パパジョンの業績回復が鮮明です。
2005年度の既存店売上高は直営で前年比7.9%増。
FC同3.9%増と発表されました。(FC比率83%)。
【「ちらし広告」:パパジョン】

同社は、「品質志向の宅配ピザチェーン」です。
展開数は2565。
1店舗年商は66万9700ドル(約8036万円)。(2004年12月)。
業界では、ウェンディーズの創業者デーブ・トーマス氏との共通項
(1).成熟市場を切り開いた
(2).CEO自身がマスコミに露出するブランディング手法
が成功事例として頻繁に取り上げられます。
【同社の創業CEO・ジョン・シュナッター氏】
シンボルキャラクターとしてこんな風に広告に登場します

数年前の足踏み状態から見事に脱却。
成長軌道を回復した同社の成功要因は、「単純化」です。
官僚化した組織の簡素化。
消費者ニーズを起点とした新商品開発。
そして、昨秋、10年振りの大型商品
「パーフェクト・パンピザ」が市場に投入されました。
【パーフェクト・パンピザ / ラージ:$12.99】

同商品はパパジョンのエリアFCジー
フランク・カーニィー氏(=なんと!ピザハットの創業者)が関与。
カンザス州ウィチタで3年半の実験期間を経て
全国展開を開始。好調が伝えられています。
それにしても、ピザハット創業者が
アッサリと競合他社のエリアフランチャイジーになってご活躍とは・・・。
いかにもアメリカ的な話ですね。
復調パパジョン。
2001年以降続いた店舗数の減少傾向にも歯止めがかかり
3000店のマイルストーンもあっさり通過してまだまだ伸びて行きそうです。
※同社Webによると2005年11月5日時点での店舗数は2903となっています。
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