アンダンテ ~私の歩幅で~

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枯露柿

2008年12月14日 | 誕生果
きょう12月14日は 南極の日 です。

1911年。
ノルウェーの探検家ロアール・アムンセンが、
人類史上初めて南極点に到達したことに由来しています。

北極には大陸がなく、南極だけに大陸があるということを、
私が知ったのは、いくつくらいの時だったかしら?

その後も、しばらくは、
大陸があるのが、北極なのか、南極なのか、
迷っていたような。。(汗)

キチンと覚えるキーワードになったのは、
ホッキョクグマとペンギンでした。


■12月14日の誕生果

   枯露柿 (ころがき)
     忍耐

 ・和名 : コロガキ
 ・分類 : (カキノキ科、 カキノキ属)
 ・原産地 : 日本


枯露柿。
干し柿の代名詞。

天日で干した柿を「すだれ」や「むしろ」の上で
ころころ転がしながら形を整えた柿なので、
「ころ柿」と名付けられたと言われています。

主な生産地のひとつ山梨県での歴史は古く、
今から400年以上も前から
干し柿は作られているようです。

甲斐の国の領主になった武田信玄が、
乾柿を奨励したことが、はじまりだとか。

江戸時代には、献上物にもなり、
甲斐八珍果のひとつにも数えられました。

大正時代。
冬の寒さと乾燥という、ころ柿作りに適した気候の
塩山市松里地区が、枯露柿の産地として発展し、
「枯露柿といえば松里」と言われるまでになりました。

「甲州ころ柿」は、甲州百匁柿(こうしゅうひゃくめがき)
と呼ばれる大きな渋柿を使用しています。

柿の肩の部分をナイフで2周りほどむき、
肩取りしたところから残りの皮をむいて吊します。

柿の発色を良くするためと、乾きを良くするために、
硫黄を加熱し亜硫酸ガスで燻蒸します。

その後、玉のれんのように吊して干し、
柿の表面が乾いてしっかりしてきたら、
ひとつひとつ、指でもむのだそうです。

30~40日かけて、
柿のまわりが白くなるまで、じっくり乾燥させて、
柿本来の旨味を引き出します。

ころ柿は、ものすごい手間暇をかけられて
作られていることが、よくわかります。

枯露柿。
誰が、この文字をあてがったのでしょう?

枯れた露の柿。
ちょっと謙虚で、とても洒落たネーミングですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月14日の誕生色 : 朱 色
■12月14日の誕生花 : ツルウメモドキ、他


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