夏の参院選山形選挙区(改選数1)で、共産党山形県委員会は1日、民主党県連と協議した結果、無所属で立候補する元参院議員舟山康江氏(49)=民主・維新・社民推薦=を野党統一候補と位置付け、選挙協力で基本合意したことを明らかにした。
共産党県委員会の本間和也委員長と民主党県連の近藤洋介会長(衆院比例東北)が2月29日、山形市内で会談。共産党が共闘条件に挙げていた(1)安全保障関連法廃止などを公約にする(2)選挙協力する意思がある-の2点を確認、合意した。
近く舟山氏本人と社民党県連、連合山形などとも協議、確認する。本間委員長は「民主党との合意が最大の焦点だったので大きな一歩を踏み出せた。早急に野党各党で連携できる体制をつくりたい」と話した。
山形選挙区には、自民党が元全農山形県本部副本部長の月野薫氏(60)を擁立する。幸福実現党の県本部副代表城取良太氏(38)も立候補を予定している。
共産党県委員会は2月25日、昨年11月に擁立を発表した新人で党村山地区准地区委員の石山浩行氏(34)を取り下げ、舟山氏を支援する方向で調整に入ったことを発表していた。