僕の感性

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乾坤一擲

2019-05-22 19:14:54 | 卓球

1980年代 ある選手がオリンピック出場を賭けて

現在全日本卓球協会強化本部長の宮崎義仁さんと対戦した。

かりにある選手をKとすると、Kは最終セット20対17でリードし

あと一本で勝利という場面だった。(昔は21本3セットマッチだった)

Kのコーチは、「宮崎はアップサーブ(上回転サーブ)しかださないから

思い切って払っていけ」とアドバイスした。

けれどKは相手のミス待ちの安全策を取り、全部ツッツキ(下回転)でレシーブした。

結果、ボールは浮き、宮崎氏に打たれてあれよあれよという間に追いつかれた。

 

勝負事は最後までわからない。

だからこそあと3本アドバンテージがあるなら

最初の一本は果敢に攻めるべきなのだ、

ミスを恐れ挑戦することをためらったならば

運やチャンスは相手に行くかもしれない。

そこで、のるかそるかの大勝負に出ねばならないのだ。

 

試合は宮崎氏が勝ち、オリンピックを勝ち取った。