これはあるマンションの外階段の蔓(つる)植物の現状です。この太い蔓は高さが12m以上はあり、20数年経った モッコウバラです。柱にホリアンカーとピアノ線を用いて垂直に誘引している。
このマンションを担当した設計事務所は、建築設計の分野では戸外の環境とのかかわりあいを重要視してデザイン的には、入り隅・出隅やファサードは意匠や骨格が大胆で、連関している見えがかりなどの生活感覚上のデティールをおざなりにしないことで有名です。数々のマンションを手掛けているが、緑や樹木も多く持ち込み、強固なRC構造の躯体と外壁はコンクリート打ち放し仕上げが多い。
また、ここではこのトラス状の外階段の踊り場に人工地盤の花壇が設けられている。植栽されているのは モッコウバラと ナツヅタですが、なんと、実生とおぼしき ヤマモミジも生えている。多分、これは風(野鳥ではない?)が運んできたものである。
これからの管理は、モッコウバラの芯止めと、混んだ枝の間引きをおこなうプランで検討している。実はモッコウバラがこんなにも繁殖力が旺盛で花つきが良いとは思わなかった。だから、葉の入れ替わりも頻々で落ち葉清掃が必要になってくる。モッコウバラの特性が不明であった。その当時、植栽時点では造園的に利用する方法が明らかになっていなかったのだ。
ちなみに、よく見かけるモッコウバラは原種で黄色い小花をびっしりつけますが、白花のものは園芸品種です。つるが上に伸びていく旺盛な性質で(斜上成長だったかな?)、他へ本体もからまず吸着根やひげも出さず、幹や枝本体が他の支持体に寄りかかりながら成長していきます。正式には、もたれかかり植物、と言われる。
もし、マンションの緑のメンテナンスの問題でお困りの方がいましたら、どうぞ、遠慮なくご相談ください。これはあくまで参考ですが、下記のサイトもついでにのぞいてみてください。
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