『怪獣大戦争(1965)』
1965年(昭和40年)12月19日に公開された日本とアメリカの合作映画でゴジラシリーズの第6作。”怪獣映画”と”空想科学映画”を融合させた娯楽映画で、漫画『おそ松くん』中のギャグ「シェー」をゴジラが行う場面があることでも有名です。監督は本多猪四郎さん、特技監督は円谷英二さんが担当しました。登場怪獣はゴジラ、ラドン、キングギドラ。上映時間は94分。
あらすじ
196X年、木星に新衛星”X星”が発見された。そこに住むX星人より宇宙怪獣キングギドラ撃退のためにゴジラとラドンを貸してほしいと申し出があった。しかし、ゴジラ、ラドンを地球より連れ出したX星人は二大怪獣を電磁波で洗脳し、キングギドラとともに地球侵略を開始したのだった。果たして地球人はX星人の野望を砕くことができるのか?
感想
娯楽映画としては良作でした。物語のテンポがよくて観ている方としてはずっとワクワクできましたからね。
ストーリーについては空想科学映画の枠に怪獣映画をはめ込んでいるので実はかなり”怪獣要素”が少なかったです。ただ要所要所で怪獣たちが大暴れするのでそんなに気になりませんでしたケドね。
それから主人公を日本人とアメリカ人二人にしたのもよかったです。怪獣をなんとかする役とX星人をなんとかする役(恋愛も含む)を分けて演じさせることができ、物語がスムーズに進行できたと思います。
ここからは邪推ですが、劇中でコンピューターを絶対視するX星人を描くことで”全体主義思想への批判”とか”コンピューターに支配されることの恐怖”みたいなメッセージも含まれているように感じました。そういう意味でも大変興味深い映画でした。
と、ここまで褒めちぎってますが、特にX星人がらみのデザインはツッコみどころ満載。
UFOのデザインがお椀を重ねてるみたいだし、X星人の格好もコスプレみたいで全体的にダサい。1965年の映画としてもなんとかならんかったんか?
まぁそれらが映画そのものの面白さまで霞ませることはなかったと思いますケドね。
そうそう、特撮ファンから賛否分かれる”ゴジラのシェー”ですが、ワタクシは”有り”だと思います。X星は地球よりも重力の軽い星なんですから、いつもよりゴジラが軽快に動いたり、ジャンプしたりするのも当然だと思うからです。作り手がそこまで考えていたかは知りませんが・・・・。
怪獣大戦争(プレビュー)
特撮シーンについては過去作から流用されたシーンも少なからずあって残念ではありますが、X星や地球での力の入った怪獣対決は本作の大きな見所です。
それから地球から連れ去られるゴジラとラドンが妙にカワイイ。本作では地球産の二大怪獣のお茶目さが随所に見られますので見逃してほしくないですね。
そしてなにより出番こそ少ない怪獣たちですが、クライマックスが怪獣対決になるので鑑賞後に残る余韻は”怪獣映画そのもの”。怪獣ファンも満足できるものになっていると思います。
キャストは東宝怪獣映画お馴染みの人々に加え、ニック・アダムスさんを起用、宝田明さんとダブル主演でした。予告編と違って納谷悟朗さんがニック・アダムスさんの日本語吹替えを担当しているので全編日本語で聞くことができます。
ワタクシはダブル主演お二人のどっちが上でも下でもないカンジにすごく好感が持てました。いいコンビなんだろうな感をお二人が上手く演じていたと思います。
女性は全員同じ顔のX星人さんです。なんだろうこのコスプレ感は・・・(笑)。
怪獣大戦争マーチ ロングバージョン ~Invasion of Astro-Monster march longVer.~
怪獣大戦争といえばこの曲ですね!近年『シン・ゴジラ』でも流れた時は心躍るものがありました!ホントいつ聞いても男子の心をワクワクさせてくれます。ちなみに格闘家の佐竹雅昭さんがリング入場曲に使ってましたね~。
【予告編#2】ゴジラ キング・オブ・モンスターズ (2019) - カイル・チャンドラー,ベラ・ファーミガ,ミリー・ボビー・ブラウン 原題:GODZILLA: KING OF THE MONSTERS
昔の作品観てたらコッチがめちゃくちゃ楽しみになってきましたよ~。早く5月31日にならないかな~。
ということで今回はここまで。次回乞うご期待!
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1965年(昭和40年)12月19日に公開された日本とアメリカの合作映画でゴジラシリーズの第6作。”怪獣映画”と”空想科学映画”を融合させた娯楽映画で、漫画『おそ松くん』中のギャグ「シェー」をゴジラが行う場面があることでも有名です。監督は本多猪四郎さん、特技監督は円谷英二さんが担当しました。登場怪獣はゴジラ、ラドン、キングギドラ。上映時間は94分。
あらすじ
196X年、木星に新衛星”X星”が発見された。そこに住むX星人より宇宙怪獣キングギドラ撃退のためにゴジラとラドンを貸してほしいと申し出があった。しかし、ゴジラ、ラドンを地球より連れ出したX星人は二大怪獣を電磁波で洗脳し、キングギドラとともに地球侵略を開始したのだった。果たして地球人はX星人の野望を砕くことができるのか?
感想
娯楽映画としては良作でした。物語のテンポがよくて観ている方としてはずっとワクワクできましたからね。
ストーリーについては空想科学映画の枠に怪獣映画をはめ込んでいるので実はかなり”怪獣要素”が少なかったです。ただ要所要所で怪獣たちが大暴れするのでそんなに気になりませんでしたケドね。
それから主人公を日本人とアメリカ人二人にしたのもよかったです。怪獣をなんとかする役とX星人をなんとかする役(恋愛も含む)を分けて演じさせることができ、物語がスムーズに進行できたと思います。
ここからは邪推ですが、劇中でコンピューターを絶対視するX星人を描くことで”全体主義思想への批判”とか”コンピューターに支配されることの恐怖”みたいなメッセージも含まれているように感じました。そういう意味でも大変興味深い映画でした。
と、ここまで褒めちぎってますが、特にX星人がらみのデザインはツッコみどころ満載。
UFOのデザインがお椀を重ねてるみたいだし、X星人の格好もコスプレみたいで全体的にダサい。1965年の映画としてもなんとかならんかったんか?
まぁそれらが映画そのものの面白さまで霞ませることはなかったと思いますケドね。
そうそう、特撮ファンから賛否分かれる”ゴジラのシェー”ですが、ワタクシは”有り”だと思います。X星は地球よりも重力の軽い星なんですから、いつもよりゴジラが軽快に動いたり、ジャンプしたりするのも当然だと思うからです。作り手がそこまで考えていたかは知りませんが・・・・。
怪獣大戦争(プレビュー)
特撮シーンについては過去作から流用されたシーンも少なからずあって残念ではありますが、X星や地球での力の入った怪獣対決は本作の大きな見所です。
それから地球から連れ去られるゴジラとラドンが妙にカワイイ。本作では地球産の二大怪獣のお茶目さが随所に見られますので見逃してほしくないですね。
そしてなにより出番こそ少ない怪獣たちですが、クライマックスが怪獣対決になるので鑑賞後に残る余韻は”怪獣映画そのもの”。怪獣ファンも満足できるものになっていると思います。
怪獣大戦争 東宝DVD名作セレクション | |
関沢新一 | |
東宝 |
キャストは東宝怪獣映画お馴染みの人々に加え、ニック・アダムスさんを起用、宝田明さんとダブル主演でした。予告編と違って納谷悟朗さんがニック・アダムスさんの日本語吹替えを担当しているので全編日本語で聞くことができます。
ワタクシはダブル主演お二人のどっちが上でも下でもないカンジにすごく好感が持てました。いいコンビなんだろうな感をお二人が上手く演じていたと思います。
HG ゴジラ 7 X(エックス)星人 単品 | |
バンダイ | |
バンダイ |
女性は全員同じ顔のX星人さんです。なんだろうこのコスプレ感は・・・(笑)。
怪獣大戦争マーチ ロングバージョン ~Invasion of Astro-Monster march longVer.~
怪獣大戦争といえばこの曲ですね!近年『シン・ゴジラ』でも流れた時は心躍るものがありました!ホントいつ聞いても男子の心をワクワクさせてくれます。ちなみに格闘家の佐竹雅昭さんがリング入場曲に使ってましたね~。
【予告編#2】ゴジラ キング・オブ・モンスターズ (2019) - カイル・チャンドラー,ベラ・ファーミガ,ミリー・ボビー・ブラウン 原題:GODZILLA: KING OF THE MONSTERS
昔の作品観てたらコッチがめちゃくちゃ楽しみになってきましたよ~。早く5月31日にならないかな~。
ということで今回はここまで。次回乞うご期待!
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