晴れた朝の男メシ。

気持ちのいい朝だ。
雲ひとつない空と、
爽やかな風。
窓枠にかけた南部風鈴がチリンと鳴いたので、
故郷の春を思って瞳を閉じる。


岩手はいまだにウイルスゼロ。
田舎だから、
誰も行かない県だから、
人口密度が少ないから。
悪口含めて、
いろいろ理由は飛び交うけれど、
結果オーライ。
このまま完封してほしい。


帰りたくても帰れない、
もどかしさをこらえて、
本日の朝食。
キュウリ、ナス、ニンジンのぬか漬け、
小松菜のおひたし、焼き鮭、がんもと厚揚げの煮物、
玄米、はと麦、黒米の御飯、アサリの味噌汁。


飯も歌も、
自家製にかぎる。

わざわいは転じる。

不味そうに写っているが、
美味かったのだ、ジェノベーゼ。
初めて作った、ジェノベーゼ。
ウィルス騒動で、
外食する機会が激減。
毎日自炊を楽しんでいる。
おのずとレパートリーも増えてきて、
あれこれ調理器具も買い込む始末。


憂鬱な毎日が続くが、
禍を転じて福と為す、という結末を迎えたい。
近い将来、
富士山麓あたりに首都機能を移転して、
２世議員ではないフレッシュな政治家と、
人のために生きるのが好きな官僚とで、
新しい国造りを始めてほしいものだ。
霞が関に人がいなくなって、
公園にでもしてくれたなら、
夏の酷暑も、三密も、
少しはましになるだろう。


いつまでつづく、
ぬかるみぞ。

ここも閉鎖か～。

清水山の森へ、カタクリの花を見に行く。
23区内では有数の群生地、
雑木林の下草に可憐な花が踊っている。


ウイルスのせいで、
残念ながら森の中の遊歩道は閉鎖中。
フェンスの外から愛でるが、
動物園のようで物足りない。


でも、好きだな、カタクリ。
清水山のは人の手が加えられているせいか、
なんだかひ弱な個体が多い。


理想を語るなら、
故郷盛岡、高洞山のカタクリたち。
雪解けの風に立つ花弁は、
気高く、雄々しく、美しい。

J30を可愛がる。

2か月弱の修理期間を経て、
Gibson J30が戻ってきました。
ライブで酷使しているので、
満身創痍、疲労困憊、半死半生。
あちこち直してもらい、
昨日帰還です。


弦同士のバランスが良くなって、
弦高もバッチリ。
カイロプラクティック後の俺の腰のような、
爽やか野郎になりました。


とは言え、
ライブは再開できるのか。
愚図の政治家と彷徨う阿呆たちのおかげもあって、
先行きが全く見えません。
発病しても、
まともな治療が受けられない状況になりつつあるらしいので、
自己中の人たちも笑ってる場合じゃないですよね。


わたくしも、
しばらく、
おとなしく、
歌を作って過ごします。
みなさんも、
お気をつけて。