終戦から75回目の夏。五井会館4階で開かれている「原爆の絵展」へ。
主催されている「市原平和のつどい実行委員会」は、戦争報道をゲーム感覚で見る子どもたちに危機感を持った退職女性教師を中心に結成されたそうです。
「原爆の絵」は、広島原爆資料館から毎年違った絵を借りています。企画展やイベントも毎回趣向が凝らされているので、毎年どこかしら違った学びや気付きが与えられる気がします。
今年印象に残った資料・作品。
広島・長崎の写真ポスターより「罹災証明を書く警察官」
広島の爆心地から2.5キロ。自らも負傷しながら、被災者に罹災証明を発行する姿を捉えた一枚。
名もなき「シンドラーのリスト」の如き・・・
中央の作品「助けてあげられなくてごめんなさい」
爆心地から1.8キロ 国民学校にて 作者当時17歳
下敷きになった子どもを救助できないまま、校舎は炎に包まれた。頬ずりをしてあげられるほど体は外に出ているのに、片腕が柱と柱に押しつぶされて引き出せなかった。
「もうすぐ楽になるからね」と言って手を合わせた。
語り部座談会の様子
市内にお住いの方の五井国民学校(現在の五井小?)での体験談・・・。身近なだけに、よりリアルに心に刺さります。
授業中に空襲を受け、弾がアスファルトに跳ね返る音を聞きながら学校から防空壕に避難しようとした時、道路の真ん中に仁王立ちになって生徒を誘導していた一人の教師の崇高な姿を、今も鮮明に覚えているそうです。
コロナ禍のため、今年は市内小中学校への展示を中止にされたそうです。
「原爆の絵展」は9日までですが、ぜひ親子で足を運んで「平和と命の尊さ」について語り合うきっかけにしていただければと思います。
主催されている「市原平和のつどい実行委員会」は、戦争報道をゲーム感覚で見る子どもたちに危機感を持った退職女性教師を中心に結成されたそうです。
「原爆の絵」は、広島原爆資料館から毎年違った絵を借りています。企画展やイベントも毎回趣向が凝らされているので、毎年どこかしら違った学びや気付きが与えられる気がします。
今年印象に残った資料・作品。
広島・長崎の写真ポスターより「罹災証明を書く警察官」
広島の爆心地から2.5キロ。自らも負傷しながら、被災者に罹災証明を発行する姿を捉えた一枚。
名もなき「シンドラーのリスト」の如き・・・
中央の作品「助けてあげられなくてごめんなさい」
爆心地から1.8キロ 国民学校にて 作者当時17歳
下敷きになった子どもを救助できないまま、校舎は炎に包まれた。頬ずりをしてあげられるほど体は外に出ているのに、片腕が柱と柱に押しつぶされて引き出せなかった。
「もうすぐ楽になるからね」と言って手を合わせた。
語り部座談会の様子
市内にお住いの方の五井国民学校(現在の五井小?)での体験談・・・。身近なだけに、よりリアルに心に刺さります。
授業中に空襲を受け、弾がアスファルトに跳ね返る音を聞きながら学校から防空壕に避難しようとした時、道路の真ん中に仁王立ちになって生徒を誘導していた一人の教師の崇高な姿を、今も鮮明に覚えているそうです。
コロナ禍のため、今年は市内小中学校への展示を中止にされたそうです。
「原爆の絵展」は9日までですが、ぜひ親子で足を運んで「平和と命の尊さ」について語り合うきっかけにしていただければと思います。