84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

水無月

2010年06月05日 | Weblog

 

   6月1日 癖字子のアスパラガスのチルド便
   6月2日 山峡に老いる妹(いも)あり水仙翁
   6月3日 十薬のしたり顔する白さかな
   6月4日 雷(いかずち)や人界を去る宇宙人
   6月5日 老鴬の列島渡る政変劇

 宇宙から人(ソユーズの野口聡一飛行士)が帰り、地球から宇宙人(鳩山由紀夫首相)が去る政変劇で水無月(みなづき)が開いた。昨年の9月の拙句の「宇宙人迎へし国の9月かな」を思い出す。1年置きに、安倍・福田・麻生と変った旧政権に失望した国民が火中の栗を拾う思いで実現した新政権も8ヶ月余で鳩山さんから菅さんへと首相が変る。敵失を生かせない自民党。当面の国民は組閣人事と政策の出る8日を見守るしか術がない。山峡で老いる妹の庭から移植した「水仙翁」とドクダミの花が咲き出した狭庭である。