アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

"左手のピアニスト" 館野泉さん

2006年06月16日 | ピアノ全般
今日も息子が学校をお休みしているため、
いつもと違う生活のリズムの中で、
いつもは見ないテレビ番組を見ていると・・
「左手のピアニスト 館野泉さん」 に出会いました。

館野泉さんについては、
いくつものテレビ番組で紹介されているようなので、
ご存じの方も多いと思います。

館野泉さんはピアニストで、お住まいはフィンランド。
2002年1月、コンサートの最中に脳溢血で倒れてしまいました。
そのまま右半身不随となり、そのため、
ピアニストの生命ともいうべき右手の自由を失いました。

失意の日々を送る父を、ずっと見ていらした
ヴァイオリニストでもある息子さん。
ある日、彼は父親に1冊の楽譜をプレゼントしました。
イギリスの作曲家ブリッジが書いた
左手のピアニストのための曲です。

その曲の美しさに、たちまち惹き込まれた館野泉さん。
たとえ手が一本でも、同じ音楽であることに変わりない
ということを実感なさったそうです。

その後、館野泉さんは、ご自分から
左手用のピアノ曲の作曲を依頼なさったりもして、
再びピアニストとして活躍を始められました。

ラヴェルの 「左手のためのピアノ協奏曲」 など、
今現在、世界には1,000を越える
左手のためのピアノ曲があるそうです。



息子の熱も、ようやく37度を下回るようになりました。
これで一段落でしょう。
部活の公式戦は、ちょっと危ういのですが、
修学旅行はギリギリセーフだと思います。

お見舞、ご心配、励まし・・・
とても心強く感じられました。
どうもありがとうございました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よかったわね (yu_mama)
2006-06-16 21:26:57
今朝、息子さんの熱の記事を読んで、コメントする時間もなく仕事へ~~~。今、読んでほっとしています。子供は治りが早いですね。

舘野泉さんの事に関しては、以前に別の名でブログを書いていた時に、記事にしたことがあります。女優の西田ひかるが、ウィーンに「左手のための・・」楽譜を探しに行って、帰国後、舘野さんに貴重な楽譜をお渡しするという内容のテレビを観た時の感想を書いたのです。

私、中学時代に右手を骨折しましてね。「これで、ピアノ休める!」って思ったら、先生から「左手のための練習曲」を渡されて、ガク~っていう経験があります。

舘野さん、素晴らしい演奏ですよね。
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麻由子から (→yu_mamaさんへ)
2006-06-16 22:34:18
yu_mamaさん へ



ありがとうございます。

いろいろ控えているだけに、

親としてはヤキモキしてしまいます…。

今回は食欲があったのが幸いだと思いました。

これで食欲がなかったら、

体力もガクッと落ちていたでしょうから。



館野泉さんについては、今日ネットで数カ所見てみました。

yu_mamaさんが書いたのは・・・

「奇跡のピアニスト」というタイトルで

昨年5月にTBS系で放送された番組だと思います。

記事はまだ残っていますか?

読みたいです♪



館野泉さんは、「氏」ではなく「さん」が似合う方ですね。



館野さんの奏でるピアノは、とっても素敵で、

素晴らしい演奏だなぁ~と思いました。

どうしたら、あのような音色に、音楽に、なるのでしょう?

力強いのに、とてもやさしくて、澄んだ音色で…。

改めて、ピアノっていいな♪

とも思いましたヨ
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