山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

生命のよろこび

2008-02-20 23:58:18 | ここで愛ましょう

朝だ、復活!
午前中はリトミック。
生まれて6年目の小さなよろこびたちは、やわらかなまっ白い心で真剣な眼差し。いつもながら、無条件に愛おしい。

今日はリンの学習道具を搬入。。カバンがとてつもなく重い。。
もうすぐ期末試験があるのだって。
夜も眠れ、昼寝もぐっすり、微熱と痛みはあるが歩かないから指色は悪くない。
皮膚科で診察、最後まで疑いのあった溶蓮菌のいたずら説否定、シロ。
どこを調べたらいいのか?先生方も思案にくれている。
余裕が出てきたせいか?周りの病室の子どもたちがやけに気に止まった。
さっき、リトミックでにこやかで元気な子どもたちと過ごして来たからか、言葉には出来ない感情がこみ上げる。
「リン、明日はゆっくりできるから・・・」今日は少ししか時間がない。
今から別の病院で音楽療法のセッションをお手伝いさせていただく事になっている。


現場はある総合病院のオープンスペースの集団セッション。
音楽療法士のOさんは、心のクッションが厚い方。
医療現場での経験知識とミュージシャンとしてのテクニック、音楽療法士としてのやわらかでやさしい感性が好き。

思わぬ機会をいただいた。
現場研修のつもりだったが、昨晩の電話で少しお手伝いをしてもよいとの寛大なお言葉をいただいたので、その現場の状況のわからなないまま「音を観る」のお気に入りの写真と鳥笛を持っていった。
今日のあたしのセッションのテーマは「春の音」。
大好きな写真家、松村誠さんの写真の中から4枚とこだわりの音。
個人セッションにも立ち会わせていただいた。
「生命のよろこび」の涙が頬をつたった。
写真のひかりが静かに心にしみていくのがみえる。
同じく静かな声と記憶を呼び覚ます鳥のこえ。
すべてのものが共鳴しあう。

患者さん、家族、医師、看護士、わたしたち、それそれの立場で懸命に「生きている事」がどんなに素晴らしいことか。
あたしはすぐ涙がこぼれる。
音楽療法士にはなれないのだ。

写真と音のコラボは今後も研究テーマでもあるし、もっとこだわりたいと思う。
写真も彼の作品であるからこそ、あたしには伝える事が出来るのだと実感するセッションだった。
もっと耳をすまそう。
こころをやわらかく・・・感じよう。
やさしくありたい。
コメント
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