vagabond moon

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二人旅のリハ。

2007-04-25 17:23:11 | ライブ
 お知らせのように五月五日より加藤いづみとの二人旅が始まります。
 団体旅行も楽しいが、少人数のトリップはまた格別。自由がきくので全国の街々を隅々まで堪能できるのです。一昨年は早起きのジョギングを日課にしていて、寺周りや一人しかいないロードショーなど、地方ならではのオッサン旅に味をしめたのでした。
 なので今年も走るつもり。初夏なのでどの街も気持ちが良いだろうな。今度はあそことあそこに行って、あんなもの食べて…。道順を聞いた人妻と恋に落ちて、近所の温泉に一泊したりして、「もう会えないの」なんて帰り際に色っぽい声で囁かれたりして…。
 妄想と共にリハーサルが過ぎてゆく。
 「ボヤっとしてないでちゃんと弾いてよね!」
 「ごめんごめん。ちょっとツアーのこと考えていたものだから。」

初台ドアーズ。

2007-04-10 03:38:18 | ライブ
 4月6日のライブが終了。祭りのあと。半開きの口で三日ばかり過ごしている。
 
 この日のために新曲を2曲作った。ホントは5曲作るとスタッフに大口を叩いていたのだ。モハメドアリ。
 でも、おかげで昔の作曲方程式を思い出した。とにかくデタラメ英語でバンドとセッションして、後から言葉をのせてゆくパターン。みんなとセッションすると、言葉の切れはしが次々に浮かんでくる。バンドの連中も忙しいから、そうそう甘えてはいられないが、これが一番身体に馴染んだやり方みたいだ。アコギ一本で作るよりも宇宙が見える。バンドの連中に感謝。誰かのエネルギーを授かって唄は生まれる。改めて確認した次第だ。
 
 無から何かが生まれる。それこそが音楽の醍醐味だ。昔はよくレコーディングスタジオで曲を作っていた。一曲も出来ていない状態でスタジオに入る。それは自分へのチャレンジだったけれど、不思議に満足ゆく作品が出来上がったものだ。川村かおりも太田貴子も金子美香も、11時にスタジオ入りしてピアノで曲を作り、1時にはレコーディングを始めていた。
 コンピューター全盛になって、ああ言う制作環境は今はないけれど、もう一度崖っぷち気分でやってみたいものだと思う。ピカソもゴッホも衝動にかられて絵筆を取ったのだろう。
 
 築地の魚市場のように、今日の自分が一番新鮮だと言える作品を残したい。

リハ、順調です。

2007-04-04 00:10:27 | ライブ
 リハ、三日目。メモリー不足の頭脳も頑張り初めて、サクサクと進んでいます。時にフリーズしたりもしますが、再起動を重ねるのもこれまた楽し。行きつ戻りつの、笑いの絶えないスタジオです。あ、けしてサクサクではなかったね。
 

あたふた。

2007-04-03 01:03:17 | ライブ
 ライブまであと一週間を切ったというのに、あたふたと慌てふためいている。やらなくてはいけないこと、覚えなくてはいけないこと、まもらなくてはいけないこと、多いものだね。音楽という形のないものにもルールはキチンと存在していて、その中での安全な自由が俺には心地よいスタイルみたいだ。

 いつも使わせてもらっている白金のスタジオ。閑静な住宅地にある一軒家の地下のフロアー。壁には沢田研二やディランやストーンズなんかのゴールドディスクやポスターが飾ってあって、ちょっとした中野ブロードウェイ2Fの雰囲気。コレクターズアイテムの品々が無造作に転がっていて、なかなかいいよ、その感じ。

 譜面やギターやメンバーに囲まれていると、時間が経つのがとても早い。毎日こんな風に過ぎてくれれば、退屈なんか無いのに。
 金曜日まで束の間の幸せを楽しむことにいたしやす。草々。