vagabond moon

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風の吹く駅で。

2013-01-31 07:33:30 | スタジオ
愛媛県下灘駅のイメージソング、
加藤いづみ「風の吹く駅で」のミックスとマスタリング。
半年がかりでやっと完成した。


エンジニア北城宅での作業は楽しい。
新しい機材やアナログレコードを見せてもらう。
リンダロンシュタットを聴きながらオヤジ話に花が咲く。


最近のアナログ盤は白いのだね。
知らなかった。
アナログ盤にダウンロードのチケットを同梱して販売するスタイルもあるんだね。
知らなかった。


CDの音質やデザインに首をかしげながら生きているので、
大好きなアーティストの音源はアナログレコードで購入することに決めた。
レコードで聴く音楽はみずみずしい。
楽しさが倍になる。


特大帽子ケース。

2013-01-29 10:31:38 | ライブ
いよいよ2/1金曜日から北海道。
近藤智洋くんに連れられて苫小牧~札幌~函館。
馴染みの場所、初めての場所、それぞれとても楽しみです。


冬の旅で厄介なのが、ステージで被る帽子のケース。
ツバが折れないように帽子より一回り大きくてガッチリとした作り。
嬉しいが、嬉しくない。
ギターケースと荷物で塞がった両手に、プラスアルファの厄介者。
クロネコしてしまおうか…。


雪原の中を旅するイメージは悪くない。
唄った後の温かな酒が旨いだろうな。

国鉄、柏戸、とろろ飯。

2013-01-21 18:49:57 | 人間は考える葦である
横綱大鵬が亡くなった。
強かった。
北の湖も強かったが、懐の深さでは大鵬に軍配が上がる。
攻めよし、守りよし、ルックスよし。
完璧なものが苦手なへそ曲がり少年は、
ライバル柏戸の悲愴感に拍手したが、
なかなか勝てずにへそを噛んだ。


巨人、大鵬、卵焼き。
昭和少年たちの三種の神器。
強いものに憧れ、甘いおかずに狂喜した。
娯楽が少ない、食べ物もそれほど豊かではない、そんな時代の伝説である。


国鉄、柏戸、とろろ飯。
ヒーローがいたから、アンチヒーローを標榜できた。
アントニオ猪木よりストロング小林。
千葉真一より成田三樹夫。
ビートルズよりキンクス。


ヒーロー不在の時代なので、
上手にへそを曲げられません。





ニンニク不要男。

2013-01-20 12:21:33 | ライブ
ホルモン満開、中井いち朗との阿佐ヶ谷ハーネスライブ、
参加してくれたみんな、ありがとう。
寒い夜の熱いひとときでした。


新曲や、馴染みの少ない曲をたくさん演奏したので、
戸惑われた人が多かったのではないかと思います。
それとも戸惑っていたのは俺だけか?


ハーネスの雰囲気、スペースの味わい方、
かなりつかめて来たので、次回以降、なおさら楽しく出来そうです。
次は近藤智洋くんとの北海道遠征報告会。
ふふふ、面白そうだ。


昨夜のアンコール、
アナスターシャを歌ったあとの中井“ニンニク不要男”いち朗の満足顔を思い出し、
少しムカつきながらも、
ニヤニヤしています。


また会いましょう!

中井ちゃんとの遭遇。

2013-01-17 21:43:47 | リハーサル
1/19阿佐ヶ谷ハーネスライブに向けてリハーサル。
ひさびさバイオリン中井いち朗とセッション。
一年以上会っていなかったらしいのだが、
そんな気配はお互い皆無。
時の流れは感じないが、いかんせんメモリーが足りない二人。
記憶の糸をたどりつつリハは進む。


キッチリやる曲、ルーズにやる曲、
それぞれ味が異なって面白い。
なんだかヤバいライブになりそうだ。
新曲もやる予定。
参加してくれる人たち、是非とも楽しみにしていただきたい。

苫小牧、アイスホッケー、塩ラーメン。

2013-01-12 11:10:59 | ライブ
初の苫小牧。
緊張気味のステージ上、
しっかりしろ俺、と心で自分を叱咤する。


結局、
最後は総立ちの楽しいライブでした。
参加してくれたみんな、
ありがとう、ありがとう、ありがとう!


マスターが俺の元マネージャー、マイケルの同級生だったこと、
アイスホッケーがやっぱりみんな大好きだったこと、
終わって食べた「で忠」の塩ラーメンが世界一美味しかったこと、
機材を片付け着替えた後にもう一度歌わされたこと、
そこで歌った即興の「2月の歌」の出来が普通に良かったこと、
楽しかった理由が山ほどありました。
ビバ苫小牧。
みんな本当にありがとう。


一週間の北海道ステイ、
初日から飛ばし気味です。
本日は、札幌楽天舎、近藤智洋くんがメインの日。
写真は起きぬけの主役くん。


駅の唄、海の唄。

2013-01-09 19:02:05 | スタジオ
加藤いづみレコーディング。
愛媛県、下灘駅のイメージソング「風の吹く駅で」の唄入れ。


下灘駅は真下に海が広がる美しい駅。
夏にはそのプラットホームでライブが行われる。
何度か呼んでもらい、その度に地元の宴にお邪魔した。


水揚げされたばかりの魚料理の美味いこと。
舌鼓を打てば無口な漁師たちが嬉しそうな顔になる。
酒がまわると、あちらこちら、話が宙を飛ぶ。
宴席の見本のような夏の夜だ。


シティもよろしいが、カントリーも良いよなぁ。
そんなこと思いながら、夕暮れレコーディング。
田舎育ちの血が騒ぎだしたので、焼酎で鎮めます。





合体ピックアップ。

2013-01-07 04:20:03 | ギター
数年前、事務所の整理をしていたら、
アコギ用の高級ピックアップやプリアンプがいくつも出てきた。
どうやら昔のスタッフが若いアーティスト達に買い与えていたようだ。
俺は安物を使っていたのに…。
500円でランチを済ます、お父さんの気分になった。


発見した宝物のひとつ、SUNRISE S-2。
いつかは使ってやらねばなるまいと、手ぐすねを引いていた。
そこで最近どうにも調子の悪いGIBSON J-30のピックアップ変更を決意。
LR. BAGGSのiMIXを購入して、SUNRISEと合体させることにした。


TOM PETTYも使っているこのシステム。
TOMはSUNRISEではなくM-1を装着している。
LR. BAGGS社長自らにインストールしてもらったらしい。
羨ましいぞ、ビッグネーム。


アコギのピックアップの選択はいつも悩ましい。
MARTIN D-28にはLR.BAGGSのANTHEMをつけてある。
ピックアップの音は素晴らしいが、サドル下のピエゾのせいで生音がこもり気味になった。
弾いていても気分が乗らない。


今回の選択が正しいかどうかは、神のみぞ知る、である。
相性もあるし、なにしろギターが重くなる。
しかし、いいのだ。
このワクワク感がいいのだ。
初デート前夜の感じ。


今日にでもシャーウッドギター太田さんに着けてもらいに行こう。




かぶりものベイベー。

2013-01-05 19:57:58 | 人間は考える葦である
スカイプなるもの初体験。
シアトルに留学中の姪っ子と新年のご挨拶。
敵はクローバーに2013型メガネがついたかぶりもので登場。
なかなかやるな、女子大生。


しかし便利な世の中だ。
呑気に構えていると、
どんどんどんどん取り残されてゆく。
今年はスタッフ藤江に特訓してもらうことにしよう。


決意の芋焼酎、グビる。


海老蔵ロック。

2013-01-04 07:26:52 | ライブ
新春浅草歌舞伎を観る。
前方、花道近くの良い席だったので、
役者の息づかいが全て見て取れる。
一時も緩むことのない表情は、まさしく伝統とプロの凄み。
満足。


海老蔵が良い。
俺のように歌舞伎に不案内なものでも、
その立ち振る舞いには息を呑む。
発するオーラの濃度が違う。
これで生意気だったら殴りたくもなる。


ストーリーや言葉がわからなくても、
音、歌、動きに心を揺さぶられる。
歌舞伎は洋楽ロックのライブにどこか似ている。


海老蔵はアメリカンロックでありました。