今の若い人の歌謡曲にもいい曲がある。ここでは、宇多田ヒカルの歌詞を取り上げてみたい。
わたしは、数年前に、この Automatic を最初に耳にしたとき、グルグル廻るようなロンドのメロディに目まいを起こしそうで戸惑ったが、そのリズムになれるにしたがい、何を歌っているのかと歌詞を読みとっていくと、なるほどなあと、深く納得した。歌詞もキチンと意味を持っているのだ。文字も意味もニュウアンス(語感)も自立している。
どういうことかと言えば、一例として、サザンオールスターズの曲と比べるとよく分かる。一世を風靡したサザンオールスターズの場合は、歌詞は意味不明だったりあてずっぽうの単語の羅列の集まりをにぎやかで大げさな旋律の対比法とサウンドで引っ張って行く。絵空事の世界、これはこれで現代の風俗をあらわしている。
わたしには、この曲は、現代の若い女性の異性への揺れ動く恋心の実態を活き活きとあらわしている、とおもう。しかも的確に表現しているようにおもえてならない。
[Automatic ] 詞曲:宇多田ヒカル
七回目のベルで受話器を取った君
名前を言わなくても声ですぐ分かってくれる
唇から自然とこぼれ落ちるメロディー
でも言葉を失った瞬間が 一番幸せ
嫌なことがあった日も
君に会うと全部フッ飛んじゃうよ
君に会えない my rainy days
声を聞けば自動的に sun will shine
It's automatic
側にいるだけで その目に見つめられるだけで
ドキドキ止まらない Noとは言えない
I just can't help
It's automatic
抱きしめられると 君とparadiseにいるみたい
キラキラまぶしくて 目をつぶるとすぐ
I feel so good
It's automatic
Oh Yeah Yeah
あいまいな態度がまだ不安にさせるから
こんなにほれてることは もう少し秘密にしておくよ
やさしさがつらかった日も
いつも本当のことを言ってくれた
ひとりじゃ泣けない rainy days
指輪をさわれば ほらね sun will shine
It's automatic
側にいるだけで 體中が熱くなってくる
ハラハラ隠せない 息さえ出来ない
I just can't help
It's automatic
アクセスしてみると 映るcomputer screenの中
チカチカしてる文字 手をあててみると
I feel so warm
It's automatic
側にいるだけで 愛しいなんて思わない
ただ必要なだけ 淋しいからじゃない
I just need you (Oh yeah)
It's automatic
抱きしめられると 君とparadiseにいるみたい
キラキラまぶしくて
Wow Wow Yeah
I feel so good
It's automatic
It's automatic…
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