vagabond moon

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山茶花。

2008-10-30 01:51:17 | 人間は考える葦である
事務所のバルコニー用に山茶花の鉢植えを買う。
草花は許せるが、植木ってあんた、オッサンくさー、
という心の声が聞こえたが、我慢できなかった。

ニュースやなんかで屋上緑化特集をやっていると、
くいいるように見てしまう。
高層マンションの窓の向こうに森があるのは何とも羨ましい。

以前、キーボードの史朗が、
蕎麦打ちしたいと言った時、
あかんでー、オッサンになるでー、
と引き止めたくせに、ハハハである。

盆栽やりたいって言いはじめたら、
誰か止めてね、俺を。


マウントフジ。

2008-10-28 09:37:15 | 人間は考える葦である
前夜は事務所で打ち合わせ。
その後、スタジオのソファで爆睡。

もそもそ起きて、シャワーを浴びベランダに出る。
ホワットアビューティフルデイ。
秋は良い良い、空気が旨い。

事務所は8Fにあるので、
こんな日は丹沢あたり?の山並の向こうに富士山が見える。

うっすらと雪をいただいている。
べっぴんさんや。
よろしおまんなぁ。




谷ちん。

2008-10-24 15:03:31 | 人間は考える葦である
自転車で青山へ。

若いころにお世話になったKさんと、ほぼ十年ぶりに再会。
昔のこと、明日のこと、いろいろ話して楽しく過ごす。

待ち合わせのカフェで、
旧CBSソニーのNさん、
中央大学音楽プロデュース研究会のリーダーだった、
デスティニーの西村ともバッタリ。
Nさんとは、ほぼ20年ぶり。

さすが青山、業界人間だらけである。


その足で、青山ピンポイントギャラリー。
谷口宗一くんの写真展。

谷ちんともご無沙汰だったので、
しっかりハグして再会を喜ぶ。
かなりカメラにハマっている様子で、
作品を見ていると、
ファインダーを覗く姿が浮かんできて、
笑顔になる。

一緒にロンドンでレコーディングした頃が懐かしい。
あの時のディレクターは今やポニーキャニオンの部長だものなぁ。

移りゆく世間をちょっと覗いた一日だった。

ボケる。

2008-10-19 13:22:50 | 人間は考える葦である
ぼんやりテレビを見ていたら、聴いたことのあるギターのリフ。
うむ?
これなんだっけ?
あ、翼の折れたエンジェルのイントロではないか。

キリンのストロングセブンと言う、
新しいビールのCM。

勝手に使いやがって、と怒りを押さえてスタッフに電話する。

「先方から何も言ってこなかったの?」
「え?しばらく前に連絡があって、研さんにも了解とりましたけど。」
「あ…そう。そうだっけ…。そうでしたか。」

先日も、ある作家に、
「贈り物にしたいので、本に友人の名前をサインして下さい」
「はいはい。お友達のお名前は?」
「…」
が、あったばかり。

始まりました…のでしょうか。


大相撲を考える。

2008-10-16 02:36:37 | 人間は考える葦である
週刊ポストも週刊現代も、やかましい。
大相撲協会も、しらじらしい。

八百長と呼ぶのはどうかと思うが、
星のやり取りがあるのは当たり前だ。

一年に六場所、年間九十取組もあったら、
人情が絡むこともあるに違いない。
もしも俺と狩野ちゃんが力士だったとして、
狩野ちゃんがカド番で苦しんでいたら、
俺はきっと黒星を選ぶ。

星の売り買いはイヤだが、
全取組が真剣勝負などと言うほうが、
インチキ臭くてしょうがない。
地方巡業で出身力士に花を持たすように、
微妙な人間関係が存在しているのが相撲の世界ではないのか。

そもそも相撲は神事であってスポーツではない。
興行であって試合ではない。
超人たちが神へ捧げる祭り。
超人ナンバーワンを決める大会ではない。

「久しぶりにガチンコ観たねぇ」
プロレスファンの余裕のセリフを少しは見習っていただきたい。

不思議な陸橋。

2008-10-12 10:45:48 | ライブ
カーラジオを聴いていると、
知らずにいた音楽の宝物に出会うことがある。

不思議なことに、
それはいつも決まった陸橋を渡っている時で、
ほぼ四年に一度のペースで、
オリンピックみたいにやってくる。

そのまんまCDショップへ飛ばして、
大好きなアーティストと同じように、
わくわくしながら宝物を手に入れるのだ。

そんな風に知ったのが東川亜希子さん。
昼下がりのTBSから流れてきた歌声に、
おぉっと唸って最寄りの新星堂。

あれから四年が経って、先日初めてライブを観た。
素晴らしいじゃあないですか。
数々ピアノの弾き語りの女性を観てきたけれど、
一番好きな匂いがした。

そう言えば、
五島良子を知ったのも、
Wilcoを知ったのも、
あの陸橋の上だった。










資本主義よ、どこへ行く。

2008-10-10 13:57:44 | 人間は考える葦である
金融市場が世界中で壊れはじめている。

日本は比較的安心らしいが、
それでも中堅生保が傾いて、
赤字国債の発行も現実味を帯びてきた。

もともと物の売り買いではなく、
金を売り買いしているわけで、
ある意味ヴァーチャルな世界。

一年中土にまみれて作物を育てて得る千円と、
キーボードを叩いてあっという間に手に入れる千円とが、
同じ価値だというところに金融資本主義の問題がある。

そうやって稼ぐ輩を「賢い」とする風潮が、
殺伐とした世の中に拍車をかける。
金さえあればオッケーという世の中だ。

江戸時代には「士農工商」なる身分制度があった。
いろいろ問題はあるにしても、
商人が最下等だったのは、
金稼ぎばかりにうつつを抜かすことに対する戒めだったように思う。

バブルの時代は日本全体が良い思いをした。
はじけた後は右肩上がりに成長し続けるなどあり得ないと思い知った。

金本位が生み出した偽装問題や環境問題の数々。
頭を冷やして考えてみたいものだ。

資本主義よ、おまえはどこへ行く。

復讐するは我にあり。

2008-10-08 02:46:51 | CD
緒形拳さんが亡くなられた。

人間の業とか性とか言うものを、
スクリーンの向こうから教えていただいた。
悪役の時の笑顔が怖くて好きだった。
人格をひとつに留めない多面体の役者だったと思う。


TOM PETTYのDVD「Runnin' Down A Dream」を、
渋谷BOXXの高橋伸一にプレゼントしてもらった。
BEST BUYと言う、
ヤマダ電気かTSUTAYAみたいなところでしか売っていないので、
手に入れるのに苦労していたのだ。

伸一、ありがとう。


ひと月以上前のことなのに、毎晩眺めては、ふむふむしている。
四枚組。
アメリカで劇場上映されたドキュメンタリーが中心。
なので見ごたえがある。

TOM PETTYも多面体の人だ。
善人なのに少し曲がって見えるところに魅かれてしまう。
日本での人気がいま一つなのは、
そこらへんが原因なのだろうな。

でもDVDは面白い。

青かった自分を笑えるだけでも、
年を取るのは良いことだ。









夜を走る。

2008-10-04 02:19:35 | ライブ
代々木ブーガルーまで自転車を飛ばして狩野良昭ライブ。
若者出演者に混じって世相を語る姿は鳥越俊太郎、
はたまた彦六師匠か。

十時終了、またまた自転車を飛ばして吉祥寺へ。
井上侑のストリートライブ。
十時半には終わるかも、と言うので、かっ飛ばす。
しかぁし、浜田山あたりで女の子にスーっと抜かれる始末。
かっ飛ばせてない。

五分遅れで吉祥寺着。
頑張って歌う姿を見てニコニコになる。
いい曲あるなぁ。

そして、またまたまた自転車を飛ばして我が家へ。
腹減ったまま到着。
テレビをつけたら、
キムタクがカップヌードルを美味そうに食っている。
コンビニへ走りカップヌードルをゲット。

うめえ。







魔裟斗。

2008-10-03 03:24:57 | 人間は考える葦である
一日遅れで申し訳ないが、魔裟斗の試合はすごかった。
俺は立ち技より総合が好きで、しかもアンチヒーロー。
なのでぼんやり見ていたのだが、いつの間にか釘付け。
格闘技に見入ったのは久しぶりだ。
熱くなった。
嬉しい。

気力がテクニックや勢いを超越する瞬間を見せてもらった。
魔裟斗ぎらいが魔裟斗ファンになった。

まいった。