今回の滝めぐりは、田村市都路の「行司ヶ滝」。
都路町へ行く朝の新聞に「行司ヶ滝遊歩道」の記事が載っていた。
遊歩道の紅葉が見頃を迎えたという。
国道288号線を通るときにいつも目にしていた「行司ヶ滝」の標識。
いつか行ってみたいと思っていたので大会終了後に行ってみた。
国道288号線から「行司ヶ滝入口」まで5.5km。
舗装道路の町道を進むとT字路にぶつかり左折する。
ここから駐車場まで1.3km。
舗装道路はここまでで砂利道の林道に入る。
狭い林道は車が交差が大変です。
無事に駐車場にたどり着くと駐車場は満車状態。
新聞に記事が出ていた影響かな?
車が1台出て行ったのでラッキー。
駐車場にはトイレが整備されています。
駐車場からは車の乗り入れ禁止で徒歩。
行司ヶ滝まで1.2km。
新聞では紅葉が見頃と出ていたが、風の影響か落葉が進み晩秋の雰囲気。
遊歩道入口に設置されたトロッコレール。
今から102年前に浪江駅を起点として葛尾村に至る浪江森林鉄道の整備が開始され、
5年後には浪江森林鉄道の支線となる行司沢支線開通した。
この鉄道で阿武隈山系の豊富な森林資源を首都圏に供給していたようです。
昭和6年に車道が整備されたことから廃線となり、その当時の往時をしのぶために設置されたようです。
行司ヶ滝遊歩道にもトロッコレールが設置されていたんですね。
林道を約400m程度進むと遊歩道入口に到着。
行司ヶ滝遊歩道は「ふくしまの遊歩道50選」に入っているようです。
遊歩道入口には案内図が設置されています。
行司ヶ沢
その昔、沢に行者が集まり、相馬論山勝利祈願の行をしたことから行司ヶ沢、
また、藩政時代に相馬藩と三春藩領地争いの行司をしたことから付けた名前ともいわれる。
ふくしま水の30選に選ばられているほど清冽さは素晴らしく、周辺には広葉樹の林が広がり、野鳥や昆虫が多く生息しています。
駐車場から滝までのアプローチは徒歩20分の遊歩道となっており、のんびりと森林浴が楽しめます。
と書いてあります。
遊歩道入口から「行司ヶ滝 男滝」までは860m。
行司ヶ沢に沿って落ち葉を踏みしめながら歩きます。
木々の落葉が進み紅葉を楽しむ時期は過ぎたような気がするが、
落ち葉を踏みしめながらの歩きは気持ちいい。
遊歩道の途中にある新聞に載っていた「行司ヶ滝 女滝」を遊歩道から望む。
沢へ下りるところが見つからない。
女滝を過ぎると行司ヶ沢は遊歩道からかなり下に見える。
ほぼ平坦な遊歩道は歩きやすい。
紅葉がきれいな時期や新緑の時期にのんびり歩きたいですね。
遊歩道の行き止まりからいよいよ行司ヶ滝へ向かいます。
滝までは170m。
標識を右手にちょっと登った後は急傾斜の山道を降りていきます。
急傾斜の山道には階段や鎖が設置されているが注意が必要。
山道が狭いのでお客さんが多いと渋滞が発生するようです。
不動明王の石碑。
不動明王の石碑を過ぎると滝が見えてきます。
行司ヶ滝 男滝
その昔、この滝の高さ10丈8尺(32.2m)と言われ、その絶景は田村郡の名勝地として広く紹介されていたそうです。
今では、高瀬川の電源開発に伴う取水口となっているため、高さが半減してしまったということです。
取水口の小屋があり柵が取り付けられているので川原には降りられません。
取水口の堰からの落水。
滝はこの下までの高さだったのかな?
沢に架けられた橋が遊歩道の終点。
行司ヶ滝から沢への合流地点の小さな滝。
ここまでの落差の滝だったら絶景だったと思いますね。
自然の絶景を壊してまで電源開発が必要だったんだろうか?
帰りは急な山道を登り返して。
お年寄りのお客さんが多かったので帰りの登りは渋滞発生。
足が不自由になると急な登りは厳しいですよね。
行ってみたかった「行司ヶ滝」。
今年中に念願がかないました。
今度は来年新緑の時期に来ようかな(^-^)。
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