おととい、通常は休みのはずなのだが、JR京葉線沿線の新浦安まで仕事の打ち合わせに行って来た。3,4年前に施工した敷地面積4.2ha、750世帯ほどのマンションの物件である。造園工事金額は7,000万弱。
ここでは建築工事それ以前の更地(埋立地)の状態からプランニングに関わったもの。当時、臨海部の耐潮性樹木を用いた植栽計画をある大手のゼネコン設計担当から依頼された。わたしには、品川区内の東京湾沿いにあったプロジェクト「天王州アイル」で長年の経験があり、デザイナー、技術者としての蓄積があったのである。
業界的には大型物件と言えるかもしれないが、実はそのこともあり工事の受注につなげられたのである。
それから、数年たっての引き合いが、先日わたしの携帯電話にあった。
これはいやおうなしに設計者冥利、技術者冥利に尽きるわけであるのだが、新しく事業をやってみて思うことはその持続性の難しさだ。
会社運営をおこなう上では受注活動とマネジメントは別物であると、今なら言える。
苦い思いを噛みしめながら、そう思う。