昨日は、ピアノの発表会でした。
今回は、ずっと地域の大イベントに携わっていたので、
直前1週間は、特に慌ただしく、
思うように鍵盤に触ることができませんでした。
ただ、大人には、ありがちな状況のようにも思います。
お陰さまで、緊張するヒマもなく、発表会当日を迎えました。
中途半端な時間帯に家を出なければならなかったので、
途中、コンビニでおにぎりを買いました。
リハでうわずってしまい、何に注意すべきであるのか、
わからなくなり、いきなりパニック!!
それでも、とにかく、お腹に入れておかないと。。と思い、
人通りの少ない場所で、おにぎりを食べました。
その後、リハの続いている会場に戻り、様子を見ていて…。
図々しいと思いつつ、
「もしも可能ならば、1~2分で良いので、
もう一度ピアノを弾かせていただきたい」
と、先生にお願いしてみました。
開場直前に、1分間だけ、時間をいただくことができました。
ジャスト1分間。
椅子の高さ調節もしたら、1分間って。。。
でも、その1分間のお陰で、アタマの中のモヤモヤが消えました。
とても貴重な1分間でした。
いよいよ開演。
子どもたちのステキな演奏が、滞りなく進んで・・・。
休憩時間になり、何気なく客席に視線を移すと、
オリーブさん と目が合いました♪
遠くから、雨の中を、本当にありがとう!!
少しだけお話して、私は自分のスタンバイ。
ノースリーブのワンピースで出ることを決心して。
プログラムナンバーと私の名前が、アナウンスされて・・・
まずは、シューマン「こどもの情景」より
1番「異国から」(知らない国々)。
思っていたよりも落ち着いて演奏できたように思います。
出来映えは「?」ですが……。
次は、シューマン「こどもの情景」より
9番「木馬の騎士」(竹馬の騎手)。
3日くらい前は、大丈夫だと思っていたのですが、
当日は、小さな不安を抱えたまま・・・。
途中、違う音が出て、その次の音を続けることができなくて、
思わず、1小節くらい前から、もう一度。
曲の持つリズム感が不十分なまま最後まで弾きました。
(今後の課題です。)
一呼吸おいて、次はベートーヴェン「月光」第1楽章。
ごく普通にスタートできたと思います。
しかし、ベートーヴェンの途中で、弾けなかったシューマンが、
チラチラと頭に浮かんできてしまったので、
「前進するんだ~!」と自分に言い聞かせたりもして。
全般的には、意志を持って弾くことができたように思います。
ただ、最後の方では、いきなり手が震え出し、
アタマの中で音を確認しながら、
鍵盤を押さえていたようなカンジもありました。
最後の和音を弾いて、まだ残響が漂っている時。
「パチ」とだけ、小さな拍手の音が私の耳に届きました。
その時ホール内は、とても静かなように感じました。
(実際がどうだったのかは、わかりません。)
私は、残っているピアノの音に耳を傾けて、
音が消えてから、椅子から立ち上がりました。
(と、思います。)
その時は、手だけでなく、足も震えていて、
キチンと一点に立っていることが難しく思えました。
思わずピアノに少し寄りかかりながら、お辞儀をしました。
幸い、見ている方々には、わからなかったらしい。
「心のこもった演奏」や「癒されました」という
ご感想をいただくことができました。
(多分、ベートーヴェンだけ。。?)
心や魂をこめること。
それは、その場の一過性の時空の中だけではなく、
今まで練習してきた中で、曲にこめてきたものが、
織り成されているように感じました。
今回の発表会に向けて取り組む中、私が得たものは、
とてもたくさんあります。
私にとっては、実りの多い発表会でした。
私に発表の機会を与えてくださり、
一所懸命レッスンをしてくださった先生に、
とても感謝しています。
そして、ここまでの長い文章を読んでくださった、あなた。
どうもありがとうございました。
オリーブさんからいただいた花束♪
追 記
そして、オリーブさんと私は、雨の街へと消えて行きました……。
・・ つづく ・・
今回は、ずっと地域の大イベントに携わっていたので、
直前1週間は、特に慌ただしく、
思うように鍵盤に触ることができませんでした。
ただ、大人には、ありがちな状況のようにも思います。
お陰さまで、緊張するヒマもなく、発表会当日を迎えました。
中途半端な時間帯に家を出なければならなかったので、
途中、コンビニでおにぎりを買いました。
リハでうわずってしまい、何に注意すべきであるのか、
わからなくなり、いきなりパニック!!
それでも、とにかく、お腹に入れておかないと。。と思い、
人通りの少ない場所で、おにぎりを食べました。
その後、リハの続いている会場に戻り、様子を見ていて…。
図々しいと思いつつ、
「もしも可能ならば、1~2分で良いので、
もう一度ピアノを弾かせていただきたい」
と、先生にお願いしてみました。
開場直前に、1分間だけ、時間をいただくことができました。
ジャスト1分間。
椅子の高さ調節もしたら、1分間って。。。
でも、その1分間のお陰で、アタマの中のモヤモヤが消えました。
とても貴重な1分間でした。
いよいよ開演。
子どもたちのステキな演奏が、滞りなく進んで・・・。
休憩時間になり、何気なく客席に視線を移すと、
オリーブさん と目が合いました♪
遠くから、雨の中を、本当にありがとう!!
少しだけお話して、私は自分のスタンバイ。
ノースリーブのワンピースで出ることを決心して。
プログラムナンバーと私の名前が、アナウンスされて・・・
まずは、シューマン「こどもの情景」より
1番「異国から」(知らない国々)。
思っていたよりも落ち着いて演奏できたように思います。
出来映えは「?」ですが……。
次は、シューマン「こどもの情景」より
9番「木馬の騎士」(竹馬の騎手)。
3日くらい前は、大丈夫だと思っていたのですが、
当日は、小さな不安を抱えたまま・・・。
途中、違う音が出て、その次の音を続けることができなくて、
思わず、1小節くらい前から、もう一度。
曲の持つリズム感が不十分なまま最後まで弾きました。
(今後の課題です。)
一呼吸おいて、次はベートーヴェン「月光」第1楽章。
ごく普通にスタートできたと思います。
しかし、ベートーヴェンの途中で、弾けなかったシューマンが、
チラチラと頭に浮かんできてしまったので、
「前進するんだ~!」と自分に言い聞かせたりもして。
全般的には、意志を持って弾くことができたように思います。
ただ、最後の方では、いきなり手が震え出し、
アタマの中で音を確認しながら、
鍵盤を押さえていたようなカンジもありました。
最後の和音を弾いて、まだ残響が漂っている時。
「パチ」とだけ、小さな拍手の音が私の耳に届きました。
その時ホール内は、とても静かなように感じました。
(実際がどうだったのかは、わかりません。)
私は、残っているピアノの音に耳を傾けて、
音が消えてから、椅子から立ち上がりました。
(と、思います。)
その時は、手だけでなく、足も震えていて、
キチンと一点に立っていることが難しく思えました。
思わずピアノに少し寄りかかりながら、お辞儀をしました。
幸い、見ている方々には、わからなかったらしい。
「心のこもった演奏」や「癒されました」という
ご感想をいただくことができました。
(多分、ベートーヴェンだけ。。?)
心や魂をこめること。
それは、その場の一過性の時空の中だけではなく、
今まで練習してきた中で、曲にこめてきたものが、
織り成されているように感じました。
今回の発表会に向けて取り組む中、私が得たものは、
とてもたくさんあります。
私にとっては、実りの多い発表会でした。
私に発表の機会を与えてくださり、
一所懸命レッスンをしてくださった先生に、
とても感謝しています。
そして、ここまでの長い文章を読んでくださった、あなた。
どうもありがとうございました。
オリーブさんからいただいた花束♪
追 記
そして、オリーブさんと私は、雨の街へと消えて行きました……。
・・ つづく ・・
「心のこもった演奏」や「癒されました」という
素敵な言葉。
実際その場にいなくても麻由子さんの演奏は
何度も聴いているのでわかります。
更に素敵だったのでしょうね。
オリーブちゃんも 応援に駆けつけてくれて
良かったね。あの笑顔を見るとほっとするでしょ。
( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
お疲れ様でした~~
応援メール&声援、ありがとう~~!!
ちゃんと届きました♪
おかげさまで、大崩れすることなく、
弾くことができました。
オリーブさんの応援も、すごく嬉しかった♪♪
練習会での経験も、生きていると思うわ!
本当に、どうもありがとうね♪
発表会、お疲れ様でした!
記事を読んでいるだけで臨場感・緊張感が伝わってきます。発表会出ると刺激になりますよね!
僕は結婚式以来人前で弾いてないなー。
たまには出てみようかな。
どうもありがとうございます♪
発表会に向けての取り組みは、やはり特別ですね。
曲を演奏するだけでなく、プラスアルファがあります。
おかげさまで、たくさん勉強できました!
人前演奏。
たまには良いと思いますよ~♪
是非ぜひ!!
若紫くんのお披露目パーティなども素敵。。☆
うるうるうる。
今日は雑用ばかりに追われてブログ書けなかったのだけど、麻由子さんのピアノの優しい音色をアップする準備と、ピザ生地作りのお兄さんの動画と、色々やってて間に合わなかったので、明日楽しみにしていてね!
麻由子さんのお辞儀は素晴らしくエレガントに見えたのに、実はヨレヨレだったの?
麻由子さんって得してるよ~!
絶対に誰も気がついていないよ~!
それに、月光の最後のほう、1音1音そんな風に感じて弾いていたとは全く思わなかったです。
その緊張が、逆に音に魂こめてる感じがあって、大人の月光だったのよ~!
テンポも上がらなかったし、切ない位に心のこもった月光でした。
会場は、静まり返って聴き入っていました。
素敵でした。
一過性の音楽ではなくて、それまでの練習過程も伝わるもんだね~。
昨日は本当にそれを実感させて頂きました。
そして、私も益々意欲が沸いてきました!
ご自分が弾かれている音に耳を傾けられるなんて一番素敵な事だと思いますよ♪
癒される演奏、きっとお人柄が現れた優しい音色だったのではないでしょうか。
生ピアノを楽しみにしていま~~す!
どの曲もおだやかな優しい曲で、麻由子さんのイメージに(すみません、勝手に想像してます)ピッタリですね。
私も麻由子さんのように、聴いていただいた人に気持ちが伝わるように弾きたいのです。
きっと、ピアノの音色には人柄が出るんですよね。
まずは素敵な人にならなくちゃ(^^ゞ
みなさんが「癒される」と言われるのは、この前の「月光」の演奏からも、当然だと感じました^^
素敵な演奏会だったのでしょうね。私も聴きたかったです^^
オリーブさんの日記も読ませていただいたので、双方向から麻由子さんの発表会を想像できておもしろかったです^^
麻由子さんは身のこなしも優雅だし、演奏もエレガントでしっとり素敵なので、客席のみなさんもうっとりされたことでしょう。
それにしても3曲暗譜とはスゴイです
記事アップまで、本当にどうもありがとう!!
すごく嬉しい~♪ 麻由子、感激ぃ☆
ピザ生地作りの様子も、楽しかったね♪♪
そうよ~。随所で自分自身と "すったもんだ" していたのよぉ。
でも、表面には出なかったのね。
あの場では、それで、よかったわ♪
普段ならば、もっと出ても良いと思うけれど……。
「月光」は、ドギマギして弾いていたところもあるけれど、
震えていた割に、指はスムーズに動いてくれていたので、
かなり助かりました。
練習で、たくさん考えたところ、たくさん練習したところ、
自分の好きな音の移行、好きな和音・・・・・。
ベートーヴェンの気持ちも、ある程度は尊重できているハズ!?
オリーブさんの言葉や存在にも、ものすごく助けられています。
いつもに増して、感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとう!