アンダンテ ~私の歩幅で~

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「あきらめなくて、よかった」

2010年02月20日 | スポーツ
フィギュアスケート高橋大輔選手の、この言葉。
胸に刺さります。

精神的にあきらめなかっただけでなく、
やるべきことを、人の何倍もこなしてきたからこそ、ですよね。


2008年10月、前十字靱帯(じんたい)を断裂し、
半月板も損傷してしまったた高橋選手。

手術をしなければ戻らないし、
靱帯を傷めて復帰した選手は、過去にはいないとか。

それでも、オリンピックへの想いが強かった高橋選手は、
患部にメスを入れることを決意。

しかし、手術後のリハビリは、
想像を絶する辛さ。

さすがの高橋選手も、気持ちが折れて、
すべてを投げ出して、失踪したことがありました。

高橋選手が中学2年生の頃から、ずっと見ている
長光歌子(ながみつ うたこ)コーチは、

「スケートを辞めてもいい」と思っていたとか。
また、周囲の人にも「がんばれ」とは言わないように根回しもして。

結局、高橋選手は、自分から「続ける」ことを選択し、
辛いリハビリに耐え、リンクに戻ってきたのです。


手術とリハビリとで、
以前とは違うカラダになっていた高橋選手。

以前の感覚のままでは、ちぐはぐになってしまうので、
現在のカラダに慣れることから、始めなくてはなりませんでした。


昨年6月から、一人暮らしを始めた高橋選手は、
栄養士・石川三知さんのアドバイスに従った食生活を実践。

国内の練習には、
高橋選手自らが作ったお弁当を持参しているほど。

バンクーバーでは、石川三知さんが全面的にサポートして、
石川さんが作ったおにぎりを食べて、本番に向かったとか。

大好きなお酒も、バンクーバーではガマン。
具体的な目標があるということは、凄いですね。


高橋選手のフリーの曲、「道」。

フェデリコ・フェリーニ監督の映画「道」の主題曲。
作曲は、ニーノ・ロータ。
映画は、1956年のアカデミー外国語映画賞を受賞しています。

この映画のストーリーは、やや重苦しいかもしれません。
興味のあるかたは、コチラ から、どうぞ。
(ウィキペディア「道」のページが、別ウインドウで開きます)


「五輪は今回が最後」と公言してきた高橋選手ですが、

「課題がたくさん見つかったし、また次に向けて頑張りたい」
とも語っています。

まずは、今年3月22日~28日まで、イタリア・トリノの
かつてのオリンピック会場で開催される世界選手権。

どのようなスケーティングが見られるのか、
今から楽しみです♪



【 オマケ 】

長光 歌子コーチも、3 月 23 日の早生まれなのですね!
本田 武史さんと日にちが同じ。(^^)


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