うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ナンテンハギという草木

2010年10月22日 05時03分31秒 | ガーデニング・庭づくり
     

 わたしは、金輪際、今までこんな木があるとは知らなかった。これはこの間、栗拾いに行ったら、見つけたもので、濃い紫色の花が咲いていた。花が萩より大きくて、なんだかさやえんどうに似た花弁でぼってりしている。園芸品種かとおもっていたら、どうやら野生種のようだ。なんだか、万葉集とかの詩歌に季節を詠む草花として扱われているような気がする。
 そこで、わたしは花生けにしようかと折って持参したが、ひょっとしたら、これは挿し木できるかもしれない、と時期にもかまわず、今現在、鹿沼土に試している。
 これは、十分にランドスケープや都市の緑地に組み入れ可能な樹木だとおもう。秋の季節の淡い情景を演出、この季節の少ない花々のなかにこの草姿や花色はマッチングするだろう。希望的観測ではあるが、育てるのもやさしそうだ。
 相変わらず画像の出来が良くない。これは花も終わりしなのものです。

ちなみに、WEB上の説明では次のとおり。
・マメ科ソラマメ属の多年草で、学名は Vicia unijuga A. Braun。英名は Two-leaf vetch。別名で「ふたばはぎ(双葉萩)」とも呼ばれます。

※この箇所の文章は後記です。その後このようなデジタル情報内容にあきたらず正確な知識を得るべく、慎重を期して、手持ちの植物事典や図鑑で探したが見つからず、やっと以下の図鑑で見つけた。わたしのばあい、今まで何気なく造園・林業の範囲か自然保護の分野でしか探していなかったのでなるほどと合点がいったもの。本格的には植生や植物誌でしかあたれない植物種のようだ。この本では‘山菜’の項目で記載されていたので採録する。ちなみに言うと、いまだにこの本が斯界では日本最大の詳細な内容を網羅しているようである。
・別名で「アズキナ(小豆菜)」。日当たりのよい山麓の草地などに生える多年草で、2小葉からなる葉はナンテンの葉に似ている。若い茎葉はひたし物、あえ物などにし、飛騨高山ではアズキナとよび、栽培している。同じ属の Vicia nipponica M. も食べられる。 <青葉高>
 園芸植物大事典第2巻-- 総監修 塚本洋太郎--- 1988.10.10初版第一刷発行 小学館

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