市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

復興を願って 被災地にトイレ設置

2012-04-23 | お知らせ
3月25、26日にかけて市民ネットで視察に訪れた宮城県は石巻市。

こちらは以前ブログにも書きました、慰霊碑のある場所です。


実は、ここで私たちは、この地で復興支援活動を行っているNPO法人「ぐるっと」の方と知り合う機会がありました。

そして、以下のようなお話をお聞きしました。

旧石巻市最大の被災地である南浜町・門脇町五丁目では、東京ドーム約20個分という広大な土地が、津波で破壊し尽くされてしまいました。
しかし、この何もかも失ったこの土地にも、連日多くの人々が訪れています。
自宅のあった場所に毎日来てただじっと見つめている方、私たちのように遠方から被災地を見に来た方等々、理由は様々です。
そこで、「ぐるっと」では、この地に休憩の場所を作り、地元の人達には語らいの場所を、外から来た方々にはこの地を知ってもらう場所を提供するために、「通りの駅」プロジェクト(http://www.gurutto.or.jp/?p=93)を行っています。

ところが、そこで今一番困っているのが、トイレがないという問題です。
上下水道が全く復旧しておらず、その時期も未定で、一番近いトイレが利用できるコンビニエンスストアまでは歩いて30分ほどかかります。
そこでぜひ仮設トイレを設置したいのだが、資金的に難しく、未だ実現できていない・・・

というお話でした。

そこで、視察から戻った私たちは、このことについて皆で話し合い、仮設トイレ2台分の資金を援助しよう、ということになりました。

そうと決まったからには一刻も早く・・・ということで、市民ネットからの寄付に加え、とりあえず山本さんや視察メンバーのMさんからの前借でお金を用立て、すぐに石巻に送金しました。

そしてほどなく、「ぐるっと」の方から報告メールを頂きました。
添付された写真には、しっかりと仮設トイレが写っています。



地元の方にも喜んでいただけたようで、安堵しました。
見渡す限り荒涼とした土地に設置されたこのトイレが、少しでもここに集う人々のお役に立つことを願っています。

さて、
今後は取り急ぎ用立てて下さったお二方に返済するため、資金を募らなければなりません。
皆さまもぜひぜひご協力をお願いします(^^)/

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