言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

原発避難者の住宅支援打ち切りはオリンピックのためだった 政府「方針変わるものではない」(田中龍作ジャーナル)

2016-03-02 23:36:18 | 言いたいことは何だ

原発避難者の住宅支援打ち切りはオリンピックのためだった 政府「方針変わるものではない」



2016年3月2日 18:59


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浪江町から兵庫県三木市に避難している女性。「オリンピックがあるから(「復興している」と)外に向かって言うために(私達を)福島に戻すのか?」と政府を追及した。=2日、衆院会館 撮影:筆者=
 
 原発事故からまもなく5年が経つ。高濃度汚染水は海に流れ続け、いくら除染しても大地は元に戻らない。にもかかわらず、政府はあの手この手で「強制帰還」を進める。
 「被害者を切り捨てるな」。事故の被害者たちがきょう、国会内で政府と交渉を持った。(主催:「ひだんれん」原発事故被害者団体連絡会)
 交渉の中心議題は住宅支援だ。政府は来年3月末で支援を打ち切る方針を固めている。
 内閣府、復興庁、環境省、経産省、文科省・・・政府から原発事故に関係する省庁の役人およそ20人が出席した。ほとんどは権限のない若手官僚だ。
 官僚たちはウソと罠を交えながら復興がいかに進んでいるかを強調した。「除染はここまで進んでいる」「健康管理と不安対策も怠りない」・・・国家を背負うエリートたちは用意してきた文書をツラツラと読みあげた。
 福島の被災者たちは しきり と首をかしげながら政府の説明に耳を傾けた。質疑応答に移ると、被災者や議員は堰を切ったように政府に不信感をぶつけた。
 南相馬から横浜に避難している男性は身を震わせながら言った。
 「国は数すら数えようとしていないじゃないか。昨年、神奈川と埼玉で実態調べをしたら倍になった。国として真剣に実態を捉えていない。怒りを覚える」 ― 受け入れ自治体が数えると、避難者の数が国の発表の2倍になるという意味だ。国は避難者の数を2分の1に「過少申告」しているのである。
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まるで他人事のような若手官僚たち。彼らに血の通った行政を期待するのは難しそうだ。=2日、衆院会館 撮影:筆者=
 寺田典城議員(維新)は諭すように言った。「安倍総理の言うアンダーコントロールは無理じゃないか。除染できれいになっていると言うが、あなた方そこで暮らせますか?」
 葛尾村から武蔵野市に避難している年配女性は真相を突いた―「子どもが166人、甲状腺ガン。なのに福島県は因果関係は認められないという。(避難者は)何の根拠もなく東京に来ているのではないですよ。5年経ったから国が(支援を)打ち切りだとか、勝手に犯人が命令している」。
 「住宅支援の打ち切りは見直せないのか?」。国会議員や被災者が問い質したが、復興庁は「私どもの方針は変わるものではございません」と判で押したように答えるだけだった。
 国はなぜ福島への帰還を急がせるのか?
 ひたすら福島を歩き続けるジャーナリストの鈴木博喜氏が復興庁に質した(1月6日、被災者との交渉の席上)。
 「オリンピックまでに復興をアピールしたいから返すわけじゃないでしょうね?」と。
 復興庁原子力被災者生活支援チームは「(オリンピックは)国内外から注目を浴びる大会。復興できている点を海外にアピールする必要がある」と答えた。
 政府の本音が見えた瞬間だった。
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自宅(いわき市)の庭を計測したら6,000ベクレルあった、という男性。帰還を前提にした福島県のアンケート調査のマヤカシを指摘した。=2日、衆院会館 撮影:筆者=
  ~終わり~

人間、無常の定理からは逃れられない。

2016-03-02 23:23:15 | 言いたいことは何だ

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<多くの仲間と未来を見ることが幸せを産む>

グラフで、横軸は右に進むほど沢山の人との関係になります。 縦軸は時間軸で、物事の対処に当たり、どれくらい未来を考えるか。「今だけ」か「2、3日先」か「自分の将来まで」か「社会全体の将来まで」か……と徐々に幅が広がっていきます。
昔の人はこの横軸と縦軸を結ぶ曲線で囲まれた面積は、配慮範囲の大きさをその人の器と呼んだでしょう。

たとえば、極端に利己的で目の前の自分の損得のみに心の焦点を合わせている人は、横軸、縦軸とも目盛りゼロの原点付近に位置します。後先を考えずに怒りに任せて人に暴力をふるう犯罪者などがこれです。

逆に、自分から遠い存在である他人のことまで思いやる人ほど、あるいは遠い将来のことまで配慮する人ほど、面積は大きくなります。 それだけ力が必要ですが良い会社の社長やリーダー・あるべき政治家の姿などがこちらに当てはまります。

<互恵関係>
いい人同士の組は互いに感謝し助け合う互恵の関係なので、たとえば、一方が1のものを与えたら、相手は「ありがとう」と感謝して、その1.5倍を返そうとします。このGive and Take は、仕事の場でも足し算・掛け算のような相乗効果を生みます。そこには、よりよい人材が集まるので組織は豊かで強靱になり、好循環が上昇のループを描きます。こうして、利他性の高い人ほど社会的に豊かな人生を選べる可能性は高くなります。

一方、利己的な自分の事だけしか考えていない悪い人同士は、自分のことばかりを考え、互いに相手を利用しよう、騙してやろうとするので、引き算の関係となり、結局はうまくいきません。自分の利益になるかぎりは協力関係を築くものの、利益に反すると思えばあっさり裏切るからです。ビジネスの場であれプライベートであれ、継続的に協力し合って富や幸を生み出すということができません。

結局、悪い人はどこに行っても、いい人々の輪に加われないので、損の坂道を下り続けることになるのです。そのとき利己主義者は「自分はうまく立ち回っているつもりなのに、運がない。不幸だ」と感じることになるのです。

我慾だけの利己主義者が自分の利益効率だけを追求してビジネスライクに当面の利益をあげる一方、利他性の高い人は商売抜きで幅広い会合に付き合ったり、得にならない役割を自発的に引き受けたりで、日頃は何かとても非効率な存在に見えます。
ところが、時代とは流れているものですから状況は変わります。 しかし、自分の利益だけを見ていた人は、他の人の視点や助けがありません。 必然的に変化が読めないし弱いのです。 変化や困ったときこそ、いつもの人脈や関係が対応策の選択肢を広げてくれるからです。友達とは、環境の変化に対するしなやかさに繋がる関係と言えるでしょう。

少し長い目で見れば、世の中に安定など存在していません。変化は必ず訪れます。だから、他者との関係が乏しいゆえに利己主義者は変化にも弱く、この意味でも長期的には必ず損をするのです。

その時、我慾だけの人は呟くのです 運が悪い と。。。
だから 運も実力のうち と言う事ですね。

安倍総理秘書官の噂

2016-03-02 19:01:06 | 言いたいことは何だ



 安倍首相の補佐官を務める河井克行衆議院議員(52)が、秘書に暴行を働き、刑事告訴されていたことが発覚した。

「河井氏は当選六回で広島県選出。昨年十月より首相補佐官として、日本政府の立場を諸外国に説明するスポークスマン的役割を果たしています。今年一月には、安倍首相の特使として、慰安婦問題をめぐる日韓合意を米国政府関係者に説明するなど、『地球儀を俯瞰する外交』を掲げる安倍政権のキーマンの一人です」(政治部記者)

 だがその河井氏には、“裏の顔”があった。

「秘書や役人に対するパワハラがヒドい。霞が関では、『河井=役人を怒鳴る政治家』という位置づけですが、秘書が次々と辞めることでも有名です」(同前)

 小誌が取材を進めると、「あの人(河井氏)だけはどうしても許せない」という男性に出会った。男性の名前は中村秀雄氏(74)。1999年の4月から7月にかけて河井氏の秘書を務めた人物だ。

「あの人は私が運転していると、運転の仕方や言葉づかいが気に入らないと、『このやろう』と罵声を浴びせて、ハンドルを握る私の左腕を蹴りまくるのです。毎日のように蹴られました」

 中村氏が取り出した一枚の写真には、左上腕部を痛々しいアザに覆われた当時の姿が写っていた。診察の際、看護師に撮ってもらったものだという。さらに選挙における対立候補のポスターを剥がすことを河井氏に強要された中村氏は、秘書を辞めることを決意。先の暴行事件について告訴状を提出して、広島県警に受理された。

 だが中村氏は、退職後、河井氏のポスターをカッターナイフで切り裂いたとして、器物損壊で現行犯逮捕されてしまう。

「私にはどうしても我慢がならなかったんです。今となれば、自分がやった行為については深く反省していますし、私が逮捕されたことで、告訴した暴行の件も立ち消えになってしまいました」

 河井氏は弁護士を通じて〈(河井氏が)事務所に勤務していた者らに対し、暴力を振るった事実はありません〉〈(河井氏の)暴力により中村氏が怪我を負った事実もありません〉と回答。だが、小誌記者が改めて河井氏に国会内で、「被害者がウソをついているのか」と尋ねても、目を合わせることなくこれを無視した。河井氏に日本政府の代表として外交を担う資格はあるのだろうか。


<週刊文春2016年3月10日号『スクープ速報』より>

【共産5百万票かく生かすべしー志位委員長×亀井静香議員】

2016-03-02 17:17:58 | 言いたいことは何だ

*「共産5百万票かく生かすべし ? 志位委員長×亀井静香議員」

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… サンデー毎日(3/13)より。
民主・維新合流による民主新党が見えてきた。次の課題は、共産党5百万票をいかに取り込むか、にある。政界の傘張り浪人こと亀井静香氏からこんな話を聞いた。
共産党の志位和夫委員長が打ち出した国民連合政府、野党選挙協力構想について、当の志位氏とこんなやりとりをした、というのだ。昨年11月のことである。
亀井氏「志位さんよ。この際共産党も覚悟を決めてやるべきだ」
志位氏「今度の選挙は無駄弾は撃ちません」
亀井氏「共産党が候補者を出さないということで野党をまとめてほしい。あんたのところが出さないと、民主党が非自民票を集めて勝てるところがたくさん出てくる」
志位氏「ただ、民主党の中には共産党に対する拒絶反応もある」
亀井氏「そんなもの気にするな。彼らは得する方なんだから。独り相撲を取ってほしい」
さらに、亀井氏は突っ込んだ。
「選挙で共産党は伸びるよ。ただ限度はある。共産党のにおいがいけない。日本人のにおいがしない」
「えー?」と言う志位氏に対し、亀井氏は国会開会式の欠席問題を取り上げた。共産党が天皇制批判の立場から「(天皇の開会式でのお言葉は)憲法で定めた天 皇の国事行為から逸脱する」として戦後ほぼ一貫して欠席してきたことに対し「天皇制は合憲としながら国会の開会式に出てこない。おかしいじゃないか」と畳みかけた。
志位氏の反応は早かった。「わかりました」と即答、年末には衆院議長に出席するとの方針転換を伝え、亀井氏も連絡を受けた。実際、今年1月4日の開会式には志位氏ら幹部が69年ぶりに出席した。
亀井氏からすると、方針転換の裏には、自分の助言があった、と言いたいところなのである。面白いエピソードだと思った。今でこそ野党結集の後見役を任じ る亀井氏だが、自民党にいる時はそれこそ主義主張もクリーン度も共産党とは対極の人物であったからである。今回の政局における共産党の柔軟性、本気度を測 るうえでは貴重な素材ではないか。先日、東京・代々木の共産党本部を訪ね、志位氏に直接聞いてみた。
「本当に亀井さんからの助言で方針転換したんですか」
 志位氏は以下の通り語った。
「実は、1年前の通常国会から検討していた。ただ、踏み切るには従来方針との整理が必要だった。(助言は)亀井さんからも他の人からもあった。今回ちょうど(方針転換に)いい時期と考えた」
亀井氏や小沢一郎氏とも頻繁に連絡を取り合っている、ということまで教えてくれた。
◆ 1強多弱の安倍政権にいかに対峙するか、野党への秘策あり
野党間の選挙協力についても聞いてみた。志位氏は、依然として強い意欲を示しながらも、タイムリミットが近づいてきていることも強調、なかなか対応を決めきらない民主党に対し苦言を呈した。
その後の志位氏の言動を見ていると、まさにこのタイムリミットを意識して、「譲歩カード」を立て続けに切り出している。
曰く。国民連合政府構想にこだわりません。参院選では1人区の独自候補(すでに29人擁立済み)を降ろします。安保法制廃止の一点で選挙協力し ましょう、というわけだ。もちろん、党本部、地域レベルの一定の合意が協力の前提とされているが、思い切ってハードルを下げてきた感がある。さらには、衆 参ダブルを意識、衆院選でも同様な選挙協力が可能だとしている。すなわち、党勢に応じた野党候補の一本化案である。まさに、無駄弾は撃たぬ、ある意味独り 相撲を覚悟のうえでの提案だ。
もちろん、共産党の党利党略もある。機関紙『しんぶん赤旗』の読者数が減少傾向にある中、選挙による財政負担(供託金没収など)を避けんとする思惑、安保法制廃止の市民運動から新たな支持層を開拓せむ、との戦略も透ける。
興味深いのは、一貫して志位共産党主導の政局であることだ。米の一極支配が崩れ中国が台頭するという安保環境激変の節目だけに、国内政治の勢力図もまた 地殻変動が必至であろう、とは思っていた。過去の米ソ冷戦時には左右社会党の合体と保守合同が相前後して起こり、冷戦崩壊時には自民党が分裂した。ただ、 永田町の政局に参加してこなかった共産党から今回、動きが出るとは意外だった。
さて、民主新党である。合流の器作りにはかろうじてこぎつけた。頭脳部分の理念、政策は旧民主党の発展的継承でいい。問題は下半身の集票力である。この際、あらゆる知恵を絞って共産案に乗ってはいかがか、と私は思う。
なぜならば、今回の選挙(参院単独であってもダブル選になっても)の眼目は、1強多弱の安倍晋三政権に対し、いかに与野党伯仲状況を作り出すかにあるか らだ。政権交代は誰も期待していない。安倍政治を節目で牽制する力が欲しいのである。与党内にそれがないとすれば、野党が国会勢力の増強によ り政権交代を相手に意識させる形でチェックするしかない。
第二に、強い野党になるだけだから「野合批判」を恐れることはない。政策の一致は、次の政権選択選挙までに時間をかけて調整すればよろしい。安保法制に ついては、違憲部分(集団的自衛権行使)は廃止して残りは原状復帰(グレーゾーンには領域警備法)させる民主・維新共同案で、野党対案としては十分ではな かろうか。
第三に、相手が竹馬ならこっちも高下駄ぐらい履いてもいいのではないか。自民が公明党・創価学会票(13年参院比例区で756万票)の上乗せな しではやっていけなくなっているなら、新民主も共産党の集票力(同515万票)に頼ってみたらどうか。保守票が逃げる、というが、逃がさず両取りする知恵 を出すのが政治である。
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2016/03/13/post-721.html