うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

9月のギボウシの花

2008年09月09日 11時04分41秒 | ぎぼうし栽培日記
 今日は重陽の節句、不老長寿を祝い菊酒を酌み交わす日という。心なしか、日々、柔らかい秋の陽射しになってきている。

 ギボウシは、3月下旬から一斉に芽吹き、早い品種では入梅前の5月中旬ころから咲きはじめます。今回、画像をUPしたのは、このなかで一番遅くて、初秋に入ってから咲いているものです。
 わたしは相変わらずデジカメの撮影にはいまだ慣れず、おまけに西陽があたりハレーションを起こしており、これはこれは、恐縮ものの写真ですがごらんください。
 品種は奥の方から ボールドリボン、 ソースィート(×不明種)、 左横の大きなフレグラントブーケ、 真ん中にオーガストムーン、 手前にスウィートスーザン、玉の簪になります。以上、6品種を陳列した。
 晩夏からこの時期にかけて、ギボウシの品種としては芳香性のあるものの開花が多くみられます。わたしはそこで、花の匂いで花蜂を呼び込む生き残りをかけた生存戦略というか、何というか、虫媒花であるギボウシのけなげな特性に思い至るのです。

 ギボウシを含めてほかの草花、ガーデニング向きの植物をこのカテゴリーで紹介しております。
 ご相談に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお問い合わせください。
       


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4 コメント

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良い戦略かもしれません (a.chie)
2008-09-09 12:25:14
こんにちは、うざね博士

残暑を忘れさせてくれるような楚々とした花ですね。(^_^) ギボウシの花は夏の前からずっと見ているはずなのに、なぜか秋を感じてしまいました。
月の光が似合いそうです。

芳香は、品種によって違うんでしょうか?

>花の匂いで花蜂を呼び込む生き残りをかけた生存戦略

そうかもしれませんね。
特に、芳香性のギボウシたちは遅咲きなので、ほかの品種よりは不利ですよね。実を作って冬を迎えるためには、しっかり虫にアピールしないと!
面白いです。
返信する
ギボウシのこと (うざね博士)
2008-09-10 10:14:03
 コメントありがとう。

 生き物は何でもそうでしょうけれども、最低でも1年間、春夏秋冬、様子を見ないとわかりませんね。上記記事の中で、不明品種のひとつが判明、早速修正しました。
 私事ながら来週から仕事の拠点を変えて忙しくなります。

 これからのギボウシのこと。

 早速、ここ数日間、これからの九月の長雨を予想しておもな品種の株分けを行う予定。
 この際、a.chieさんがもし欲しい品種がありましたら、根株で送りますのでメールでご連絡ください。

 話題としてはギボウシについての失敗談、情報源、販売情勢、新品種、品種系統などをまとめて時間があれば、正直にブログで公開します。
 乞う、ご期待。

 もちろん、ボランティア、旅行、政治、文学、芸術ネタも書き込みます。

 それでは、またまた。
   
返信する
ありがとうございます。 (a.chie)
2008-09-11 17:21:02
不明のギボウシは、ソースィートだったんですね。

>話題としてはギボウシについての失敗談、情報源、

更新を楽しみにしています。
わが子自慢の日記はたくさんあるんですけど(笑)、正直に失敗談を語ってくださる方はなかなかいらっしゃいませんよね。
植物に詳しいかたの失敗談こそ、なによりも勉強になると思うんです。よろしくお願いします。

>この際、a.chieさんがもし欲しい品種がありましたら、根株で送りますのでメールでご連絡ください。

ありがとうございます。
ご好意に甘えてしまってよろしいのでしょうか?
特定の品種は浮かばないのですが、明るい色で斑のないものがありましたら、お譲りいただけると嬉しいです。
また後ほど、メールいたします。

ちなみに、クイズの答えは、ひょっとして
ゲッキツ Murraya paniculata でしょうか??
返信する
ギボウシの品種などなど (うざね博士)
2008-09-14 06:45:45
 どうも、どうも。

 匂いギボウシにはタマノカンザシ系の交配種が多いようです。香りも同じ傾向でしょうか。
 いずれにしても、折を見て、ギボウシの品種の系統分類の記録を公開予定です。

 なお、根株の発送は11月以降になるかと、思います。在庫のこともありますが、50種150株以上から選んでいただくことになります。別掲のリストを見てください。お好みのものがあればですが・・・
 
 ところで、わたしはブログにしてもなんにしてもデジタル表現に際し、もともと、アナログ世代で育っています。
 日記も手紙も文章も、同年代ではよくする方かな、と思っていました。このようなブログでも園芸関係に限らず、浮ついた本、記録、資料任せにしないで、いったんそばに置いといて、自分の経験をもとに真偽を確かめつつ、その結果をWeb上で表しています。
 
 この辺のことは、過去に当ブログに書き込んでいます。参考までにどうぞご覧になってみてください。
ある30歳のガラス工芸家の造園志望の男性にこたえたものです。
「うざね博士の口癖、つぶやき--20070527」

 珍しい花壇草花5--?の件は、一週間前後を目安に公開します。ただ、そろそろ、出題の自前の植物がなくなってしまいました・・・。これからどうするか思案中、です。

 では、またまた。
     
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