僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

大学生Nくん

2018-07-03 18:35:32 | Weblog
地教のN君が遊びに来た。

Nくんは、先日アップしたTくんが声をかけ、部屋に遊びに行ったり
一緒に優勝軒のラーメンを食べたりする間柄になった。

二人は学部も違えば、出身地も違う、けれどなかなかウマが合うみたいだ。

一人は来年鶴岡に行ってしまうので、そこが、もの悲しいと言っていた。
実際は"もの悲しい"とは言っておらず、私の創作なのだが、胸中は察することができると思う。

二人はきっと管仲と鮑叔のような、はたまた、ジャン=フランソワ・ミレーとアンリ・ルソーのように
困ったときに助け合えるような、良き親友になるだろうと予感している。


何れアヤメかカキツバタ

2018-07-03 15:52:39 | 
昔男ありけり・・・で始まる伊勢物語とは、
絶世の美男であり、眉目秀麗な歌人、在原業平のことである。

彼が都から東国へ旅する途中の三河の八橋で詠んだ有名な句がある。

唐衣 着つつなれにし つましあれば


はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ


「5・7・5・7・7」の各句の頭文字に、「か、き、つ、は、た」と置いて
旅の景観と旅情を強調した。 この手法を折り句という。

「かきつばた」といえば、アヤメ科の杜若(かきつばた)と菖蒲(あやめ)と花菖蒲(はなしょうぶ)の見分け方が難しい。
ほぼ同じ花に見える。

花菖蒲

花弁の根元に黄色い目のような模様がある


杜若

花弁の元に白い目型の模様がある


アヤメ

花弁の元のところに網目状の模様がある


500種100万本のアヤメが咲き誇る長井のあやめ公園では、7月8日まであやめ祭りが開催されている。