第5位 國學院大學 免除→免除
ただ、主力選手が整わないというのは箱根から引きずってしまっていたようだ。関カレハーフ入賞の柿沼選手の30分26秒は、関カレとのペースの違いに戸惑ったのもあったようだが、大下・沖守選手あたりはもう少し上位に入りたい所だった。また、エースの寺田選手もやや頭打ち状態となってしまっている。上にいく能力はあるが、惜しいところで足踏みしていたのが前半だった。
もし3年前の2位通過ということになれば、これは主力選手がどれだけ走れるかにかかるか。寺田選手はやはり最後までトップ集団で、沖守・大下・柿沼選手あたりは何とか次の集団あたりでまとまってゴールしたいところだろう。
そのくらいで走る事ができれば本戦でも自信を持って走れるのではないだろうか。大きな大会で力を出し切れるところを魅せてほしいと思う。
3年ぶりの予選会だったが全員が2ケタ順位と安定した集団走で問題なく予選通過。昨年5区で好走した大下選手が11番目これは、チーム力が上がったからとみるか個人的に調子が悪いと見るか。ただ、いい意味で箱根を盛り上げてくれた寺田選手!2区で埋もれるよりは是非5区で派手な活躍が見たい!!
第4位 神奈川大学 5位→6位
日カレに出場していた我那覇・西山選手はいいとして、まずカギになるのはやや出遅れていた3年生。柿原選手は主要大会前に調子を落とすことがあるが大丈夫か。小泉・柏部選手は昨年のIP無しの6位以内の通過に大きく貢献した選手。主将の井上選手や3障でインカレ入賞の菅原選手の成長も楽しみだ。まず彼らが今までのように中位でいけるかどうか。
また神大は1年生をここのところうまく走らせている印象がある。昨年の我那覇・西山選手はもともと実力があったが、渡辺選手も110位で踏ん張った。その前は赤松・柿原選手がしっかり走っている。今回入った中神選手等ロードでそこそこ成績が良かった選手もおり、どの位置につけるか期待。
忘れてはならいのは4年生唯一メンバーに入った坂本選手。今年になってから少しずつ上向きになってきており、どこまでいけるか密かに注目。
今年も、予選会は見事にまとめました。昨年活躍の2年、3年が順調に成長している。柿原、我那覇、西山の3選手は元からポテンシャル高く期待通りの結果。それ以外にも昨年山登りで撃沈の柏部選手の復活をはじめ中堅選手も頑張って上位でゴール。ここも9番手10番手あたりの選手は不足しているが、山さえ乗り切ればという期待は持てる。TVでは、柏部選手がもう一度山登りしたいと意気込んでいたがどう考えても走力からすると向いていないと思われ、その辺の感情と適正な区間配置を監督ができるかどうか。
第3位 東海大学 免除→12位
その中、新風を吹かせたのはルーキーたちだった。廣田選手や石橋選手らが春先から自己ベストを出して関カレに出場(荒井・土屋選手も)。さらに全日本予選では1組2組3組の片方が1年生という布陣。さすがに全員が好走とはいかなかったものの、先が明るくなる結果だった。
爆発したのが9月。なんと廣田・石橋選手が28分台、土屋選手が29分10秒台、他にも30分切りが続出した。触発された上級生も白吉・石川選手が29分10秒前後、そして怪我が多くて中々名前を聞かなかった吉川選手が28分台登場。主力の中川・元村選手は温存したようだが、彼らが出場していたらどんな争いになっていたのかという個人的興味も引き立てられた。ついに両角監督の指導が実る瞬間が訪れそうだ。
この調子でいいかどうかは箱根予選で問われるか。勿論、直接20㎞ロードに繋がるわけではないのはどうしても気になる。元々トラックの記録は伸ばすのは得意な方でははった。条件も良い中だった。スタミナがしっかりついているかどうかは、箱根予選で問われる。1年生の廣田・石橋・土屋選手はおそらく出走するだろうから成績に注目。
期待の1年生が見事にまとめた。廣田選手、石橋選手また土屋選手も途中の転倒でのロスがなければもっと上位でゴール出来た。ここまで調子が良いと逆に予選会にピークが来ちゃったような気がしないでもないが・・・東海は例年山が弱く両角監督が初の箱根どのような区間配置を見せるか見もの。
第2位 山梨学院大学 2位→免除
当然のようにトップ通過候補にあげられた全日本予選は1組に入った阿部と上村選手が1位3位と好スタートを切ると、2組に入った兼子・前田選手が中位でまとめ、3組留年の森井選手とルーキーの佐藤選手が29分半ばにしっかり入りこの時点で3位。2本柱の前にほぼ確実。オムワンバが1位、井上選手が3位で予想通りのトップ通過を果たした。これは今年の注目株だぞと思われた。
大黒柱のオムワンバ選手が夏場に故障。日カレ・9月末の記録会と連続で試合を回避している。一切失速しない彼ですが、元々中距離ランナーということでスタミナがどうかというがちょっと気になる所だろうか。唯一の4年生の森井選手も先日の記録会がちょっと良くなかったのは気がかり。
最も、充実している選手もいる。先の28分39秒出した井上選手もしかり、ルーキーの佐藤選手の安定感も高い。日カレは惜しくも入賞逃したものの、予選でもやってくれそうな雰囲気もある。勝手に個人トップ10狙ってほしいと思っている。また中堅どころでは兼子・前田選手が調子良い。特に兼子選手は今年に入ってからぐんぐんタイムを縮めてきていて上位に食い込んでもおかしくない。前田拓選手は堅実さが持ち味だ。この2人は個人的に注目しています。
先ほどあげた不安点はトップ通過するかどうか、というくらいでしょうかね。なんだかんだ合わせてくるとは思いますしね。箱根予選を(できれば)上位通過を果たして、2年前途切れた全日本でのシード権を復活させて士気を高める方向にしていってほしいと思う。
出来れば1位通過したかったが、3ケタ順位が2人出てしまったのが響き2位。2区を走るであろうエノックに日本人エースの井上が5位と本戦でも勝負できそうな選手がおり本戦上位でのゴールも期待できる。山を誰にするのか?毎年山での成功・失敗が極端なのでそこ一本でしょう。
第1位 東京農業大学 4位→7位
中々全体的に調子が上がらなかった。個々で見るとインカレで戸田選手や三輪選手が活躍、ハーフでは箱根未出走の遠藤選手の台頭があったものの、竹内・浅岡・佐藤選手ら主力がもう少しという状態が続いていた。全日本予選も片方が良くて片方が悪いというレースで落選という結果だった。
9月の記録会では一部主力が出なかったのが気になったものの、前半戦に比べれば収穫があった。くすぶっていた津野選手の28分台が目を見張るが、10番手前後とみられる土井・大橋・遠藤・藤井選手が自己ベストやそれに近いタイムで走れたのは大きな収穫だろう。調子を上げている中で臨めるか。
楽しみなのは津野・戸田選手。今年になって少しずつ調子を取り戻していた津野選手ですが、29分40秒→28分53秒へいきなりのジャンプアップ。繋げられるかどうか。また、戸田選手は昨年20㎞に苦戦したが、1500m2冠・1万でも28分台のスピードは魅力。爆発すればアドバンテージになりそうだ。
下位メンバーでも遠藤選手は元々ハーフ65分を切っているし、65分前中盤の土井・大橋選手がじわりと今年成長している。3障中心で長い距離の実績が少ないが、佐野・山浦選手あたりも貴重な戦力だ。
あとは上位を入れる選手がどこまでいけるか。9月末に29分代後半の竹内・岩渕・三輪選手はまだまだあがりそうだが、欠場した浅岡・佐藤選手の状態があがってきていれば、上昇に転じる事もできそうだ。
本戦を想定して流行の集団走ではなく個人走を課したのが功を奏した。また、条件もよかったのでスピードレースとなりスピードランナーが多く実力が出せた模様。2年時に山で撃沈し昨年は走れなかった津野選手がここに来て復活してきたのはうれしい限り。こうなると2年連続で失敗した山登りをどうするかですねー。津野選手の配置をどうするかそこでしょうねー。1位通過だと当然シード獲得も期待されるが2年連続で本戦への調整も失敗しているだけにその辺りもやや気になる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます