山形市南部に「悪戸(あくど)」という地名があります。一見縁起の悪い不吉な名前ですが、決して悪者の棲む家ではないのです。
民俗学の大家、柳田国男氏によると悪戸や阿久津は、縄文語(アイヌ語)のアクツ=hak-kut=浅くアル岩崖である、としています。
つまり川沿いの低い土地という意味で、かつては川や沼沢地などの低湿地でありました。
山形の悪戸も須川が北北西を流れ、左岸沖積地の一角で、傾斜のある田んぼの中の集落です。
山形大鍋芋煮会フェスティバルで使う里芋が「悪戸イモ」と呼ばれ、この土地の名産でやわらかくホクホクして美味しいです。

里芋畑です

芋煮会に欠かせない美味しい里芋です