市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

子どものおくすりの話

2017-05-16 | くすり
いちはら自然育児サークル「ゆるゆる」の皆さんの企画で、「子どもの薬」をテーマにお話をしてきました。

会場のフクマスベース。


「ゆるゆる」では、子どもの健康に関することや子育てについて、同じ思いを持ったママ仲間が緩やかに繋がり、肩ひじ張らずに楽しみながら活動しています。
「ゆるゆる」とは言いながらも、今年1月には小児科医による講演会を夢ホールで開催し、なんと100名以上もの来場者を集めたんですよ。自分たちの想いを着実に行動に移している、頼もしいママたちなんです。

今回は、薬の基本的なお話として、薬の特徴や作用機序、風邪によく使う抗菌剤や解熱剤、咳止めなどについてお話しました。
乳幼児は、感染症にかかることが何かと多い時期なので、ママたちの心配も絶えないものです。でも、お医者さんから当たり前のように出される薬については、大事なわが子の体に入るものなのに、意外に知らないことが多いようです。

つたない話になってしまいましたが、少しでもママたちのお役に立てばうれしいですね。
自分にとっても良い経験になりました。



ゆるゆるの皆さん、楽しい時間をありがとう!
また呼んでくださいね(^^)/

「在宅医療対応薬局」リスト配布でお知らせ

2017-05-08 | くすり
今日は、市原市薬剤師会で2年前に作成した「在宅医療対応薬局リスト」の改訂版が出来上がったので、ほやほやのリストを抱えて市内各施設を回りました。

これがそのリストです。


皆さんは、足が不自由だったり認知症などで薬局まで通うことが出来ない方を対象に、医師の指示があれば、薬局の薬剤師が薬を自宅まで届け、服薬の相談を受けたり残薬を管理するなど、薬物治療について全面的にサポートする制度があることを知っていますか?
市原市内には、市薬剤師会に登録している薬局が約100件あるのですが、うち現在約40件がこうしたサービスに対応できるんです。
リストにはその薬局名の一覧と、「麻薬を扱っているか」「無菌調剤に対応できるか」といった情報も載せてあります。

今日持参した施設のひとつ、千葉労災病院

県内に10カ所指定されている「認知症疾患治療センター」の一つが、ここ労災病院になります。

センター長の小沢先生。リハビリテーション科で物忘れ外来も担当されています。
僭越ながら、「W小沢」のツーショット(^^ゞ。


先生は、認知症を含めた在宅医療の充実を図るため、薬剤師による訪問支援の普及については以前からとても関心を寄せて下さっています。
医師の間でもまだあまり知られていないこの制度。まず院内の医師に向けて周知を徹底させたいと仰って下さいました。
小沢先生とはこの他にも、道路交通法改正による認知症の受検者数の変化、医療情報のネットワーク化、認知症疾患治療センターの現状、認知症初期集中支援チームの進捗状況など、短い時間ながら中身の濃い情報交換ができました。

今日はこのほか、発達支援センター、辰巳病院、地域包括支援センターたつみなどを回りました。
訪問支援に対応できる市内の薬局の件数は、ここ数年で確実に増えています。利用者数が増えれば、それに応ずる薬局側の体制もさらに充実するでしょう。
市民が安心して在宅で医療や介護を受けるためにも、まずはこの制度を知ってもらうこと。
これから薬剤師会の在宅研究会のメンバーで手分けして、他の施設へも順次配布していきます(^^)/

ポリファーマシーについて

2016-12-26 | くすり
前回のブログで案内した認知症に関するイベントが昨日行われました。
午前中は認知症カフェで、午後は医療介護の専門職向けの講演会でした。



大きなテーマは「高齢者とくすり」。
まず、東京大学医学部附属病院・老年病科の秋下雅弘先生から、ポリファーマシーの問題について。


「ポリファーマシー」とは、必要以上に多種類のくすりを飲んで有害事象が起こっている状態のことを指します。日本ではおおむね6種類以上とされています。
75才以上の後期高齢者の救急の15%以上はくすりが原因とのことですから、深刻ですよね。

高齢になるほど、代謝や排せつ機能は衰えていきます。
例えばお酒も、若いころのように量が飲めなくなった、残りやすくなったという方は多いと思いますが、くすりも同じなんです。
さらに、複数の疾患を抱えて掛け持ちで医療機関に通うようになったり、認知機能や視力・聴力が低下して正しく服用できなくなるなど、リスクはどんどん高くなります。
後期高齢者によくみられる症状(ふらつく、転びやすい、物忘れ、興奮しやすい、ボーっとする)も、案外ポリファーマシーのせいかもしれませんよ。それを知らずにまた医者に行って更にくすりが増える・・・。
悪循環です。

これまでこの問題は、医療従事者の間でもあまり意識されなかったのですが、近年ようやく注目されるようになってきました。
医療や介護に携わる専門職は当然のことですが、患者側も正しい知識を持って、なにか思い当たることがあれば医師や薬剤師に相談することも大切ですね。

二番目の講演では、市原市薬剤師会の小室裕保先生が、実際に薬剤師が服薬支援を行っている例をたくさん紹介して下さました。



今年4月から診療報酬が改定されて、「かかりつけ薬剤師制度」がスタートしました。
患者さん自身が信頼する薬剤師を選び、書面で同意をかわすことで、自分が服用しているくすり(市販薬やサプリメントなどの健康食品も!)をすべて把握してもらい、24時間いつでも相談することが可能になるものです(サービスごとに何十円かの負担あり)。
制度にかかわらず、くすりに関する相談にいつでも気軽に応じて健康をサポートするのは本来の薬剤師の務めですから、ぜひ多くの方にもっと気軽に薬局を活用してもらえればと思います。

薬剤師研修 創傷被覆材について

2016-12-02 | くすり
もうかれこれ1か月近くも(!)ブログを休んでしまいました。
特に大きな理由はなかったのですが、公私ともにバタバタしていて、何となく・・・。
さすがに最近「ブログどうしたの?」と聞かれることもチラホラと(*_*;。
ほんの少しずつでも書かなくちゃ、と反省したところであります。

そうこうしているうちに、実は今日から定例議会が始まってしまってたんです。
私の一般質問の通告内容や登壇日時は、また次の機会にお知らせするとして、とりあえず今日は今夜開かれた薬剤師会在宅医療研修会の様子を。

20時という遅い開始時刻にもかかわらず、勤務を終えてお疲れのところ60名近くの先生方が参集しました。
私はつたないながらも司会を担当。


研修テーマは『創傷被覆材』。要するに傷を覆う医療材料で、もっとわかりやすく言うと、古典的には包帯、身近なところでは絆創膏がありますね。
寝たきりのお年寄りの増加で褥瘡の患者さんも多い現在、実に様々な種類の創傷被覆材が開発されています。
単に皮膚を覆い保護するもの、浸みだした体液を吸収するもの、適度な湿度を維持するためのもの、疼痛を緩和するためのもの等々・・・。
傷は適度に水分が保たれている状態が最も治りやすいので、いかに創傷面の水分量をコントロールるするかが創傷被覆材の選択のポイントとなります。

講師のおひとり、帝京大学ちば総合医療センター薬剤部課長で褥瘡認定薬剤師でらっしゃる飯塚先生のご指導の下、参加者全員が実際に最新技術が駆使された様々なフィルムを腕に貼って、理解を深めました。



これまで地域の薬剤師が褥瘡など創傷の管理に携わる機会はあまりなかったのかもしれませんが、今後は在宅医療の普及でこれらのスキルも薬剤師の職能を生かす意味で大事になってくると思います。

まあ理屈はともかく、ヒトに本来備わっている傷を治す力って、実にドラマティックなんですね。
その力を最大限引き出すのが創傷被覆材なわけで、私なぞはもうストレートに「創傷管理の分野って、超面白い!!」と感じてしまいました。

今や傷の治療は「乾燥から湿潤へ、消毒から洗浄へ」が業界では常識ですが、まだまだ一般的ではないように思います。
市民向けに「正しい傷の治し方」なんて講座を開くのもいいかもしれないな・・・(^.^)

「ぼんやり脳」のすすめ

2016-09-02 | くすり
いつものことですが、
本会議の一般質問のための原稿作成作業は、かなり苦しい。
言いたいことははっきりしていても、もともと言葉に敏感なタイプではないので、「最適な一言」を探すのに一苦労。
ウンウンうなりながら一日中PCの前に座っていても、数行しか進まないこともしょっ中です。

そんな矢先、ある機関誌で「ぼんやり脳」という記事が目に留まりました。

これは近年の大脳研究で明らかになったもので、「ぼんやりする時間を生活に取り入れると、思考力や判断力がアップする」というもの。
人間の脳が一日に消費するエネルギーのうち、細胞の維持活動に使われているのが20%で、残りの80%のうち5%は脳が意識的に活動しているときに消費されています。
じゃあ、残りの75%は?というと、なんとぼんやりしている時に、記憶や情報を整理したり、判断や認識をニュートラルに戻したりと、せっせと働いているのだそうです。
だから、一日に数回、数分でもいいので、ぼんやりした時間を作ることで、かえって作業効率が上がったり、アイディアが生まれやすくなる、とのこと。

そういえば私も、お風呂に入ってボンヤリしている時に限って、ポンッとひらめくことが多い!
(メモれないからそのまま忘れちゃうことも多いけれど(^^;)

例えば、家や仕事場の近くに自分だけの「ぼんやり隠れ家」を見つけておく、のんびり散歩をする、はがきのあて名書きなどの単純作業をする、など意識的に「ぼんやり脳」をつくる環境を設定するといいそうです。
「ぼんやり隠れ家」、いいですね。喫茶店とか、庭園とか、美術館とかでお気に入りが近くにあれば理想ですね~
これから私も意識的に「ぼんやり脳」を生活に取り入れたいと思います。


写真は、今夜開かれた市原市薬剤師会「在宅研究会」の様子。


主に、国のモデル事業「薬局ビジョン事業」などについて話し合いました。
薬剤師が薬局から飛び出して地域に出向き、介護を必要としない元気な高齢者を対象に、認知機能のチェック、かかりつけ薬局についての説明、服薬のアドバイスなどを行う事業です。
地域の健康サポートを担う医療従事者としての薬剤師の可能性が、どんどん広がりつつあることを感じています。

地域に出向く薬剤師へ

2015-11-20 | くすり
昨晩、市原市薬剤師会在宅医療研究会(私も一応メンバーです)が開いた研修会に参加しました。
市原市でも今後在宅で医療介護を受けるお年寄りが増えることから、同研究会では、地域の薬剤師がどう在宅支援に関わっていくか、ということについて検討を重ねています。

これは意外に知られていないのですが、まちの薬局の薬剤師は、医師の指示があれば患者さんの自宅を訪問して、服薬の指導をしたり、残薬がないか確認したり、うまく飲めていないようであれば処方の工夫や変更を医師に提案したり、などの業務を行うことができます。
ただ、このことをよく理解しているのはケアマネージャーや医師さえもごくわずかで、なかなか広まらないのが現状です。

そこで私たち在宅医療研究会では、
「医師の指示を待っているだけじゃダメだ。薬局から医師に申し出る『薬局提案型居宅訪問』方式を広めよう」
ということになりました。その活動の一環が今回の研修会なのです。



研修会では、帝京ちば総合医療センターとその周辺の薬局で始まっている薬局提案型居宅訪問の仕組みの発表や、実際に訪問を行っている市内の薬局の事例報告がなされました。
そして、千葉市で薬剤師でありながらケアマネージャーとして居宅介護支援事務所を運営している吉松美津代さんの講演も行われました。



「薬局で、ご飯も食べられない人に『ご飯の後に薬を飲んでください』、毎日お風呂に入らない人に『お風呂の後にこの軟膏を塗ってください』なんて、何も考えずに指導してただ薬を渡しているようじゃダメ!」
吉松さんの熱弁は、若い薬剤師の皆さんにとって大いに刺激になったと思います。

厚労省は、先月「患者のための薬局ビジョン~「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へ~」を公表しました。
医療機関のそばにある薬局を俗に「門前薬局」と呼ぶのですが、現在多くの薬局がこの形態をとっています。でもこれだと、患者さんは違う医者にかかるたびに違う薬局から薬をもらうことになりますね。
そうではなく、どこの医者から処方された薬でも、自分の「かかりつけ薬局」で調剤してもらうようにする、というのが国の方針です。
服薬情報や管理の一元化によって、処方の重複や飲み合わせのチェックがしやすくなったり、患者さんのちょっとした体調の変化に気付くことができるなど、薬局が住民にとって身近な健康サポートステーションの機能を果たすことが可能になります。

そして、高齢の在宅患者のための居宅訪問の推進も、国の方針の大きな柱の一つです。

幸い市原市は、在宅研究会のメンバーの頑張りで、いい流れができつつあると感じています。
今後は地域の薬局同士の連携、拠点病院と薬局との連携、そして介護職と薬局の連携を、着実に進めていきたいと思っています。

「在宅医療対応薬局リスト」ができました!

2015-04-30 | くすり
連日、慌ただしい日々を過ごしています。
様々なハプニングに見舞われたり、大きな市政の動きも多々あったりで、
本来ならばもっと皆さんに報告をしたいところなのですが、なかなか思うようにできず。。
本当にゴメンナサイ。

さて、開所したばかりの事務所には、毎日いろいろな方が訪ねて下さいます。
先日は、三男坊の高校保護者会の仲間が手作りのケーキを持参して、激励に訪れてくださいました。


バターを使っていない、ヘルシーケーキです。
あっさりしていて美味しい!いくらでもいけそう!

Kさん、ありがとう~


それからこちらは、昨夜事務所で行われた薬剤師会有志の打ち合わせの様子。夜中の10時過ぎまで議論しました。

市民の命と健康を守るために、これからいろんな仕掛けをしていきますので、ぜひご期待くださいね♪

写真手前に置かれてある資料は、その仕掛けのうちの一つ。
今回薬剤師会が初めて作成した「在宅医療対応薬局リスト」。できたてホヤホヤです。
何らかの理由で薬局まで足を運ぶことが難しい患者さんのために、
薬剤師が自宅まで薬を届けて、服薬指導や残薬の確認などの管理も行うことができる、市内の薬局が全て載っています。

これから薬剤師会の仲間で手分けして、市内各所に出向き、順次リストを配って回ります。
私は今日は早速、市役所の高齢者支援課や障害者支援課の窓口に持参しました。

「私も是非ほしいわ」という方は、市原市薬剤師会(0436-23-0808)までお問い合わせくださいね。
私や市民ネットの事務所まで連絡いただいても構いません。

因みに、このリストの表紙は私がデザインしました。出来栄えはいかがでしょうか・・・

生徒たちに伝えたかったこと

2015-01-31 | くすり
ひょんなことからご縁があって、
先日、三和中学校の「働く人に聞いてみよう」という授業で講義をしてきました(^.^)



講師は私のほか、パティシエ、デザイナー、美容師、(私の憧れの)レスキュー隊員など、計6名。
私は元病院薬剤師として、主にあまり一般に知られていない病院業務について、実際に処方箋や分包された内服薬、輸液バッグなどを見せながら話をしました。
もちろんこのほかにも、現在も議員の傍ら務めている学校薬剤師についてや、在宅患者への訪問指導や薬局での血糖値測定などについても説明して、まちの薬局が単にクスリを渡すだけの場所ではなく、住民の健康管理ステーションとして重要な役割を果たしていることも、しっかり伝えました。
意外だったのが、多くの生徒たちが学校薬剤師の存在を知らなかったこと。年に何度か授業中にお邪魔して、教室内の明るさや二酸化炭素濃度のチェック、プールなどの水質検査を行っているのですが、誰がどういう目的で行っているのかが子供たちにあまり理解されていなかったことは、ちょっとショックでした(^_^;)。

次に、どんな人が薬剤師に向いているのかというと、
基本的に地味で人の命に直接関わる仕事なので、まあ自己顕示欲が強くていい加減な性格では、ちょっと苦しいかもしれません(笑)。
それからコミュニケーション能力も必要です。
特に病院薬剤師は、医師や看護師など多職種との情報共有や連携が大事です。患者さんも、お年寄りから子供、障害者などいろいろな方がいらっしゃるので、相手に寄り添って接することができる能力が求められますね。
でもまあ、どんな職業にも言えることですが、最終的には本人が薬剤師の仕事に誇りややりがいを持てるかどうか、ですね(^.^)。
いずれにせよ、薬剤師は他の職業に比べて女性も男性も平等に活躍できるし、就職先も病院・薬局・メーカー・公務員など間口がとても広い、素晴らしい専門職だと思います。

最後に、
ではどうして私が薬剤師の仕事をやめて議員になったのか、そのいきさつを簡単に話しました。
息子が重い障害を背負って生まれてきたことで、いろいろな経験やたくさんの出会いがあったことが自分の財産であること。
マイナスの状況もプラス思考で乗り越えられるし、今つらくても苦しくても、必ずその経験が自分の力になる・・・
そんなことを伝えました。
実はこれが一番生徒たちに伝えたかったことなんですよね。

中央の生徒たちは、決して寝ているのではありません(笑)。真剣にメモを取ってます。


不慣れなにわか先生ではありましたが、一生懸命パワーポイントも作って、自分なりにわかりやすく説明したつもりですが・・・。
薬剤師の魅力や人生で大切なことなど、少しでも生徒たちに伝わったかな?

薬剤師に戻って

2015-01-26 | くすり
昨日、愛車「デミ雄くん」を運転していてふと見上げたら、真っ青な空に見慣れぬ光景が。



電線にぶら下がるようにして、何の作業でしょうか。
腰から大きく膨らんでいるブルーの網がちょっとかわいい感じだったので、思わずカメラでパチリ。
(ちょうど信号が赤になりました)
でも、実際は危険な作業なのでしょうね。


さて、
ひょんなことから、今週三和中学校の一年生に「薬剤師の仕事」について講義を行うことになりました。キャリア教育の一環です。
今あわてて準備に取り掛かっています。
先日は、以前勤めていた病院を久しぶりに訪ね、生徒たちに見せる小道具も借りてきました。

白衣を着るのもご無沙汰でした(^_^;)


ついでに院長先生から、相変わらず厳しい救急業務の現状も伺いました。
特に日曜日の当番医がキツイとのこと。
先日の「いちはら医療教室」で聞いたばかりの医師の過重労働の実態が脳裏をよぎり、思わず
「院長先生、ぜひ今度その様子を見せてください!!」とお願いしてしまいました。。
そしたら、「もちろんいいよ。ついでに調剤もお願いね(笑)」と言われてしまいましたが(^_^;)。

ともかく百聞は一見に如かず、です。

薬剤師パワーに期待!

2014-12-21 | くすり
写真は、昨夜開かれた市原市薬剤師会主催の忘年会の様子。



この日は、地域の薬局で働く薬剤師、病院に勤務する薬剤師、それから医薬品卸会社の皆さんが一堂に会しました。
互いに初対面という方も多かったのでしょうが、そこはクスリを扱うプロ同士。和気あいあいと賑やかな会になりました。

でも、こういう集まりって、実はとても画期的な事かもしれません。

ご存知ない方も多いと思いますが、
薬剤師が所属する法人は、薬局等を経営あるいは勤務する薬剤師が所属する「薬剤師会」と、病院等に勤務する薬剤師が所属する「病院薬剤師会」にハッキリ分かれています。
そして通常は、互いに接点がほとんどないのが実態なんです。

しかし、昨今はそうも言っていられなくなりました。
今年6月、団塊の世代が後期高齢者の仲間入りをする2025年問題を見据えて「医療・介護総合推進法」が成立しました。今後日本の医療体制は、入院治療中心から在宅医療へと大きくシフトしていくことになります。
従って、入院中の薬物治療の情報と退院後の服薬情報を共有するべく、病院薬剤師と薬局薬剤師の連携(「薬薬連携」)がとても重要になってくるのです。

この日は「我々薬剤師が力を合わせて、他自治体のモデルになるような活動をしていこう」という話で大いに盛り上がりました。
今回のように、ざっくばらんに情報交換や親交を深める機会が持てたことは、市原市にとっても良かったのではないかと思います。

こちらのテーブル、女子に囲まれ黒一点は、市原市薬剤師会・小野理事長です(^.^)

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