シューマン作曲「こどもの情景」。
13曲からなる小品集。
タイトルは、シューマン自身がつけました。
それぞれの小品には、
ひとつずつタイトルがついています。
やはり、シューマン自身がつけたものです。
ただ、日本語訳には違いもあるようです。
全音楽譜出版社の
『シューマン・子供の情景 OP.15 演奏の手引き』
という本があります。
1冊まるごと、非常に興味深いです。
その中から、ひとつだけ。
かいつまんでお伝えしますね。
「こどもの情景」第1番目の曲。
私の持っている楽譜では「異国から」というタイトル。
他では、「知らない国々」、「見知らぬ国から」など。
この曲冒頭のモチーフである「B・G・F#・E・D」は、
1ページという短い作品の中で、12回も繰り返されます。
(6回×リピート)
どうして、12回も出てくるのか?
それは、この5つの音が、「こどもの情景」全曲にわたる
基本のモチーフだから。
そして、この第1番目の曲に出てくる、3つのモチーフ。
① 基本のモチーフ
上行する6度音程を伴う B・G・F#・E・D
② 第2のモチーフ
9小節目から12小節目の、ジグザグの動き
③ 第3のモチーフ
上行する音階
それから、2小節目や4小節目のような、
付点のリズムを伴って下降する音階。
「こどもの情景」全曲に出てくる、ほとんどすべての音は、
これら 3つのモチーフ か 付点のリズム のいずれかに
関連しているのだそうです。
第2と第3のモチーフも、基本のモチーフの変化形なので、
すべては、基本のモチーフに基づいているのですね。
…
この曲集の第1番目の曲が、
こんなにも意味深な曲だったなんて!!
この第1番目の曲を、
「繰り返しが多くて、つまらない曲・・・」
などとして、サッと通り過ぎてしまったとしたら。
この曲集の面白さを、味わうことなく、
全曲を通り過ぎてしまうことになりかねませんね。
「知らない国々」というのは、もしかしたら、
ここから展開される、シューマン・ワールドへのいざない
なのかもしれません。
13曲からなる小品集。
タイトルは、シューマン自身がつけました。
それぞれの小品には、
ひとつずつタイトルがついています。
やはり、シューマン自身がつけたものです。
ただ、日本語訳には違いもあるようです。
全音楽譜出版社の
『シューマン・子供の情景 OP.15 演奏の手引き』
という本があります。
1冊まるごと、非常に興味深いです。
その中から、ひとつだけ。
かいつまんでお伝えしますね。
「こどもの情景」第1番目の曲。
私の持っている楽譜では「異国から」というタイトル。
他では、「知らない国々」、「見知らぬ国から」など。
この曲冒頭のモチーフである「B・G・F#・E・D」は、
1ページという短い作品の中で、12回も繰り返されます。
(6回×リピート)
どうして、12回も出てくるのか?
それは、この5つの音が、「こどもの情景」全曲にわたる
基本のモチーフだから。
そして、この第1番目の曲に出てくる、3つのモチーフ。
① 基本のモチーフ
上行する6度音程を伴う B・G・F#・E・D
② 第2のモチーフ
9小節目から12小節目の、ジグザグの動き
③ 第3のモチーフ
上行する音階
それから、2小節目や4小節目のような、
付点のリズムを伴って下降する音階。
「こどもの情景」全曲に出てくる、ほとんどすべての音は、
これら 3つのモチーフ か 付点のリズム のいずれかに
関連しているのだそうです。
第2と第3のモチーフも、基本のモチーフの変化形なので、
すべては、基本のモチーフに基づいているのですね。
…
この曲集の第1番目の曲が、
こんなにも意味深な曲だったなんて!!
この第1番目の曲を、
「繰り返しが多くて、つまらない曲・・・」
などとして、サッと通り過ぎてしまったとしたら。
この曲集の面白さを、味わうことなく、
全曲を通り過ぎてしまうことになりかねませんね。
「知らない国々」というのは、もしかしたら、
ここから展開される、シューマン・ワールドへのいざない
なのかもしれません。
私も、本を読んで、初めて知りました。
文学とゲームやパズルが大好きだったシューマンは、
音楽にも、それらの要素をたくさん混ぜ込んでいるみたいです。
(そんなところに、私は興味を持ってみたり。。笑)
>でもどっちもなにげに難しいんですよね。
ですよね~!
どちらも優しい雰囲気の曲ですが、
弾き手にとっては易しくない曲ですよねぇ。
でも、どちらも、とっても素敵な曲♪
この曲集は、素敵ね☆
「こどもの」なんだけど、おとなのための曲集よね。
シューマン自身も、そう言っていたみたいだし。
シューマン作品。
素敵なものがたくさんあるけれど、
ピアノを習う上では、通らなくても良い道みたい。
でも、ブラームスよりは、出番があるかもね。(笑)
「こどものためのアルバム」に入っている曲は、
多分、オリーブさんも何曲かは習っているのでは?
私は、「楽しい農夫」や「メロディー」などを弾きました。
>上の記事での麻由子さんの発言が面白かったわ!
あはは♪
いつもトンチンカンだから、気の利いたトンチのひとつも、
サラリと言えるといいな~って思います。
全部の曲を、こと細かく見ているワケではなくて、たまたまなの。
いろいろ知ると、曲に対する興味も深まるしね。
ブラームスのワルツ集もだけど、
私って、こういう小品集みたいなのが好きみたい。。♪
シューマンは、yumiさんが取り上げてくれたお陰で、
私もじっくり見ようという気持ちになったのよ。
どうもありがとう♪
作曲家もいろいろ考えてるんですね。
こどもの情景で弾いたのは、この曲とトロイメライだけですが、もう一度しっかり練習してみようかな。
でもどっちもなにげに難しいんですよね。
「トロイメライ」「珍しいお話」も好き!
子供の情景ってシューマンの優しさや慈悲深さがにじみ出ている素敵な曲集だよね~!
麻由子さんは凄いな~!
いつも思うわ、曲に対する姿勢が深い・・・。
私は上っ面だけ読んで満足しちゃってる。
シューマンの「森の情景」も「クライスエリアーナ」も素敵だよね。
シューマンを習う機会がなかなか無いのはなぜだろうな。
そうそう。
上の記事での麻由子さんの発言が面白かったわ!
頓知うまくが使えるようになりたいっていうの♪
麻由子さん可愛いって思っちゃったわ。
麻由子さんの雰囲気と性格のわずかなギャップが私大好きなのよね(笑)。
猫を追いかけて消えた麻由子さんが今でも忘れられない・・・。
曲を弾くのにちゃんと勉強してるんだねぇ。
曲に対する姿勢が違うわ。
だから曲も丁寧に弾けるんだよね。
因みに私はこの曲集では「知らない国々」が1番好きなの。シューマンのこの子供の情景は優しさが溢れでてるよね。