10月23日(日)、前日の雨も上がり、日の光ものぞく好天となったが、思った以上に蒸し暑い中、久しぶりに秩父に足を運んだ。在勤中は毎週ゴルフに通った東都秩父CCのすぐ近くに萩平の農村舞台がある。写真のように大変素晴らしい由緒ある舞台で、回り舞台もある。ここで、秩父正和会が絵本太功記十段目を演じた。光秀役の三代目関竹寿郎さんと、十次郎役の栗原寿起さんは実の親子。竹寿郎さんの名演技に舌を巻きつつも、子供の演技に、内心気が気でなかろうと、妙なことに気をまわしつつ、久しぶりの太十を満喫した。秩父の演出は、狭い屋台で演じるため足の動きが少ないが、手の表現が素晴らしく大きく見応えがある。一歩だけなのに大きく動くように感じるのである。正和会の中でも、竹寿郎さんの演技は群を抜いて素晴らしい。ゆったりとしていて間延びせず、どっしりと大きい。かといって鈍い訳でもない。しっくりと間がいいし、目線や眉の動きひとつひとつに細心の注意を払っている。発声も絶品で、この調子を菅生の面々にも身に付けてもらいたいものだ。光秀が目に焼き付いた一幕であった。写真は、特に菅生の所作と違うので、参考にすべき部分である。
最新の画像[もっと見る]
- 新発田 王紋酒造公演 1ヶ月前
- 「国性爺合戦」初演 2ヶ月前
- 「国性爺合戦」初演 2ヶ月前
- 「国性爺合戦」初演 2ヶ月前
- 「国性爺合戦」初演 2ヶ月前
- 秋の猿八座公演情報 3ヶ月前
- 秋の猿八座公演情報 3ヶ月前
- 秋の猿八座公演情報 3ヶ月前
- 猿八座 長崎 平戸公演 詳細 3ヶ月前
- 改訂版 耳なし芳一 7ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます