてくれる出会いがあるものだと勇気づけられました。
よし!! (何が・・・?)
まだまだ動きが足らない、苦労が足りないと、文学館を後にしたあたくしでした。
名執ご夫妻、いつもガツンとありがとう!!