前回のブログでご紹介した「WG-4GPSのGPSログ(その1)」に続く第二弾はGoogleMapsへの軌跡表示方法をご紹介します。
前回までは、GoogleEarthには表示できるものの、GoogleMapsにはうまく表示が出来ていませんでした。
やっと方法が見つかったので、ご紹介します。
ちなみにWG-4GPSのGPSログ取得の性能に関しては、「確実にログを残してくれる」事から大変満足してきました。
WG-4GPSとはこちらのデジカメです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3e/a7/f1a00d16ff276ac0ca20cb893e668ea1_s.jpg)
以前の「HULEX m-241c」は、電源を入れてGPSを補足するまでの時間がかかっていて、出発時にGPSが補足できない事が頻繁にありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/20/27/248301884309c206fa60b4f0df761dd3_s.jpg)
専用ソフトがあり、ログの取り込みは簡単で使い勝手も良かったのですが、なにしろ本体の動作が不安定でした。
さて、WG-4GPSでログを取得すると、SDカードに「GPSLOG」というフォルダが作成され「001_0806.KML」というような日付と枝番の付いたKML形式の
ファイルが作成されます。
これをパソコンにコピーして、軌跡の取り込み作業へと進みます。
GoogleEarthには簡単に取り込む事が出来ます。
まずはGoogleEarthを立ち上げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/79/6e8db851119573844fdb015969cc684d.jpg)
次に「ファイル」→「開く」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/fc/f5a9cb18b3673804b63a2413d2f9e56a.jpg)
ファイル名を指定します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/ff/6bb55ac3926dd504544bac8a55cc7242.jpg)
このファイル類の中で「枝番_日付.kml」という拡張子のファイルがWG-4GPSからコピーしたファイルです。
ファイルを取り込むとGoogleEarthではこのように見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/5d/8e778284c5acfcb91ed1870bccfef788.jpg)
「Points」の丸い点がGPSを取得したポイントデータです。
赤い線は「Track」です。これが期待していたGPSの軌跡データになります。
GoogleEarthの設定で「Points」のチェックを外すと、GPSのポイントデータの白い丸が消えて軌跡情報だけが残ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/31/bef9bc24106823b78b16c4537a7d0b56.jpg)
私はこの赤いGPSの軌跡情報をGoogleMapsに表示させたいと思っておりました。
【新しいGoogleMapsに表示させた時の問題点】
GoogleMapsにこの軌跡情報を表示させたいと思っても、普通にKMLデータの取り込みを行っただけではGoogleMapsの制約があって満足な軌跡が残りません。
どういう事でしょうか。
こちらはGoogleEarthに取り込んだGPSログデータです。先ほどの表示と変わりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/6d/acf4558fc90c04ff05da5a0b498c8737.jpg)
「Points(白い丸)」と「Track(赤い線)」がいずれも表示されている状態です。
「新しいGoogleMaps」で同じKMLデータを取り込むとこのように表示されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/7a/8a7416cb56b75fb5f312dd3ee202b5ec.jpg)
「Points(白い丸)」は表示されていますが、「Track(赤い線)」は表示されていませんし、ログデータも途中で切れてしまっているようです。
これは取り込む事のできるデータが無料版は100行までという制約があるためです。
という事は15秒ごとにログを取るなら25分しか記録できないという事になるでしょうか。それでは使えません。
いろいろ試したり探しておりましたが、やっとやり方を見つけました。
【GoogleMapsでGPSログの軌跡を表示させる方法】
ポイントはGoogleEarthでログの軌跡だけのデータを作成する事と、「以前のGoogleMaps」を使用して表示させる事です。l
この手順になります。
①GoogleEarthでログデータを作成
②「以前のGoogleMaps」に読み込み
まず、「①GoogleEarthでログデータを作成」からご紹介しましょう。
上のGoogleEarthで表示させる方法で「Track(赤い線)」のみを表示させます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/31/bef9bc24106823b78b16c4537a7d0b56.jpg)
次は重要です。「Track」をクリックして青い帯が表示されている状態にします。
たぶん、これが選択になるのだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/e2/1fcec2bdf6651478738e1c43b99954e2.jpg)
そしてデータを「保存」 → 「名前を付けて場所を保存」します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/55/b4a5ffacf9ffa8b0fd3d9b1a4b7c2e58.jpg)
ファイル名は元のGPSログデータ(KML)とは違う名前にして保存しましょう。
私の場合はファイル名の後ろに枝番(-1)を付けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/91/b47afe3dc2aa0dea8261239dfb67f048.jpg)
つぎに「②「以前のGoogleMaps」に読み込み」を行います。
GoogleMapsを表示させてください。
新しいGoogleMapsをお使いの方は画面右下の「?」マークをクリックして「以前のGoogleMapsに戻す」作業を行ってください。
「以前の Google マップに戻す 」 (公式ホームページ)
以前のGoogleMapsに戻られたら「マイプレイス」をクリックして、その下に現れる「以前のマイマップを使用して作成」をクリックします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/41/37c4e04bd1cff283e806187e4c02df4d.jpg)
「インポート」をクリックします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/c6/6651b3fd0a5acf36e96e72c3abfdd4e5.jpg)
新たにウィンドウが現れますので、「ファイルを選択」をクリックします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/79/b082802f5729616960b34fcc12bd15ad.jpg)
先ほどGoogleEarthで作成したファイルを選択します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/91/b47afe3dc2aa0dea8261239dfb67f048.jpg)
すると、GoogleMapsにログの軌跡データが表示されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ab/94d390b86d26e2965560e58f3e7ff709.jpg)
手順が多いようですが、インストールが必要なソフトではないので、何処にいても作業ができる点も便利だと思います。
将来はGoogleの方針変更等によって使えなくなる可能性がありますが、それはその時に考えましょう。
やっぱりログの軌跡データはGoogleMapsが見やすいですね。
今後はこちらを使用したいと思います。
ご参考にされてください。