事務所のアートギャラリー、今月の展示は木製のプロペラです。
写真ではちょっとわかりにくいのですが、あの山本五十六の書が刻まれています。
これは、市原市神代の神社の天井にくくりつけられていたのを発見されたのですが、
もともと、市原市新生の住人が当時の軍に寄付をし、そのお礼に贈られたもので、
その方はさらにこのプロペラを海上小学校に寄付したのだそうです。
それがどういう経緯で神社の天井にくくりつけられることになったのか、
確たる証拠がないだけに、想像は膨らみます。
興味のある方はぜひ市民ネット事務所までいらして下さい・・・と言いたいところですが、
残念ながら29日までで展示は終了です。
プロペラの左側に刻まれた書「盡忠報國(じんちゅうほうこく)」の意味は、
「忠義を尽くして国の恩に報いる」。
市原市の戦争の歴史を今に伝えるこのプロペラ、
再び神社の屋根に眠らせるのではなく、もっと多くの市民、特に戦争を知らない子どもたちにの目に触れさせてあげたいものです。