vagabond moon

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成長する男。

2011-06-29 18:24:01 | ライブ
下北沢でTSUNTAと野辺剛正のデヴュー15周年記念ライブ。
二人とも素晴らしいパフォーマンス。
楽しい夜でした。



20代の頃から知っているので、
二人が進化し続けていることを実感。
二人の倍以上のキャリアがある俺はどうなのか、と、
自問自答。
自問はしたが、
自答は返ってきませんでした。



音楽は旅のようなものなので、
自分から出かけたり、探したりして生きていないと、
心に花が咲きません。



旅をし続けている男二人。
年下に、また教えられた夜でした。




上を向いて歩いてる。

2011-06-28 01:34:26 | 人間は考える葦である
あるインタビューでのトムぺティの発言。
「毎日ボクシングのエクササイズをやっているよ。
だって太ったトムペティなんて誰も見たくないだろ。」



自分をトムペティと呼ぶところなど、
けっこうYAZAWAしているが、
それも含めて見習うべき姿勢である。



加えて、
「このままだと腰がヘルニアになりますよ」
との医者の脅しにビビった俺。
毎朝1時間のウォーキングの日々であ~る。





以前報告した、
MBTなるエクササイズシューズ。
こいつを履くと否応なしに背筋がピっと伸びる。
正しい姿勢で歩くと、
あれま。
今まで気づかずにいた、
景色がどしどし見えてくる。



あのマンションの向こうには森があったのね。
あのアパートのベランダはいつも大根が干してるね。
あの風呂屋の煙突は真ん中あたりを補修しているね。



20代からずっと、
背なかを丸めて生きてきたので、
お天道様がまぶしい。
出所した組員の気分である。



今日はウォーキング途中の公園で、
カモの親子に遭遇。
おぉ、
人生は美しい。




姿勢が良くなると、
声もバリっと出そうな気がする。
久々にスタジオ入りしてみようか。



肩こりが無い。
疲れにくくなった。
ふくらはぎに張りが出来た。




身体にいいことやっていると、
初めて心から実感。
よし、
明日もホームランだ。




って、
古いか。



さよならビッグマン。

2011-06-22 09:14:16 | 
ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドのクラレンス・クレモンズが亡くなりました。
享年69。合掌。




まだ20歳そこそこの頃、
アルバム「BORN TO RUN」の虜になりました。
それぞれの曲に込められたストーリーに入り込んでは、
主人公に自分を置き換えて、
夢に遊んでいました。




こちらの魂に火がつきそうになると、
クラレンス・クレモンズのサックスが、
時には煽り、
時には冷ます。




20代から30代の俺の音楽に、
管楽器が欠かせないようになったのは、
スプリングスティーンとクラレンスから影響されたものでした。



来日公演を何度も観に行きました。
圧倒的なパワーに押しつぶされそうになりながら、
いつかは俺も、と、
ヴィジョンを描きました。




彼から貰ったものは、
まだしっかりと、心に焼き付いています。
若かったころの思い出として留めて置けないのは、
それはど大きな存在だったからです。




今夜は「Jungleland」を、
大音量で聴くことにします。




さよならビッグマン。
あらためて、
合掌。

知らないことは山ほどある。

2011-06-21 13:36:46 | ギター
ここのところは、もっぱらアコギいぢり。
梅雨時はギターが湿って鳴らないので、
う=む、と唸っては違うギターに手を伸ばす。



思い通りの音が出ない。
すこしイライラ。
なにか手立てはないものか、と、頭を捻り、
家にあるアコギ全てのブリッジピンを見直すことにした。




ブリッジピンとは、
ギターに弦を止める部品。
これまでは止まれば何でもいいや、と、
いいかげんにセレクトしてきたが、
ネットでみると、
アコギ好きの皆さん、いろいろ試行錯誤しているご様子。
俺もやってみよう、っと!




引出しに眠っていたものに加えて、
通販で牛骨、エボニー、ローズウッドのセットをゲット。
購入時のギターには、
大抵プラスチックのものが取り付けられているので、
4種類の素材が揃った。
色は白、黒、茶。
それぞれのギターに合いそうな素材と色を選んで、
つけ直してみる。




むむむ、
なるほど、
微妙に違うものなのだねぇ。
この年になるまで知らなかったねぇ。
楽器と女性は奥が深いねぇ。
俺はまだまだ勉強が足りないねぇ。




と、
素材によって出音が違うことは分かったが、
ギターはルックスも大事。
あっちを付け替え、
こっちを付け替えしながら、
結局、
ベストな組み合わせが見つからない。



ギターとブリッジピンだらけの部屋で、
午前二時焼酎気絶。




今朝、
新たなセットを、
追加注文しましたとさ。



横丁。

2011-06-15 16:33:41 | 
田中ミリバンドのライブ、横浜、関内。



ライブハウスのあるあたりは、
裏通りの飲み屋街。
昼間はひっそりしているのだろうが、
夜はホタルのような灯がともる。
三等星くらいの輝きで、
目に優しく、丁度よい塩梅でありました。



車で移動するのは便利だけれど、
こんな時はイラっとする。



カウンターで煮込みでも突っつきながら、
日本酒を2合ばかり啜りたいものです。
良い気持ちになって、
東京方面上りの終電で旅人になりたいものです。



BSの、「吉田類の酒場放浪記」。
あの番組を観るたびに、
横丁に行きたい症候群が、
頭をもたげます。




俺だけでしょうか…。








愛が足りないよ。

2011-06-14 08:59:48 | 人間は考える葦である
被災地には、未だに瓦礫の山。
義捐金は届かない。
縦割り行政が、行く手を阻む。



ないないづくしの閉塞感。
政治家のメッセージは聞こえてこない。
三行半をつきつけられているのに、
首相は国家国民にストーカー行為を繰り返す。
「まだ愛してるんだよ~」。



市民運動家上がりの、剥がれた化けの皮。
むき出しの自己愛、革新という名の保守。



自分のために使い果たして、
愛のタンクは空っぽなのだろう。
天災のあとに、人災が続く。



巧言令色鮮なし仁。



あなたは、
愛が足りないよ。

春→梅雨→夏。

2011-06-13 11:37:55 | 健康
ジトジトと鬱陶しい天気、
みなさんお元気ですか~?



散歩公園の池に蓮の花が浮かんで、
おう、極楽浄土とはこんな感じか、と、
目を閉じる。
池のふちの紫陽花の青が見事で、
ま、梅雨も良し、と納得することにした。



が、
なんだか様子がおかしい。
散歩の途中からゲホゲホゲホホ。
思えば昨夜から調子が悪かった。



風邪ひきました。



気温も天気も安定しない。
身体が変化についていけず、
オーバーヒートした模様。



ポンコツは、
一日休みます。

ミリすくすく。

2011-06-09 13:25:08 | ライブ
田中ミリ、CD発売ライブ。



いろいろ反省点はあったけれど、
堂々としたものでした。



ついこの間まで、
うつむいてしか唄えず、
ギターも弾けず、
喋りもモゴモゴ。



それを思うと、
ヘレンケラーのサリバン先生になった気持ち。
よく育ったものよのう、と、
胸をなでおろしたのでした。




ともあれ、
目指す高みは、
まだまだずうっと上。
音楽家として、
ジャックの豆の木のように、
もっともっと成長して、
その高みへ届いてほしいと思います。




すくすく。
のびのび。
ぐんぐん。




まだ20歳。
可能性無限大、怖いものなし、トマト克服せよ。





ところで、
今日はロックの日らしいっす。




三泊四日盛岡。

2011-06-07 17:49:48 | 人間は考える葦である
土曜日。

盛岡駅到着。
先に帰省していた妹の運転で、
網張温泉へGO。
両親ともに、
元気そうで一安心。
懐石料理、
露天風呂、
天国。



日曜日。

網張温泉朝食バイキングをしこたま食し、
チェックアウト、実家へ。
荷物をほどき、
夕方、一族郎党ひきつれて、
パイレーツオブカリビアン。
ハズレなしのシリーズ。
面白いが、3Dは画面が暗くてキライ。
親父は3Dメガネをかけると、
内田裕也のようであった。



月曜日。

被災地の状況を目に焼き付けておきたくて、
宮古市街~田老地区まで車で出かける。
瓦礫の山。
瓦礫の山。
瓦礫の山。
くそっ!
悔しさがこみ上げる。
人間は自然の前で無力だが、
その力はゼロではない。
ひとりひとりの力を寄せ集めれば、
必ず復興できる。
俺に出来ることで、
協力したいと、
改めて思う。

夕方、盛岡着。
先に東京に帰る妹を駅まで送り、
親父に車を預け、
夜の街へ。
3軒ハシゴ。
ベロベロで気絶。




火曜日。

起床後、
実家の周りの森を散策。
素晴らしい小道を発見。
歩きながら見上げると、
ブナの葉脈のキミドリが美しい。
川から吹き上げる風が、
サーっと走る森。
深呼吸を3度。
寿命が3日延びた。

昼食は蕎麦の老舗「直利庵」。
つゆが美味い。
が、蕎麦は上品すぎるかな。
近所にあった「藪屋」のほうが好みだった。
どうしてなくなっちやったんだよ~。
と、
残念がりつつ、
新幹線。


駆け足の三泊四日でありました。

ガキの使いじゃあるまいし。

2011-06-03 09:09:04 | 人間は考える葦である
情けない。
日本の政治の、ていたらく。
あれほど民主党に肩入れしたのに、
鳩山菅小沢、みんななにやってんの。




菅を、
思いつきで動く、と批判しておきながら、
鳩山の腰の軽さは一体何だ。



民主党分裂か、と言われるほどの騒ぎだったのだから、
当然、裏工作やら、腹芸やら、自民党との接触やら、
あると思っていたものは、何もなし。
みんながみんな、その場しのぎ。
政治ショーにもなっていない。
学芸会である。



肥大しすぎたマスコミのせいで、
秘密裏にコチョコチョやるのが難しいのだろう。
それが出来る小沢は牙を抜かれてしまった。



かつて、政治は夜動く、と言われた。
赤坂の料亭が、華やかなりし時代のことである。
大物政治家、という言葉は、もはや死語になった。




俺は今、政治にキレイごとは求めない。
ベルルスコーニはどでなければ、下半身の問題があっても良い。
バレなければ、賄賂も良い。
政治の場で国民のために身をなげうって闘ってくれれば、
それで良い。



しかし、
見渡す限り小物ばかり。



この際、
小池百合子あたりに期待してみようか。




被災地のみなさんの失念を思うと、
胸が痛む。




明日、帰郷。